何度も言っているように、遺伝子はアミノ酸の構成を表しているに過ぎない。遺伝子なんぞというものだから、誇大広告みたいになって、生物の設計図でも入っているのかと過度な期待を持たせてきた。利己的な遺伝子なんて言う書籍も出版された。どこが利己的なんだろうか。
僕の計算によると、DNAに含まれる遺伝子の割合は1%に過ぎず、だから僕は様々な情報やノウハウが残り99%のジャンクDNAに入っていると予想し、電気学会で発表した。当時、あまりにも飛び跳ねた話と思ったから、僕もちょっとビビッて大袈裟には書かなかった。
残り99%のDNAに莫大な情報が収納されているとは思ったが、どのような形かは全く想像できなかった。メチル化とかヒストン修飾とか、ここらは理解できない。ただし、生物の本質に関して言えば、エピジェネティクスが最も科学的で正確だ。
ただし、ただし、今僕はエピジェネティクスでもつかみ切れていない世界を進んでいる。まさしく、進み過ぎた仮説をさらに進めるべく、僕の脳の中で創造しているのだ。2003年に発表した「評価システムが進化の駆動力になっている」という基本仮説は今でも斬新すぎて誰も追いかけられない。当たり前の事なんだけどね。
だから僕は独走している。今のうちに、沢山仮説を積み上げておきたい。
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