日本が借金を抱えるように持って行ったのはアメリカだ。かつて、アメリカは双子の赤字に悩んでいた。そんな状況下で日本が経済でアメリカに挑戦し、アメリカを抜く勢いを見せ、ロックフェラーセンタービルなど買いまくったものだから、アメリカは怒り心頭だった。
この日本の姿勢がアメリカをして中国へ走らせる要因となった。つい先ごろまでアメリカ人は中国大好きと言ってはばからなかった。ひっくり返せば、日本大嫌いだった。
かつて日本は優良財政だったが、日本に対して対策を次々打った中で、日本が借金を抱えるように公共投資などを積極的に実施するよう仕向けたのがクリントン大統領他アメリカ政府だった。
今や国家財政の4分の1が国債という借金と利払いだ。借金を払うためにまた借金を重ねるようになり今後この借金は指数関数的に増え続ける。僕は物価上昇でインフレに導くアベノミクスを支持していたが、時間を稼いで強力な経済対策を打つのが条件だった。
しかしながら、アベノミクスでは薬をネットで販売する話が実現したというのが印象に残ったぐらいで有効な経済対策が見えなかった。何しろ日銀は紙幣発行権限を持つから怖いものが無く、国債依存は楽だ。また、円安圧力に負けて金利を上昇させると、利払いが急上昇する。いずれにせよ借金まみれは続くだろう。
問題は何時から本気で経済政策を実行するかだ。少々の事では借金の増加が止まらないから、やがて国家予算の過半数が借金ということになるのではないか。
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