本日早朝、北海道南西部地方で震度6強の大地震により苫東厚真発電所の全機が緊急停止し、これが原因で北海道全域が停電に追い込まれた。同発電所は165万キロワットの道内最大の発電所(石炭火力)で、地震発生時は北海道の使用電力の半分を供給していた。
苫東厚真発電所のような電力供給比率の高い発電所の停止で相応の計画停電ができない場合には、他の発電所では負荷を賄えなくなり、周波数が下がるので、他の全発電機が自動停止してしまう。これが今回、北海道全地域で停電した原因だ。例えば、4人こぎ自転車で急坂を上昇中に二人がダウンしたら、速度(発電機の周波数に相当)が落ち、残り二人もダウンするようなものだ。
このニュースに僕は驚いた。いかに大発電所とはいえ、1か所が停止して、全域が停電なんてことは前代未聞。何故なら、発電所停止時に停電させる大口ユーザーや住宅地域(限定的)はあらかじめ決められており、そのためのシーケンスも組まれている。変電所などで供給系統を瞬時に切り分ける。これらの準備が不十分だったか、機能しなかった。
すくさま北海道の友人にネットで連絡したが返事が来ない。いつも、活発に事件や事故を報告するフェイスブック仲間(北海道)もなんでか音なし。通信網も切れているのか。幸い泊原子力は1~3号機が停止中で影響はなかった。
参考になるのが四国の坂出発電所で送電線鉄塔が倒れて、送電停止となった例。1998年坂出発電所からの送電鉄塔で何者かがほとんどのボルトを抜き取っていたために倒壊し、送電停止で周辺の住宅で停電、工場などが操業停止に追い込まれたが、電力供給系統の切り分けなどで四国全域の停電にはならなかった。
北海道の震源地近くの山は広い範囲で崩落し土肌が現れている。ひどい地震だったんだ。震度6強なんていうのは聞くだけでも耐えられんね。それにしても、思い出すのは2013年の北海道JR・脱線事故。レール幅が基準を超えていたのに放置されていたことが原因。隠ぺいも有った。北海道はおおらかな地域と見えて、何か緩んでいるのでは?
苫東厚真発電所のような電力供給比率の高い発電所の停止で相応の計画停電ができない場合には、他の発電所では負荷を賄えなくなり、周波数が下がるので、他の全発電機が自動停止してしまう。これが今回、北海道全地域で停電した原因だ。例えば、4人こぎ自転車で急坂を上昇中に二人がダウンしたら、速度(発電機の周波数に相当)が落ち、残り二人もダウンするようなものだ。
このニュースに僕は驚いた。いかに大発電所とはいえ、1か所が停止して、全域が停電なんてことは前代未聞。何故なら、発電所停止時に停電させる大口ユーザーや住宅地域(限定的)はあらかじめ決められており、そのためのシーケンスも組まれている。変電所などで供給系統を瞬時に切り分ける。これらの準備が不十分だったか、機能しなかった。
すくさま北海道の友人にネットで連絡したが返事が来ない。いつも、活発に事件や事故を報告するフェイスブック仲間(北海道)もなんでか音なし。通信網も切れているのか。幸い泊原子力は1~3号機が停止中で影響はなかった。
参考になるのが四国の坂出発電所で送電線鉄塔が倒れて、送電停止となった例。1998年坂出発電所からの送電鉄塔で何者かがほとんどのボルトを抜き取っていたために倒壊し、送電停止で周辺の住宅で停電、工場などが操業停止に追い込まれたが、電力供給系統の切り分けなどで四国全域の停電にはならなかった。
北海道の震源地近くの山は広い範囲で崩落し土肌が現れている。ひどい地震だったんだ。震度6強なんていうのは聞くだけでも耐えられんね。それにしても、思い出すのは2013年の北海道JR・脱線事故。レール幅が基準を超えていたのに放置されていたことが原因。隠ぺいも有った。北海道はおおらかな地域と見えて、何か緩んでいるのでは?