
日中は、相変わらず蒸し暑い日々が続いています。
でも、ここ数日は、夜遅くなると涼しい風が吹き込んできて、天然の扇風機のようです。
窓を開けて眠れば、エアコンをいれなくても大丈夫です。
実家に帰省した時は、明け方は肌寒くて目が冷めましたから、夜は秋が支配を強めつつあるんでしょうね。
実家へ帰省する時、パーキングエリアで昼食と休憩を取りました。
パーキングエリアの建物に隣接して、ちょっとしたミニ森林公園が設置されています。
公園は、高い木が育っているので、強い日差しを遮ってくれて、心地良い木陰を作っていました。
今日の写真は、そこで撮影したものです。
木に、セミの抜け殻があるのを見つけました。
何時も見慣れている、アブラゼミとは違って、少し小さめで、殻が硬そうな抜け殻でした。
帰宅して調べたら、ニイニイゼミの抜け殻だと分かりました、泥をかぶっているのが特徴だそうです。
ニイニイゼミ自体は、子供の頃セミ取りをして、捕まえたことがありますので、分かるのですが、抜け殻は初めて見たと思います。
セミ取りをしていると、大量に捕獲できるは多数派を占めるアブラゼミです。
時々、ニイニイゼミ、チッチゼミ、ヒグラシなどを捕まえると、それは宝物のように感じたものです。
特に、羽が透明なセミは、珍重されていました。この手のセミは、余り見かけませんでしたからね。
今でも、羽が透明なセミをみると、そんな昔の事を思い出します。
子供が小さい頃、山形県の米沢市を訪れたことがあります。暑いさかりに、米沢城を見学したのですが、セミがうるさいほど鳴いていました。
木に止まっているセミを見たら、羽が透明なセミでした。しかも、どの木を見ても、そのセミが張り付いているんです。
子供の頃、珍重した羽が透明なセミを、そんな大量に見たのは、生まれて初めての経験でした。
鳴き声からすると、ミンミンゼミのようでした。古里でも、時々鳴き声は聞いたと記憶していますが、姿はは殆ど見たことがありません。
しかし、所変われば品変わると言いますが、場所によっては透明な羽を持ったセミが、普通になところもあるんですね。

