goo blog サービス終了のお知らせ 

路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【選挙】:名護市長選7度目の審判 辺野古争点に、23日投開票

2022-01-22 22:30:30 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【選挙】:名護市長選7度目の審判 辺野古争点に、23日投開票

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【選挙】:名護市長選7度目の審判 辺野古争点に、23日投開票 

 沖縄県名護市辺野古への米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設が主要争点となった名護市長選は23日に投票、即日開票される。
 
 沖縄県名護市長選の選挙戦最終日、候補者の街頭演説に集まった人たち=22日夕

 沖縄県名護市長選の選挙戦最終日、候補者の街頭演説に集まった人たち=22日夕

 移設反対の元名護市議の新人岸本洋平氏(49)=立民、共産、れいわ、社民、地域政党・沖縄社大推薦=と、移設推進の岸田政権が支援する現職渡具知武豊氏(60)=自民、公明推薦=が激しく争う。辺野古が移設先に浮上して以降、市長選は7度目。政府が沿岸に土砂投入を始めてからは初となる。
 
 22日まで6日間の期日前投票者数は2万755人。有権者数4万9959人の約42%で、2018年の前回選挙を905人下回った。

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【選挙・沖縄県名護市長選】  2022年01月22日  22:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【連合】:参院選支援政党も明記せず 立民幹部に困惑

2022-01-22 20:48:30 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【連合】:参院選支援政党も明記せず 立民幹部に困惑

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【連合】:参院選支援政党も明記せず 立民幹部に困惑

 連合がまとめた夏の参院選基本方針の素案で、共産党と協力する候補を推薦しない意向を示していたことに加え、支援する政党名を明記していないことが22日、関係者の話で分かった。立憲民主党幹部からは同日「連合の言い分をそのまま聞いていては選挙に勝てない」と困惑の声が出た。一方、連合幹部は、立民に共産との共闘関係を見直すようけん制した。

 関係者によると、素案では参院選について「比例代表、選挙区ともに個人名の徹底」を基本とし「政治動向は依然不透明であり、人物本位・候補者本位で臨む」と記した。
 立民議員は22日、「自民党など保守勢力の思うつぼだ」と語った。

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【選挙・連合がまとめた夏の参院選基本方針の素案】  2022年01月22日  20:48:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【米国】:バイデン氏、今春初来日 首相、防衛力強化を伝達

2022-01-22 08:20:30 | 【外交・外務省・国際情勢・地政学・国連・安保理・ICC・サミット(G20、】

【米国】:バイデン氏、今春初来日 首相、防衛力強化を伝達

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【米国】:バイデン氏、今春初来日 首相、防衛力強化を伝達

 岸田文雄首相は21日深夜、バイデン米大統領とテレビ会議形式で会談し、日本の防衛力を抜本的に強化する決意を伝達した。「敵基地攻撃能力」の保有を含め、あらゆる選択肢を検討すると述べ、支持を得た。中国対応での連携強化を視野に、バイデン氏が今春、就任後初めて日本を公式訪問する方針で一致した。会談は約1時間20分間で、昨年10月の首相就任後、初の本格的会談となった。

 バイデン米大統領とテレビ会議形式で会談する岸田首相=21日夜、首相官邸(内閣広報室提供)

 バイデン米大統領とテレビ会議形式で会談する岸田首相=21日夜、首相官邸(内閣広報室提供)

 バイデン氏の来日時に日米豪印4カ国の枠組み「クアッド」首脳会合を日本で開催する。米政府高官は、訪日は晩春になるとの見通しを示した。

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政策・外交・ 米国】  2022年01月22日  08:20:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【社説①】:統計不正で処分 幕引きは到底許されぬ

2022-01-22 07:52:55 | 【中央省庁・内閣府・1府11省2庁・公取委・主任の大臣・事務次官・官房・

【社説①】:統計不正で処分 幕引きは到底許されぬ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:統計不正で処分 幕引きは到底許されぬ 

 国土交通省の統計不正で同省次官のほか当時の担当幹部らの処分が決まった。基幹統計の書き換えであり処分は当然だ。ただ不正の動機など未解明な部分も多く問題の幕引きは到底許されない。
 
