昨年からの予想どうり舛添氏の勝利となった。同い年(私の方が半年早い)なので年代的な性格は分かる。私も東大の研究生を3か月やったから、学部は違うがミクロの縁は有った。彼は学者なので、情報は豊富で弁も立つと思う。
問題は現場的な解決力、実行力、もっと言えば都庁職員のコントロールだろうね。厚生労働大臣としても何を実行したのか良く分からない。明確な目標を立てぶれない事。官僚など公務員を動かすには人事、人事、人事。
公務員は上手に作文して予算取りに来る。うまく上を説得(騙し)して予算を多くとるのが彼らの仕事。結果がどうなろうが知った事ではない。無責任体質そのものだから、隠れた事実をどう見破るかがカギ。
オリンピック、防災安全都市、高齢化、福祉、待機児童、公害、道路老朽化など問題は山積み。原子力は自然体で良いでしょう。警視庁には外部監査を入れて欲しい。
彼は課題解決が苦手に見えるから、3人程度の中心スタッフと実務家・専門家などで構成するチームを作るのが良い。前の猪瀬知事のように暴走するのではなく、課題をどんどんチームに投げて検討させる。
かなり高めの目標を設定し、誰が実行力が有るかを見極める。口だけの人間は外して入れ替える。もし、公務員の神輿に完全に乗るようであれば、先行きは暗い。
舛添氏も輪に加わり、徹底的に議論して方向や実施方法を決めてゆく。アメリカ大統領スタイルだが、東京は既に世界都市だし、世界一になるには戦略的な進め方を要する。その戦略の基本は情報収集と事実関係の徹底確認。
安倍首相にも言うべきことは言わなければならない。調整役に終始すると存在価値が無い。兎に角、貧乏な時代に生まれ鍛えられてきた1948年生まれが一人でも多く活躍する事は日本の未来にとって喜ばしい。
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