路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【話題】:Netflix版『新聞記者』の踏み込みがすごい! ■綾野剛が森友問題キーマン官僚に、

2022-01-24 07:05:50 | 【新聞社・報道・公共放送NHKの功罪・マスコミ・雑誌・世論調査】

【話題】:Netflix版『新聞記者』の踏み込みがすごい! ■綾野剛が森友問題キーマン官僚に、安倍御用ジャーナリストはあの人が…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【話題】:Netflix版『新聞記者』の踏み込みがすごい! ■綾野剛が森友問題キーマン官僚に、安倍御用ジャーナリストはあの人が… 

 動画配信大手のNetflixで13日から世界独占配信がはじまったドラマ『新聞記者』(全6話)が、大きな話題を集めている。

Netflix版『新聞記者』の踏み込みがすごい! 綾野剛が森友問題キーマン官僚に、安倍御用ジャーナリストはあの人が…の画像1

Netflix版『新聞記者』(公式HPより)

 この作品は、東京新聞望月衣塑子記者の著書を原案とし、シム・ウンギョンと松坂桃李のダブル主演で2019年に公開され、日本アカデミー賞を受賞するなど話題を集めた映画『新聞記者』のドラマ版で、映画と同じく藤井道人監督がメガホンを握ったが、今回のNetflix版では森友公文書改ざん問題をメインテーマとして扱い、映画版以上に中身の濃い仕上がりに。あの「私や妻が関係していたということになれば、それはもう私は、それは間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということははっきり申し上げておきたい」という、公文書改ざんの起点となった安倍晋三首相の発言もしっかりと登場する。 

 そして、配信からわずか1週間も経たないうちから、SNS上でも評価の声が次々に投稿され、Netflix「今日の総合TOP10」ランキング(日本)では堂々の1位に。23日現在も『パラサイト』のチェ・ウシク主演の韓国ドラマ『その年、私たちは』に次いで2位にランクインしている。

 だが、それも当然だろう。まず、驚かされるのがキャストの豪華さだ。官房長官会見で質問妨害に遭っても粘り強く質問を重ね、ネット上で「炎上記者」と呼ばれている主人公・東都新聞の松田杏奈記者を演じるのは、『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(テレビ朝日)シリーズでおなじみの米倉涼子。“反骨の強い女性”という米倉が得意とする役柄だが、今回はオーバーな演技は抑えられ、人の痛みに寄り添おうとする繊細な心情表現に挑んでいる。

 また、森友公文書改ざん問題にスポットを当てている今回のNetflix版『新聞記者』では、公文書改ざんを命じられ、自死するにまで追い込まれた近畿財務局の職員・赤木俊夫さんをモデルにした中部理財局職員・鈴木和也を『北の国から』シリーズで知られる吉岡秀隆が、妻の鈴木真弓を寺島しのぶが演じている。吉岡・寺島ともにその演技力は折り紙付きだが、とりわけ国家公務員として矜持を持つ鈴木が、国家的犯罪を押し付けられ、心身ともに蝕まれていく様には、視聴者の胸を締め付けると同時にこの事件の重さをあらためて突きつけている。 

 また、奨学金のために新聞配達をしながらも新聞の読み方がわからず、政治や社会問題に関心がない大学生・木下亮を、人気の若手俳優・横浜流星が好演。就活中のどこにでもいそうな大学生が、国家を揺るがす大事件に絡み人生を左右される展開は、ドラマのもうひとつの大きな軸となっている。

 だが、Netflix版『新聞記者』で驚嘆させられるのは、現実の事件に関与していた人物がモデルになっていることがとはっきりとわかる登場人物を、日本映画界・ドラマの第一線で活躍する豪華俳優たちが演じていることだ。

 その筆頭が、綾野剛だ。綾野が演じるのは若手エリート官僚で、内閣総理大臣夫人付き秘書である村上真一。本サイトの読者であるならばすぐにわかるだろうが、綾野の役のモデルとなっているのは、安倍昭恵氏の秘書として森友学園への国有地売却をめぐり2015年11月に財務省国有財産審理室長の田村嘉啓氏に“口利きFAX”を送るなどの役割を担っていた政府職員・谷査恵子氏なのだ。