 処分は十四日に公表された第三者検証委員会による報告書の内容を受けた措置である。処分とは別に斉藤鉄夫国交相も給与などを自主返納する。
 
 不正があったのは国交省が毎月公表する「建設工事受注動態統計調査」だ。全国の建設業者の受注実態を詳細に把握するための調査で、政府は五十三ある基幹統計に指定して国内総生産(GDP)の算出にも活用している。
 
 報告書は不正が始まった時期について「二〇〇〇年以前から継続していた」などとし、一部職員がデータをめぐる不正に気づいて報告した後も上司が対応しなかったことを指摘した。これらが事実なら同省がデータに向き合う姿勢は長期間にわたり根元から腐敗していたことになり、同省が所管するすべての統計について徹底的に調査し直す必要がある。
 
 さらに不正は会計検査院が指摘した後の二一年三月まで継続していた。一八年には厚生労働省の毎月勤労統計をめぐる不正が発覚し、政府は国の統計全体を再調査したはずだ。
 
 報告書は国交省が内外の指摘を無視した上、国の調査をくぐり抜け不正を続けた理由や、誰がどのような動機で始めたのかについて明確な結論を出していない。
 
 GDPに関しても「統計的に大きな数字を公表する作為的な意図はなかった」としたが、これも納得できない。報告書は三週間の資料分析と聴取でまとめられたが、短い調査で複雑な計算式によりはじき出されるGDPへの影響を正確に把握するには無理がある。
 
 GDPへの疑義は金融市場を中心とした国際社会における日本の信用を失墜させかねない。今回の調査は明らかに不十分だ。第三者委は調査を継続し、より詳細な報告書をつくるべきだ。
 
 今回の問題は統計法などに抵触する可能性があり関係者の刑事告発を視野に入れるレベルの不正。基幹統計に虚偽があれば多くの政策が立案根拠を失う恐れもある。
 
 調査継続と並行して、通常国会でも予算委員会などで集中してこの問題を取り上げ、真相究明を図るべきである。 

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2022年01月22日  07:52:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【筆洗】:歓声よりも悲鳴があがった本塁打として記憶されていよう。一九…

2022-01-22 07:52:50 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【筆洗】:歓声よりも悲鳴があがった本塁打として記憶されていよう。一九…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:歓声よりも悲鳴があがった本塁打として記憶されていよう。一九…

 歓声よりも悲鳴があがった本塁打として記憶されていよう。一九八八年十月十九日、川崎球場。ダブルヘッダー二試合目の八回裏、ロッテの高沢秀昭選手が近鉄の阿波野秀幸投手から左翼席に同点弾を放つと、観衆の多くはやがて沈黙した

 ▼この年のパ・リーグは首位西武が先に全日程を終え、猛追する二位近鉄も残すは「10・19」のロッテ戦二試合のみに。連勝すれば逆転優勝とあって、多くの近鉄ファンがスタンドを埋めた

 ▼近鉄は一試合目に勝ち、二試合目も終盤に一点リードしたが、直後に浴びたのが高沢選手の一発。そのまま引き分け、近鉄は夢破れた

 ▼その年の首位打者を獲得するなど幾度もファンを沸かせた高沢選手。現役引退から久しいが、消息を伝える報道に接して驚いた。既に六十三歳だが、四月から横浜で保育士になるという

 ▼ロッテのコーチを務めた後、少年野球教室で園児や小中学生を教えていた。子どもの成長を見守ることにやりがいを見いだし、還暦を過ぎてから専門学校で保育を学んだ。かつて娘が使っていた自宅のピアノを調律し直し、練習して弾けるようになった

 ▼「保育士を目指して人生が豊かになった」と語る元バットマン。子どもの心もとらえるのか、専門学校生としてサンタにふんし、保育園のクリスマスイベントを訪れた時も園児たちがはしゃいだ。新たな職場も、歓声がよく似合う。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2022年01月22日  07:04:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【ぎろんの森】:災害の教訓 伝え続ける

