Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

ピアノの黒鍵の位置

2019-08-01 21:03:23 | 新音律

ピアノの黒鍵の中心線は白鍵の境界に一致する...ようには作られていない.

黒鍵は2つ並び,間をおいて3つ並ぶというパターンの繰り返しである.

3つ並んだ黒鍵では,中央の黒鍵の中心線だけは,確かに白鍵の境界に一致している.しかし左側の黒鍵の中心線は白鍵の境界よりも左寄り,右側の黒鍵の中心線は白鍵の境界よりも右寄りである.この3つの黒鍵間の距離は,白健間の距離より少しだけ広い.

2つ並んだ黒鍵でも同様に,左の黑鍵はやや左寄り,右の黒鍵はやや右寄りである.2つの黒鍵間の距離は,白健間の距離より少しだけ広い.

その代わり,2つグループ・3つグルーブのグループ間の距離は狭くなっている.

写真のピアノはスタインウェイだが,我が家のヤマハの鍵盤でも同じである.今確かめたら,安物の midi キーボードでさえ同じである.

この方が弾きやすい?


J 子がピアノの絵を描いているが,鍵盤で難航.

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竹久夢二「出帆」

2019-08-01 09:07:26 | 読書
函には「自伝画集 出帆」とある.竜星閣 (1958).古書店で1800円.
もとは 1927 年から都新聞 (現在の東京新聞) に掲載された小説.1940 年に恩地孝四郎のブックデザインで全3巻でアオイ書房から刊行されたが,この竜星閣は戦後,好事家が美濃紙に墨で描いた原画を入手したのを機会に刊行したもの.定価800円は現在では6000円くらいに相当しそうだ.
連載一回ごとに,左ページに挿絵,右ページに文章を配置してある.新聞での掲載形態は知らないが,この本は画集のような体裁で,だから「自伝画集」と名乗っているのだろう.
自伝ではあるが小説で,主人公は山岡三太郎.息子たちや離婚した妻・関係した女性たちは変名で登場する.ちなみに銀座の百貨店は梅屋で,名古屋の百貨店は梅坂屋である.ただひとり ? 久米正雄が実名で登場する場面がある.
夢二流美人画主体の挿画とあいまって,女性遍歴をいちいち書いた文章は風俗小説タッチ.ときどき「三太郎には,争うとか主張するとかいう気性が欠けていた」といった調子の自己批判があらわれる.
挿画では女性像が十分堪能できる.お葉 (小説ではお花) をモデルに気合が入った制作であり,小説と実生活が実時間で同時に進行した場面もありそうだ.挿画の手法はグラフィックデザイン調もあり,またその対象は風景画もあったりで,バラエティに富んでいる.

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reading

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