マッタリ風景

散歩写真と戯れ言のブログ

19セイコー

2010年12月05日 | 戯言









昨日と打って変わって、今日は青空が戻りました。
朝から、青空が広がって、穏やかな天候でした。日向にいると、暖かさを感じました。


上の2枚は、稲荷神社で撮影した写真です。
図書館へ本を返却に行った帰りに寄りました。参拝と神社ネコさんの撮影が目的です。
こんなピーカンの天候だったので、神社境内のゲートボール場でゲームが行われていました。で、ネコさんが日向ぼっこするベンチがないので、神社の廻りにちらほらと姿が見えるだけでした。
人の姿が多いと、警戒心が強くなるようで、楽々と撮影ができませんでした。


下の写真は、先日修理に出した機械式の時計です。
ご覧のとおり懐中時計です、巷では「19セイコー」と呼ばれています。

この懐中時計は、旧国鉄が職員へ配布していた時計で、昭和4年(1929年)に製造が開始されて、昭和46年(1971年)まで作られていたそうです。
いくつかのバリエーションがありますが、私が持っている時計は1946年から1950年まで作られた型です。
第二次世界大戦後の資材が乏しい時代に作られた時計と言う事になります。

祖父は、国鉄に関係する会社へ勤めていましたので、多分旧国鉄の方から入手したと想像しています。
背面に配布した年が背面に刻印されている場合もありますが、この時計には刻印が打たれていませんでした。
修理を依頼した時、いつ頃製造されたのか、分かれば教えて欲しいとお願いをしました。さすが19セイコーを多々修理をしている時計屋さんです、「昭和28年製(1953年)」と教えてくれました。私が生まれる以前の時計でした。

修理の際、風防(アクリル製)は取り替えましたのでピカピカです。でも、文字盤は焼けていますし、筐体のクロームメッキは剥げて真鍮の地金が見ています。見た目は状態がよくありません。
この時計、かなりの数が製造されたので、今でも中古で入手可能です。
私が支払った修理費用以下で、もっと年式が新しくて綺麗な19セイコーを購入できます。そんな状況もあって、修理を迷ったのですが、祖父から引き継いだ時計ですから、思い切って修理したわけです。

JRでは、今でも懐中時計を使っています。さすがに機械式ではありません、クォーツ化されて、少し小型になっています。
この時計も2万円程度で入手可能です。従って、中古の御先祖様の方がずっと高いわけです。
今は、鉄チャンが多くなったので、需要が多いのだと思います。

修理したお店から帰ってきたときに、組紐とセーム皮のケースがおまけについてきました。この懐中時計は、組紐が似合います。
日常も使おうかと思ったのですが、支払った修理費を考えると、ちょっと踏ん切りがつきません。
ただ、機械式の時計は使わないと調子が悪くなりますから、毎日一回ゼンマイを巻いています。








コメント
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