2022-01-22 07:52:45 | 【災害・地震・津波・台風・竜巻・噴火・落雷・豪雪・大雪・暴風・土石流・気象状況】

【ぎろんの森】:災害の教訓 伝え続ける

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ぎろんの森】:災害の教訓 伝え続ける 

 阪神大震災から二十七年に当たる十七日、本紙は社説に「水洗トイレは使えない」を掲載しました。
 
 書き出しにあるように「ちょっと声を大にしては言いにくい」けれども「災害時、もし使えないと心底から困るもの」です。これまでの経験を踏まえ「行政はもちろん、各家庭でも、まずは、携帯トイレの備蓄から始めませんか」と呼び掛けました。
 
 神戸で被災した読者から早速、手紙をいただきました。段ボールなどで簡易トイレを自作した経験がつづられ「当たり前なことがらの大切さ、ありがたさを感じた日々でした」と結ばれていました。
 
 原発事故で避難した福島県の読者からも「今も避難先の県営住宅のトイレとベランダに水二リットル入りペットボトルを二十本ずつ備蓄しています」などと、備えの大切さを説く貴重な声が届いています。
 
 携帯トイレの種類や取り扱い方などの情報が知りたい、との意見もありました。
 
 私たちが暮らしている日本列島は、災害が多発する場所に位置しています。
 
 近年だけでも阪神、東日本と続いた大震災では多くの人が犠牲となったり、避難生活を強いられたりしましたし、首都直下地震や南海トラフ地震が近く起きる可能性が高いことも指摘されます。
 
 地震だけでなく、伊勢湾台風などの風水害を記憶している読者も多いでしょう。
 
 トンガの火山噴火では、日本にも海面上昇が及び、漁船などに被害が出ました。遠くで起きた自然災害だからといって、安心はできません。
 
 新聞は自然災害そのものをなくすことはできませんが、災害の経験や教訓を取材して皆さんに伝えることで、被害を減らすことはできます。
 
 今年は東日本大震災から十一年です。切りのいい節目ではありませんが、折に触れて災害の教訓や備えの大切さを伝え、読者の皆さんと共有したい。それも新聞の大切な役割だと考えます。 (と)

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【ぎろんの森】  2022年01月22日  07:51:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【岸田首相の一日】:1月21日(金)

2022-01-22 07:52:40 | 【政策・閣議決定・予算・地方創生・優生訴訟・年収「103万円」の壁】

【岸田首相の一日】:1月21日(金)

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田首相の一日】:1月21日(金) 

 【午前】6時30分、官邸。35分、磯崎仁彦官房副長官。9時12分、閣議。23分、磯崎官房副長官。53分、国会。10時1分、参院本会議。11時40分、官邸。45分、磯崎官房副長官。
 
 【午後】0時52分、国会。59分、林芳正外相。1時1分、参院本会議。4時2分、衆院予算委員会。15分、青山繁晴自民党参院議員。35分、参院予算委員会。50分、根本匠衆院予算委員長。5時5分、官邸。11分、秋葉剛男国家安全保障局長、滝沢裕昭内閣情報官。45分、金子恭之総務相、松野博一、木原誠二、磯崎、栗生俊一正副官房長官、藤井健志官房副長官補、森昌文首相補佐官、迫井正深内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室長、総務省の黒田武一郎事務次官、大村慎一新型コロナウイルス感染症対策地方連携総括官、吉田学厚生労働事務次官。6時13分、古賀篤自民党衆院議員。34分、東京・虎ノ門のホテル「The Okura Tokyo」。中国料理店「桃花林」で木原官房副長官と会食。7時57分、官邸。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・首相の一日】  2022年01月22日  07:44:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【社説①】:飲食店への支援 街の灯を守ってこそ

2022-01-22 07:52:35 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【社説①】:飲食店への支援 街の灯を守ってこそ

 『漂流する日本野羅針盤を目指し手』:【社説①】:飲食店への支援 街の灯を守ってこそ

 新型コロナ対応の「まん延防止等重点措置」の対象が首都圏や東海三県などに拡大された。自治体は飲食店に時短など営業制限を要請し、多くの飲食店が苦境に立たされる。より公平で効果的な支援策の実施を強く求めたい。
 
