「高校生が描いたヒロシマ 原爆の絵画展」より.
a では右の学生服の少年は飛び出した自分の眼球を手のひらで受け止めている.Youtube の動画をトリミングさせていただいた.
何で真夏に学生服? 飛び出したのは原爆投下直後の瞬間と思うが,これは多少の時間が経ってからの絵のようだ... などは下衆の勘繰りというものだろう (何か解説されていたかもしれないが,人が多くて読めなかった).リアルタイムで見るとひたすら怖い.
b のように熱線でズル剥けた皮膚を腕からぶら下げて彷徨する絵は,広島に来てから初めてあちこちで意識するようになった.都道府+他県の方に知っておいていただきたいと思う.
これは彷徨したご本人から直接の聴き描き.本人からの,この色は違う...などの数多くのダメ出しに対し,外野から,本人が本人を見えたわけはないだろうとの,これまた下衆の勘ぐりがあったという (この絵の作者のギャラリートークによる).描かれたのは6年前で,作者は現在大学4年生.「次世代と描く...」をテーマとする卒論を執筆中とのことである.
地獄絵だけではなく,一見のんびりした絵もあった.c は2人の幼児が飛行機に手をふっているところ.じつはこれは米軍機エノラ・ゲイ? .Youtube の動画をトリミングさせていただいた.
米型に貼られたガラスなど,この絵に既視感.この絵の小さい方が当時4歳だった 16 トンと重なるのだ.もちろんこちとらは広島にいたわけではないが,似たような風景は全国的だったかも...