宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

マイクロソフトの迷惑人工知能やトヨタの現場混乱・5つの何故を改善させる MY進化論

2016年04月09日 09時59分06秒 | 生命
 グーグルの人工知能AlphaGo(アルファ碁)が韓国のプロ棋士イ・セドルを破って話題になった。一方でグーグルの自動運転車はバスと接触事故を起こしている。

 マイクロソフトの人工知能Tay(テイ)が、ツイッターで「ヒトラーは正しかった。ユダヤ人は嫌いだ」「フェミニストは嫌いだ。死んで地獄で焼かれればいい」などと書いたため実験中止になった。マイクロソフトは現在、オフラインで分析中らしい。

 トヨタの5つの何故は、3つの何故をさらに発展させたもので、製造現場のトラブルを解決させる方法として威力を発揮し、台数世界一の自動車メーカーになるエンジンとなった。例えば、パイプが腐食する、1何故⇒材質が悪い⇒2何故⇒材料に問題あり⇒3何故・。しかし、危険だとか無駄だとかの意見もあり混乱している。

 最近の人工知能の特徴の一つはビッグデータを扱っており、大量データの中から傾向を読み取り、細かくパターン分けしている。囲碁のような枠の中で動かす場合は問題が無いが、例えば車の場合は暴走しないという保証はないし、計算機に判断させると未来映画のように核戦争を起こしかねない。

 トヨタの5つの何故は優れた方法乍ら、使う人の感覚や能力の差もあり、また、どこでも使える手法とは言えない。

 実は最近の人工知能にも不足するのが正確な判断である。マイクロソフトのテイも判断が優れていたら、ヒットラー称賛にはならなかっただろう。しかし、判断は難しい、テーマによって判断方法が異なる。

 その解決法として提案できるのが先般、僕が東北大学で発表した進化論のコアだ。ESCL(循環論理の評価システム)と呼ぶ。循環論理は究極の論理であり、評価システムになっている。ある目的や仮説に関係する要素や条件の関係を繋いでループを形成することで評価する。

 分かり易い例では、あるテーマ(仮説)に関して否定的な意見、肯定的な意見、中立的な意見などの議論を重ねて進ませ、その議論が元の位置に戻る(ループ形成)という事でそのテーマは正しいとする。

 勿論、途中で出された否定意見が正しければそこでこのループ形成は別の議論を持ってこない限り途切れる。そこで交わされた議論がそのテーマを肯定するループの構成要素となる。ループ形成に空き要素ができた場合はそこを埋めることで完結する。

 面倒くさいねと言われそうだが、例えばビッグデータの場合は莫大なデータ(3千万手)を用意しなければならないし、コストも労力も莫大な上に、アルファ碁は碁にしか使えない。将棋やあるいは人類の発展に貢献できるわけではない。

 ESCLは僕が生物進化の駆動力と考えている評価システムであり、幅広い評価に応用でき究極の論理と思われるので人工知能(AI)は最終的にここに到達すると予想する。人類へのプレゼントだが、現代人は誰もそう思っていない。

◆なかなか忙しくて、ブログもままならない。2月からの日経新聞が山のように積まれたままで、4月に入っても読めないでいる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする