これまで仏教からキリスト教に改宗出来ないかとぼんやり考えたことがある。キリスト教は協会や墓が明るいし、神父が悩みに相談に乗ってくれそうなところが魅力だ。そして、実に従来の宇宙論と進化論はキリスト教に紐づいている。
僕は子供のころから宇宙の謎を考え始め、やがて生物進化も解明すべきテーマに加わった。二つの謎は、大変興味深く、考え始めると止まらなくなる。勉強するわけではないから、最初は全く分からない。然しずっと続けて考えることは、常識的(教科書)ではない結果を導くものだ。
2014年の電気学会全国大会で、二つの科学の謎について否定する大胆な仮説を発表した。座長は宇宙と進化とどういう関係がるかとご立腹だった。ただ僕の頭の中では並列して物語が進む。二つの謎の共通点は循環が存在を形成し維持しているところだ。
宇宙は永遠の循環プロセスを形成し、進化は循環を評価する等価的なシステムが高度な発展への駆動力となっている。僕の仮説が進むとともに、従来説とは乖離が大きくなった。
宇宙は加速度的に膨張しているからビッグバンが無かったことが明らかだし(*1)、遺伝子はタンパク質のアミノ酸組成を表すだけで、コピーミスしても進化にはならない(*2)。然しながら、ビッグバン説も、新ダーウィン説もキリストの万物創造から来ている。
*1 宇宙の加速度的な膨張のつじつまを合わせるように、ダークエネルギーを発表している。斥力が真空から発生し、天体を押しやるという話だが、実観測でも存在が証明されていない。
*2 遺伝子のスイッチを入れたり切ったりするエピジェネティクスの機能が解明されつつある。生体の設計図はDNAの遺伝子ではなく、その他のDNAにあることを僕は予言していたが、あっさり証明された。
だからキリストの万物創造を否定する仮説も理論もキリスト教では受け入れられないのだ。キリスト教信者にとって万物創造を否定される事は、自らの存在を否定されるようなものだ。
だから世界がどれだけ進歩しても、時代が遥か彼方に移行しても、ビッグバン理論と、新ダーウィン説は存在し続ける続けることになる。