 飲食店支援をめぐっては、十三都県に先駆けて同措置が適用された沖縄県で問題が噴出した。
 
 同県では感染対策を講じて県の認証を受けた店より、非認証店の方がもらえる協力金が高いというケースが出た。営業できる時間が午後八時までと認証店より一時間短いだけで、協力金が最大二万五千円も上回るケースが制度設計上あり得た。
 
 この結果、「感染対策をしたのに不公平だ」と認証返上を求める動きが一気に加速した。政府は基準を見直し、認証店に支払う協力金を同じ水準に引き上げた。この措置で混乱は一応収まった。不公平な制度を策定した政府には猛省を求めたい。
 
 コロナ対策を施すため飲食店は多大な努力を費やしている。自治体の補助金制度を活用しても出費はかさむほか、閉店時間をめぐる客とのトラブルなども絶えない。
 
 現行の支援策に不備がないかどうか子細に点検する必要もある。とりわけコロナ対策の補助制度は自治体によって違いがある。提出書類が依然多く、「使い勝手が悪い」との声も聞く。政府と自治体が連携して最新の情報を集め、より公平で効果的な制度を全国にめぐらせてほしい。
 
 飲食店への支援が「手厚すぎる」との意見もある。ただ飲食店は商店街における吸引力の中心だ。仮に一店舗でも閉まれば店周辺の人の流れが変わり、「街の灯(ともしび)」が一気にしぼみかねない。
 
 さらに飲食店事業は幅広い裾野も持つ。学生アルバイトを含めた非正規労働者雇用の大きな担い手である一方、各店がそれぞれ多様な事業者と取引を展開している。それ故、飲食事業の苦境が経済に与える影響は予想以上に甚大といわざるを得ない。
 
 飲食店を中心とした街への支援は経済の活気を維持する喫緊の課題だ。政府、自治体の努力はもちろん、信用金庫など地域金融機関の支え抜きには成立しないことも重ねて指摘したい。同時に私たちも店舗が行う持ち帰りなどを活用することで、飲食店を中心とした「街」を支えていきたい。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2022年01月21日  07:06:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【社説②】:水島新司さん 野球通じて描いた「愛」

2022-01-22 07:52:30 | 【訃報・告別式・通夜・お別れの会・病死・事故死・災害死・被害による死他】

【社説②】:水島新司さん 野球通じて描いた「愛」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②】:水島新司さん 野球通じて描いた「愛」 

 国民的漫画家と呼ぶのに、まず異論はないだろう。「ドカベン」「あぶさん」など野球漫画の傑作の数々を手がけた水島新司さん=写真=が八十二歳で死去した。愛読した多くの人や、作品に魅せられ白球を手にした多くの野球人たちとともに、その死を惜しむ。
 
映画テレビマガジン ドカベン① テレビムック 原作 水島新司
 水島さんは新潟市出身。実家の事情で中学を卒業後、高校進学を断念して働き始めた。その中でも漫画の修業を続け、まだ十八歳でデビューを果たす。「教育格差」が広がり、進学できない子どもも少なくない今、水島さんの歩みは「諦めるな」というメッセージを送っている、ともいえよう。
 
 「ドカベン」には、「秘打」をはじめ、現実離れした設定も登場する。一方では、細かなルールが勝敗を決する筋書きなど、野球の奥深い魅力もリアルに伝える。
 
 また、過酷な連戦や重いけがに苦しみながら戦う高校球児たちの描写は、単に高校野球を美化するだけではなく、そのあり方を再考させる説得力も持っていた。
 
 水島さんの視線は強い者だけでなく、弱い者たちにも注がれた。
 
 「野球狂の詩(うた)」は、プロの弱小球団「東京メッツ」を舞台とし、負けても負けても愛される高齢の投手・岩田らが活躍。さらに女性投手の水原を登場させ、圧倒的な男性優位のプロ球界に懸命に挑む姿を活写したのは忘れがたい。
 
 また、愛読者の心を打ったのは試合のシーンだけではない。
 
 「ドカベン」の岩鬼は、怪力で豪快な選手だが、建設会社を営む富裕な一家に生まれ、みそっかす扱いの末っ子だ。だが父の会社が倒産して、優秀な兄たちが実家を見限って離れた後も、両親を一人支え続けていた。あの「リア王」(シェークスピア)をも思わせるこうした逸話を通じて水島さんが描いたものは、人と人の「愛」であったことを特筆したい。
 
