【新型コロナ】:広島・山口、まん延防止開始 中国地方、感染累計5万人超
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新型コロナ】:広島・山口、まん延防止開始 中国地方、感染累計5万人超
広島、山口の両県で9日、新型コロナウイルス対応の改正特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」の適用が始まった。両県は、外出機会の減少を呼び掛け、対象区域の飲食店には酒の提供停止を要請する強い措置を取る。中国地方5県の感染者はこの日、累計で5万人を突破。新変異株「オミクロン株」の影響で、感染拡大が続いている。
普段の休日と比べて人通りの少ない広島市中区の歓楽街(9日午後7時45分)
全国的に「第6波」に入ったとの見方が強まる中、沖縄も含む3県が31日までの予定で重点措置の期間に入った。同措置は緊急事態宣言も含めて昨年9月末に全面解除されて以来、約3カ月ぶり。岸田政権では初めてとなる。今後、期間の延長や宣言への移行という可能性もある。
広島県の対象区域は、広島、呉、竹原、三原、尾道、福山、大竹、東広島、廿日市、江田島の10市と府中、海田、坂の3町、山口県は岩国市と和木町。両県とも、区域内の飲食店に午後8時までの時短営業と酒類の提供停止を要請した。公共施設の利用やイベント開催にも制限がかかる。
中国5県で9日に発表された新規感染者は計893人で過去最多となった。初の感染者公表となった2020年3月4日から1年10カ月で、累計の感染者(20年12月10日以降は再陽性を含めて集計)は5万668人に達した。県別は、広島2万4445人▽岡山1万5799人▽山口6789人▽島根1897人▽鳥取1738人。
感染者の死亡は9日までに計442人。昨年11月以降は、広島県の1人だけとなっている。(文・衣川圭、写真・河合佑樹)
元稿:中國新聞社 主要ニュース 社会 【医療・新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の影響で、感染拡大】 2022年01月09日 22:52:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。