 ◆綾野剛が演じる森友問題のキーマン官僚 忘れられた安倍昭恵首相夫人付き・谷氏をクローズアップ

 谷氏といえば、森友学園籠池泰典・前理事長が谷氏の“口利きFAX”以降に「非常に瞬間風速の速い神風が吹いた」と語ったことによって国有地売却問題のキーマンとして大きな注目を集めたが、すると、安倍官邸は谷氏を2017年8月にノンキャリアとしては異例の在イタリア大使館1等書記官に栄転させてしまった。つまり、公文書が改ざんされていた事実が判明したのは“高飛び”後だったため、谷氏は国有地売却への昭恵氏の関与を裏付ける重要なキーマンであるにもかかわらず証人喚問されることもなく現在に至っている人物なのだ。

 イタリアに栄転したために国会で追及を受けることもメディアに張り付かれることもなかったためか、森友問題に特段の関心がない人にとってはもはや忘れられた存在になっている谷氏。しかし、公文書を改ざんするまでにいたった国有地売却の問題の真相究明は、谷氏の追及なくして考えられないものだ。

 実際、2018年に公文書が改ざんされていたことが発覚し、改ざん前文書が開示されたことによって、谷氏はFAXのみならず、財務省理財局に電話で「安倍総理夫人の知り合いの方から優遇を受けられないかと総理夫人に照会があり、お問い合わせさせていただいた」と伝達していたこと、田村氏が谷氏に折り返しの電話をかけていたという重要な事実が判明。このとき安倍首相は「値下げをしてくれ、優遇してくれということではなく、制度に関する問い合わせ」などと強弁していたが、その後、日本共産党の辰巳孝太郎・参院議員(当時)が国会で突きつけた国交省大阪航空局作成の内部文書によって、じつは谷氏が田村氏に対して「新聞報道であった介護施設に対する賃料引き下げの優遇措置を小学校にも適用出来ないのか」「貸付料の減免、土壌汚染対策工事中の免除等はできないのか」などと具体的に照会していたことが明らかになっている。

 つまり、森友に約8億円もの値引きがおこなわれた背景には、時の総理として絶大な権力を振るっていた安倍首相の夫人である昭恵氏の存在があり、その代理人として直接、働きかけをおこなっていたのが谷氏だったのである。

 そして、Netflix版『新聞記者』では、多くの人の記憶から消えかかっている谷氏をモデルにした村上を重要人物としてクローズアップし、フィクションとしての脚色を施しながらも、あらためて谷氏が森友問題のキーマンだということを再認識させようとしているのだ。

 しかも、その役を演じるのは、綾野剛という実力派の人気俳優──。映画版『新聞記者』も官邸と一体化した内閣情報調査室の暗躍ぶりを描くなど政権批判に踏み込んだものだったが、松坂桃李が熱演した主人公のひとりであるエリート官僚役はあくまで特定のモデルのいないフィクションの役柄だった。しかし、Netflix版『新聞記者』で綾野が演じるのは総理夫人付き秘書という個別具体的な設定であり、森友問題が「総理案件」で公文書改ざんは「官邸主導」だったとしか考えられないことをはっきりと指し示す役割なのだ。この役を綾野が引き受け、演じているという事実ひとつだけでも、本作の“ありえないすごさ”を表しているだろう。

 ◆政権御用ジャーナリスト・山口敬之氏を彷彿とさせるユースケ・サンタマリア

 だが、本作でもうひとり注目すべき登場人物は、ユースケ・サンタマリアが演じる豊田進次郎だろう。

 豊田は五輪招致にもかかわる新報エージェンシーに所属しながら内閣官房参与として政権に多大な影響力を誇り、総理補佐官の中川久志(佐野史郎)や内閣情報調査室の多田智也(田中哲司)とはツーカーの仲。首相の素顔を伝えるヨイショ本を執筆したり、テレビではコメンテーターとして政権擁護を繰り出しているが、じつは豊田はAI技術の開発に深く関与し、経産省から出ていた多額の助成金をめぐって逮捕状が出されながらも、逮捕直前で取りやめになるという疑惑があり……という人物だ。