 コロナ禍のため、野球観戦にもさまざまな制約が生じた。母校や郷里の代表、ひいきのプロ球団の応援に気軽には行きにくい現在、水島さんの作品を再読して野球の楽しさを味わいつつ、野球を愛し抜いた漫画家の逝去を悼みたい。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2022年01月21日  07:06:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【筆洗】:鳥取・島根県境の江島大橋は急勾配で知られる。五千トン級の船…

2022-01-22 07:52:25 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【筆洗】:鳥取・島根県境の江島大橋は急勾配で知られる。五千トン級の船…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:鳥取・島根県境の江島大橋は急勾配で知られる。五千トン級の船…

 鳥取・島根県境の江島大橋は急勾配で知られる。五千トン級の船が下を通れるよう最上部は高さ約四十五メートルという

 ▼通称「ベタ踏み坂」。車のアクセルを思い切り踏み込む必要があるから、という由来らしい。軽乗用車のCMで有名になった。たもとから撮った写真では天に昇るかのような急坂に見える

 ◆江島大橋(ベタ踏み坂)

 ▼日々の新規感染者数のグラフを眺めていると、急坂を上っているような気分になる。新型コロナウイルスの流行第六波で、新たに首都圏や東海などの十三都県が今日から「まん延防止等重点措置」の適用対象となる

 ▼オミクロン株の感染力の強さで流行が広がっているが、あまり重症化しないというデータもある。感染対策と経済をどう両立させるかが肝要なのだろうが、人によって言うことが異なるようだ

 ▼政府分科会の尾身茂会長は「ステイホームは必要ない。飲食の人数制限を」と語り、東京都知事は「不要不急の外出自粛」を求める。東海三県でも愛知、三重は時短などの条件付きで飲食店の酒提供を認めるが、岐阜は全面的に酒禁止を求めている。結局、ウイルスには分からないことが多く、手探りということか

 ▼急坂が舞台のCMでは運転手がアクセルを「ベタ踏み」せずに上り、軽乗用車の性能を訴えた。一方、コロナ流行の六度目の<坂>はもちろん、上りたくて上っているわけではない。早く下りにならないか。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2022年01月21日  07:03:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【岸田首相の一日】:1月20日(木)

2022-01-22 07:52:20 | 【政策・閣議決定・予算・地方創生・優生訴訟・年収「103万円」の壁】

【岸田首相の一日】:1月20日(木)

 『漂流する日本野羅針盤を目指し手』:【岸田首相野一日】:1月20日(木) 

 【午前】7時、官邸。4分、磯崎仁彦官房副長官。8時6分、木原誠二官房副長官。9時53分、国会。10時1分、参院本会議。11時52分、官邸。
 
 【午後】0時23分、木原官房副長官。1時53分、国会。2時2分、衆院本会議。5時27分、官邸。55分、茂松茂人大阪府医師会会長、小玉弘之秋田県医師会会長。宗清皇一自民党衆院議員同席。6時12分、根本匠衆院予算委員長。33分、松野博一、磯崎正副官房長官、秋葉剛男国家安全保障局長、外務省の森健良事務次官、山田重夫外務審議官、市川恵一北米局長。7時20分、外務省の鈴木浩外務審議官、小野啓一経済局長、広瀬直経済産業審議官加わる。8時13分、公邸。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・首相の一日】  2022年01月21日  07:25:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【社説】:核兵器禁止条約1年 被爆国なぜ「参加」せぬ

2022-01-22 06:38:55 | 【防衛省・自衛隊・防衛費、大綱・沖縄防衛局・軍需産業・Jアラート・シェルター】

【社説】:核兵器禁止条約1年 被爆国なぜ「参加」せぬ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:核兵器禁止条約1年 被爆国なぜ「参加」せぬ 

