ふくやま美術館の特別展.
田島さんのメッセージが貼ってあって,「絵本は本になったものが作品であり,原画は印刷してしまえば絵本とはべつのもの.でもいっぽう,原画は原画で芸術作品と考えている」とのことである.
田島さんの絵は「ふるやのもり」のような,
一気に描く,ある意味で乱暴な絵という
イメージを持っていたが,
この,絵本「ふきまんぶく」のなかの一枚のように,
丁寧な絵も描くのだ,と感心した.
たしかに,この絵は絵本のストーリーを知らなくても,
独立した絵画として鑑賞できる.
でも,この誇張遠近法はやっぱり田島流かも.
会場には絵本が沢山置いてあって,「ふるやのもり」も「ふきまんぶく」も読了できた.
蕗という名のお嬢さんが産まれた一週間後に絵本「ふきまんぶく」が完成したのだそうだ.
ジャズ研で fukiman をメールアドレスにしていた方がおられた.教養高い彼女のこと,きっと このあたりから採られたのでしょう.
さて,田島さんの絵はどんどん変わっている.線画とか,木の実を使ったものもある.
それでも 田島征三は田島征三.
モードをやっても・電気楽器を使っても,マイルスはマイルス...と,同じだろうか,違うだろうか.
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