 これまた現実に安倍政権下で暗躍したさまざまな人物や事実を下敷きにした脚色が施されてはいるが、この豊田という人物のモデルのとなっているのは、あきらかに山口敬之氏だろう。

 ご存知のとおり、山口氏といえば、元TBS記者として「安倍首相にもっとも近いジャーナリスト」と呼ばれていた人物で、安倍首相の礼賛本『総理』(幻冬舎)を出版したり、森友学園問題でもワイドショーに出演しては官邸が流したと思しきデマ情報を喧伝するなど政権擁護の尖兵役を担っていた。さらに、伊藤詩織さんが告発した山口氏から受けたという性暴力をめぐる事件では、伊藤さんの相談を受け捜査を担当していた高輪署の捜査員が逮捕状を持って成田空港で山口氏の帰国を待ち構えていたにもかかわらず、逮捕直前に警視庁刑事部長の指示によってストップがかかっていたことが判明。その上、この問題について「週刊新潮」(新潮社)が山口氏に取材をかけると、山口氏がその対応を内閣調査室のトップで“官邸のアイヒマン”との異名を持つ北村滋内閣情報官(当時)に相談していた可能性まで指摘されている。

 しかも、Netflix版『新聞記者』では、前述したように豊田はAI開発の助成金問題をめぐる疑惑を抱えているという設定だが、山口氏も「第3の森友事件」と呼ばれたスーパーコンピュータをめぐる助成金詐取事件でも名前が取り沙汰された。それは経産省所管法人からの助成金4億円超を詐取した容疑でスパコン開発会社「ぺジーコンピューティング」の齋藤元章社長が逮捕された事件で、山口氏が齋藤社長と昵懇の間柄であったことや同社の顧問を務めていたことが判明。山口氏が安倍首相や麻生太郎財務相(当時)など政権中枢に食い込んでいることから、事件の背景に官邸の関与があったのではないかという疑惑が囁かれた。

 このように、政権をめぐって実際に起こった事実や疑惑を、フィクションを交えながら組み合わせ、生まれたのが、ユースケ・サンタマリア演じる豊田というキャラクターなのだ。

 ◆現実はドラマよりひどい! 赤木さんへの1億円国賠で森友改ざんを強引幕引き

 劇中で横浜流星が演じる大学生のように、ニュースに関心がない、あるいは御用メディアの報道にしか触れてこなかった視聴者にとっては、Netflix版『新聞記者』は「こんなことあるわけがない」「現実離れしたフィクション」に思えるかもしれない。しかし、綾野剛演じる総理夫人付き秘書が国有地売却をめぐって働きかけをおこなったことも、逮捕状がもみ消されるほど政権に近い人物がテレビに登場しては政権の擁護を繰り返していたことも、たしかな事実なのだ。

 なによりも、吉岡秀隆が演じる鈴木和也が、強大な権力による公文書改ざんの強要に対し、はっきりと異を唱えて抵抗したこと、それでも良心を踏みにじる行為を強いられ、追い詰められ死にいたるという痛ましい流れは、この国に起こった紛れのない事実であり、さらには死にまで追い詰めた公文書改ざんの真相は、いまだに明らかになっていない。いや、ドラマ以上に現実は下劣で、赤木俊夫の妻・雅子さんが起こした国家賠償請求訴訟では、国側がいきなり認諾し、1億700万円の賠償金を支払うことで裁判での真相究明を強引に幕引きするという、国民の税金である札束で赤木さんの頬を張る行為を平然とおこなったばかりだ。

 しかし、このような腐敗しきった事実を、この国のメディアは徹底的に追及しようとはせず、それどころか風化させようとさえしている。そんななか、こうした事実を真正面から取り上げてエンタテインメントに昇華させたNetflix版『新聞記者』が果たす役割は、あまりに大きいものだ。

 実際、本作はNetflixで世界に配信されているが、英・ガーディアン紙は〈この日本のドラマの政府は私たちの政府よりも腐敗していますか?〉というタイトルでレビューを掲載。5つ星中3つ星をつけて、このように評している。

