【米国】:トランプ一族が相続税470億円脱税か 米NYタイムズが報じる
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【米国】:トランプ一族が相続税470億円脱税か 米NYタイムズが報じる
11月の米中間選挙を前に、共和党にとって大打撃になる可能性のあるトランプ大統領の脱税疑惑が浮上した。1990年代に、両親から資産を相続した際に、約4億1300万ドル(約470億円)を脱税したというのだ。2日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が報じた。
同紙は、トランプ大統領が公開していない過去の確定申告書や財務記録など10万ページ以上の記録を入手。関係者への取材とあわせて分析した調査報道記事を掲載した。
トランプ米大統領(C)ロイター=共同
トランプ大統領の父親はニューヨークの伝説的な不動産業者で、トランプ大統領と兄弟は主に90年代に、合計10億ドル(約1130億円)以上を相続。法定税率を適用すればその55%を納税しなければならなかったが、わずか約5%の5220万ドルしか納税していなかったという。
トランプ大統領と兄弟は父親の生前から、ペーパーカンパニーを設立して多額の資産を贈与と偽装する手法で納税を回避していた。また父親の資産の価値を可能な限り小さく偽装して相続していたという。専門家はこうした手法は「税制上疑わしく、脱税の疑いがある」と指摘している。
この報道に関し、トランプ大統領の弁護士チャールズ・ハーダー氏は「100%虚偽で、ひどい中傷だ」との声明を発表した。
元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース 政治・経済 【政治ニュース】 2018年10月03日 15:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。