マッタリ風景

散歩写真と戯れ言のブログ

クマさん

2012年10月17日 | 福島潟






今日の朝刊を見たら「柿のある場所、クマ注意」という見出しが目を引きました。
このところ、人里でクマが出没して、ニュースになっています。
昨年は、クマの餌となるブナの実が豊作だったけど、今年は凶作なので、クマは冬眠を前に柿を食しているそうです。

野生のクマを見たのは、いつだったかなと記憶をたどると、本当にはるか昔になります。場所は、旧入広瀬村(現在の魚沼市)の浅草山荘(国民宿舎)を訪れた時です。
山荘の駐車場へ車を入れたら、双眼鏡を三脚へセットして、椅子に座って山のほうを見ている人がいました。
何をしているのかと聞いたら、山の中をクマが歩いているので、監視しているのだそうです。
双眼鏡をのぞかせてもらったら、山の中をクマが動いているのが見えました。
浅草山荘は、クマの縄張りとなる山の中に建てた建物ですから、クマがいるのは当たり前と言えば、当たり前です。
今は、里山の手入れができなくなって、人間とクマの結界が取り払われてしまって、クマが人里に出没するようになりました。
日本の原風景というのは、日本人の安全も保証していたのだと感じます。

写真は、先週末に、福島潟で撮影した柿です。
潟来亭の前に、シンボルツリーのように植えてある柿の木ですが、実をたわわにつけていました。
この柿の実は、ほとんど鳥の餌として食されてしまいます。
いくら人里へクマが出没するようになったとはいえ、まさか沼地にまでクマがやってくるとは思えませんが、こればかりは分かりません。
今年の紅葉撮影は、クマに注意する必要がありそうです。













コメント
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