〈ドラマ後半は、日本が国民の無関心によって不正の沼に陥っている国だと明確に示している。より良い政治を求めるなら、一人ひとりが個人として声を上げなければならない、このドラマはそう言っている。『新聞記者』はナイーブでセンチメンタルなところもあるかもしれないが、この点については間違っていない。〉

 あなたはこの不正に無関心でいられるか──。あらためて視聴者にそう突きつけるNetflix版『新聞記者』。自民党政権が維持され、メディアも事件を風化させていっているという現実は悲惨極まりないが、そんななかにあっても、日本を代表する俳優たちが結集し、このような作品がいま生まれたことの奇跡を、ぜひひとりでも多くの人に体験してほしいと願うばかりだ。(編集部

 元稿:LITERA・リテラ(本と雑誌の知を再発見) 主要ニュース 芸能・エンタメ 【ドラマ】  2022年01月23日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政局】:「希望の党」騒動の反省は? 国民民主党・玉木雄一郎が節操なさすぎ!  

2022-01-24 05:39:10 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【政局】:「希望の党」騒動の反省は? 国民民主党・玉木雄一郎が節操なさすぎ! ■都民ファースト、維新、ネトウヨに媚び、安倍応援団の上念司に出馬要請まで…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政局】:「希望の党」騒動の反省は? 国民民主党・玉木雄一郎が節操なさすぎ! ■都民ファースト、維新、ネトウヨに媚び、安倍応援団の上念司に出馬要請まで… 

 節操がないとはまさにこのことだろう。昨日13日、複数のメディアが「国民民主党が『都民ファーストの会』と近々合流」「参院選で統一候補を擁立する」と報道した件だ。

 実際、昨日おこなわれた玉木雄一郎代表の会見には、「都民ファーストの会」の荒木千陽代表も並んで参加。玉木代表は合流について明言は避けたが、「いろんな連携について検討している」と語ったように、もはや流れは出来上がっているらしい。

「希望の党」騒動の反省は? 国民民主党・玉木雄一郎が節操なさすぎ! 都民ファースト、維新、ネトウヨに媚び、安倍応援団の上念司に出馬要請まで…の画像1

左・小池百合子オフィシャルサイト/右・たまき雄一郎オフィシャルサイトより

 言わずもがな、都民ファーストは2017年に小池百合子・東京都知事が立ち上げた地域政党で、同年の都議選で旋風を巻き起こして圧勝。玉木氏は、この波に乗ろうと同年に小池氏が立ち上げた国政政党「希望の党」に民進党から合流したひとりだ。だが、希望の党をめぐっては、民進党との合流のなかで小池氏がリベラル派の「排除」を打ち出したことで分裂が起こり、希望の党は総選挙で大敗。選挙後は玉木氏が小池氏とともに共同代表に就任したものの、小池氏が電撃辞任するなど波乱の連続で、2018年に合流・分党を経て国民民主党(旧)の代表となった経緯がある。

 そして、今回の都民ファーストとの合流でも見え隠れするのが、「小池人気にあやかりたい」という玉木氏の下心だ。

 昨年の都議選では当初、都民ファーストは惨敗するという見方が強かったにもかかわらず、過労で入院するなどしていた小池氏が選挙戦最終日になって候補者の激励に走るという“土壇場の小池劇場”を展開。大幅議席減という予想をはねのけて微減にとどめるという小池氏の意地が発揮されたが、玉木氏がこの小池人気に頼ろうとしているのはミエミエ。実際、「NEWSポストセブン」は“合流によって小池氏が党の最高顧問に就任するとみられている”と伝えており、国民民主党の幹部も「小池氏ほど票が取れる人は他にいない」と語っている(朝日新聞13日付)。

 まったく呆れるほかないだろう。「排除」発言からも明白だったように、小池氏は希望の党の立ち上げで「打倒安倍政権」を打ち出しつつも実際にはリベラルの分断を図り、維新と同様、極右政党として自民党の補完勢力を目指していた。こうした分断策にまんまとハマったことが野党の弱体化につながったというのに、玉木代表はまたも小池氏の力で巻き返しを図ろうというのだ。無論、自民党の補完勢力に成り下がるのは火を見るよりもあきらかだ。

 しかも、この合流話の背景には、国民民主党と立憲民主党にとって最大の支援組織である日本最大の労組中央組織「連合」の存在も大きい。というのも、昨年の都議選で連合東京は都民ファーストと政策協定を結び、一部の選挙区で候補者の支援に回っていたからだ。当然、玉木氏の動きは早く、12日には連合の芳野友子会長に参院選で都民ファーストとの統一候補擁立を伝達しているという。 

 ◆デマ拡散常習のネトウヨ文化人・上念司に「参院選に出て」「供託金出します」

 連合初の女性会長となった芳野会長は会長就任以来、「共産アレルギー」をむき出しにして野党共闘を批判、立憲に「共産党と決別すべき」と迫りつづけているが、そうしたなかで玉木氏は、連合にとっても都合の良い都民ファーストとの統一候補擁立という芳野会長のご機嫌取りに勤しんでいるというわけだ。

 いや、玉木代表のご機嫌取りは、連合に対してだけではない。なんと、極右界隈にまで尻尾を振ろうと、最近もネトウヨ文化人に対して「選挙に出ていただきたい」などとラブコールを送ったばかりなのだ。 

 それは1月11日放送の『上泉雄一のええなぁ!』(MBSラジオ)に玉木代表が電話出演した際のこと。同番組には火曜レギュラーとして安倍応援団のネトウヨ経済評論家である上念司氏が出演しているのだが、番組中、玉木代表はこんな発言を繰り返したのだ。

「上念さんが、やっぱり国民民主党で出馬していただくのが一番」
「上念さんに参院選挙に出ていただきたいですね」
「供託金、全部出します」
「全国比例で出るってことが一番」

 言っておくが、上念氏といえば安倍晋三・元首相と対談するなど安倍政権を応援したり、『NEWS23』(TBS)で安保法案の危険性を指摘していたアンカー・岸井成格氏を番組降板に追いやった圧力団体「放送法遵守を求める視聴者の会」の設立にも参画(現在は内紛の末に「放送法遵守を求める新・視聴者の会」に改称)したり、加計問題の際には「モリカケは朝日案件」「(前川喜平氏は)嘘つき」などと断言するだけではなく、文書を作成した文科省職員についてのあきらかなデマをSNSやラジオ番組で垂れ流してきたような人物。さらに、コロナ初期に『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)に頻繁に出演し、PCR検査を拡大させることの重要性を説明してきた大谷義夫医師のデマを拡散。ネトウヨが大谷医師の病院に電凸攻撃をおこなったことにより、大谷医師はテレビ出演を控えざるを得なくなってしまうという事態にも発展した(詳しくは既報参照→https://lite-ra.com/2020/07/post-5503.html)。

 ところが、玉木氏はこのようにデマを垂れ流してきた安倍応援団のネトウヨ文化人に対し、「国民民主党で出馬していただくのが一番」「参院選挙に出ていただきたい」「供託金、全部出します」などと公の場でラブコールを送ったのだ。たとえ本人にとっては冗談だったとしても、デマ屋に「出馬して」なんて、笑い話にもならないものだ。

 ◆自民・維新の改憲ゴリ押しにも賛同の動きを見せる国民民主・玉木雄一郎

 しかし、玉木代表は最近、ずっとこの調子で、衆院選後には百田尚樹氏に接近しようとしたり、はたまたネトウヨデマの発信源となっている加藤清隆氏がMCを務めるなどしている「文化人放送局」に出演して高橋洋一氏と対談するなど、節操もへったくれもなくネトウヨに媚を売りまくっている。しかも、ネトウヨ界隈では内ゲバが頻発していることをよくわかっていないのか、玉木氏が全方位にいい顔をしようとした結果、百田氏の怒りを買うというダサいにも程があるみっともない有様になっているのだ。

 いや、玉木氏はたんにネトウヨに媚を売っているだけではなく、自身もネトウヨめいた発言をおこなっている。たとえば、東京都武蔵野市が提出していた外国籍の住民にも住民投票の参加を認める条例案が否決された際には、「こういうことが(外国人に対する)地方参政権の容認につながっていく。否決されて安心したというのが率直な思いだ」「憲法に外国人の権利をどうするのかという基本原則が定められておらず、ここが一番の問題」などと発言。極右と見紛う排外主義と人権意識のなさをあらわにした。 

 さらに、玉木代表は維新とも距離を縮めているが、昨年末の臨時国会でおこなわれた衆院憲法審査会では、維新や自民といった改憲勢力と軌を一にし、「緊急時に任期の特例を定める議論は速やかにおこなう必要がある。感染が抑えられているいまだからこそ、国家統治の基本的な在り方を静かな環境で議論していきたい」などと緊急事態条項の創設に同調。玉木代表は衆院選直後に「憲法審査会では維新と国民民主党は緊急事態条項の創設を強く主張してきた」とするTwitterユーザーの投稿に対し、わざわざ〈緊急事態条項はそうでもないですよ〉と返信していたにもかかわらず、だ。

 そもそも、玉木代表が失敗の反省もなくまたも頼りにしようとしている小池百合子も、関東大震災時の朝鮮人虐殺の史実否認でも明らかなように、極右、ヘイト肯定の歴史修正主義者であり、弱肉強食の新自由主義者にすぎない。しかも、希望の党への民進党合流騒ぎの際、小池氏は公認申請者に安保法制の容認といった「踏み絵」となる政策協定への署名を要求したが、玉木氏は安保法案を「戦争法案」と呼んで反対していたにもかかわらず踏み絵を踏んだ。もし、あの踏み絵を踏んだことを安保法制に反対してきた市民に対する裏切りだったと心苦しさを抱えているのならば、都民ファーストと合流するなどという行動には出ないだろう。

 失敗を失敗と認識もできず、またも自身の保身のためには野党の弱体化も厭わず自民の補完勢力に回ろうという玉木代表。「野党共闘の崩壊」というより、むしろ市民の裏切り者がはっきりとして清々した、と言うべきだろう。(編集部

 元稿:LITERA・リテラ(本と雑誌の知を再発見) 主要ニュース 社会 【社会問題・政局】  2022年01月14日  08:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【立憲民主党】:辻元清美氏を今夏の参院選比例に擁立へ 21年衆院選で落選

2022-01-24 00:00:50 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【立憲民主党】:辻元清美氏を今夏の参院選比例に擁立へ 21年衆院選で落選

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【立憲民主党】:辻元清美氏を今夏の参院選比例に擁立へ 21年衆院選で落選

 立憲民主党は今年夏の参院選比例代表に、元衆院議員の辻元清美前副代表(61)を擁立する方針を固めた。党関係者が23日、明らかにした。昨年の衆院選で大阪10区から立候補したが、落選した。

辻元清美氏(2020年10月31日撮影)辻元清美氏(2020年10月31日撮影)

 辻元氏は1996年衆院選で社民党から立候補し初当選。旧民主党政権で首相補佐官、立民で副代表などを歴任した。党内有数のリベラル系論客として知られる。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・立憲民主党】  2022年01月24日  00:01:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【2022年01月22日 今日は?】:東京電灯会社(現東京電力)が鹿鳴館に白熱電灯を点灯

2022-01-24 00:00:20 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【2022年01月22日 今日は?】:東京電灯会社(現東京電力)が鹿鳴館に白熱電灯を点灯

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2022年01月22日 今日は?】:東京電灯会社(現東京電力)が鹿鳴館に白熱電灯を点灯

 ◆1月22日=今日はどんな日

  東京電灯会社(現東京電力)が鹿鳴館に白熱電灯を点灯(1887)

Tokyo-Rokumeikan-zenmen-no-kei-1883-1900.png

        鹿鳴館

電灯

明るさにビックリ!

 ◆出来事

  ▼NASAがアポロ5号打ち上げ(1968)▼日ロ首脳会談実施も北方四島返還交渉に進展なし(2019)

 ◆誕生日

  ▼湯川れい子(36年=音楽評論家)▼高橋恵子(55年=女優)▼新内真衣(92年=乃木坂46)▼市来玲奈(96年=日本テレビアナウンサー)▼佐々木久美(96年=日向坂46)▼生田絵梨花(97年=元乃木坂46)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2022年01月22日  00:11:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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