 核と人類は共存できない―。被爆者の訴えを形にした核兵器禁止条約が発効して、きょうで1年になった。59カ国・地域が批准し、3月には初めての締約国会議が開かれる。

 その中に、原爆の惨禍を知る日本が入っていない。条約への署名・批准はおろか、締約国会議へのオブザーバー参加にさえ、政府は背を向けたままだ。

 同盟国である米国に忖度(そんたく)しているのだろうか。ただ、ご機嫌取りに終始していられるような状況ではないはすだ。

 中国やロシアを含めた核保有国は戦力増強に一層力を入れている。自分の国さえよければいいといった保有国の姿勢に押し流されてしまうのか。それとも歯止めをかけるのか。国際社会は岐路に立っている。

 ▽広島で賢人会議

 人類存続のため核兵器廃絶が必要だと、日本は正々堂々と世界に訴えなければならない。

 被爆地選出の岸田文雄首相は「核なき世界」をライフワークだと明言している。理想実現のための行動が急がれる。

 もちろん、手をこまねいてきたわけではなかろう。安倍・菅政権に比べ、積極的に取り組もうとしているのは確かである。

 例えば、核兵器廃絶に向けた「国際賢人会議」創設。首相が17日の施政方針演説で打ち出した。外相時代の2017年に設けた国内外の有識者による「賢人会議」を質量とも一層充実させる考えのようだ。米国のオバマ元大統領や旧ソ連のゴルバチョフ元大統領ら各国の政治指導者たちを念頭に、今年前半にも広島で初会合を開くという。

 ▽日米が共同声明

 米国最優先の姿勢は、日米両政府の共同声明という形となって、きのう発表された。核軍縮の基礎として、核拡散防止条約(NPT)の重要性を確認する内容で、政治指導者らに広島・長崎訪問を呼び掛けたものの、禁止条約への言及はなかった。

 米国をはじめ核保有五大国の首脳は先日、核戦争回避を「最重要の責務」とする共同声明を発表した。各国のトップが核軍縮に誠実に向き合うよう、日本政府は広島訪問など、あらゆる手だてを使って言葉通りの行動を迫らなければならない。

 おとといは、地球最後の日までの残り時間を毎年示している米科学誌の「終末時計」が発表された。残り「100秒」と3年連続で過去最悪となった。気候危機の問題を含め、現状の厳しさを認識しておきたい。

 核兵器がある限りリスクはなくならない。自身の経験を基に被爆者と共通する考えを主張し続けているのが米国のウイリアム・ペリー元国防長官だ。1962年のキューバ危機では、あわや核戦争に突き進む恐れがあった。相手の攻撃を察知する警戒システムなどの誤作動は、冷戦期に米国で少なくとも3回、ソ連では2回あったという。

 核兵器があったから人類が平和に過ごせたのではない。核兵器があるのに、核戦争に至らなかったのは幸運だったからにすぎない。しかも、その幸運がいつまで続くか保証はない。

 ▽次は岸田氏の番

 「人間は間違いやすく、機械は故障する」。ペリー氏の言葉を重く受け止める必要があろう。そうしたリスクを全てなくすには、核兵器廃絶しかない。

 国内では、600を超す地方議会が核兵器禁止条約の批准などを政府に求める意見書を出している。岸田首相は、そうした声にも耳を傾け、禁止条約への対応を考え直す必要がある。保有国の不参加を問題視するなら禁止条約の中に入った上で、保有国が輪に加わるよう汗をかかなければならない。

 かつて対人地雷の禁止条約には当時の小渕恵三外相が、クラスター弾の禁止条約は当時の福田康夫首相が、政府内の反対論を押し切って加盟を決断した。いずれも米国や中国など大国が反対していた中で、国際世論や人道面を考えた結果だった。

 次は岸田首相の番である。核兵器廃絶を目指すなら、まずは禁止条約の締約国会議へのオブザーバー参加を決断すべきだ。それが、被爆国の首相としての責務にほかならない。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2022年01月22日  06:38:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【天風録】:一つ持てばもう一つ…

2022-01-22 06:38:50 | 【北朝鮮・朝鮮半島・拉致問題・独裁・朝鮮総連・朝鮮学校】

【天風録】:一つ持てばもう一つ…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【天風録】:一つ持てばもう一つ…

 こう何度も続くと、怒りを通り越し、うんざりしてくる。日本海へミサイル試射を繰り返す北朝鮮はいったい何を考えているのだろう。さらには核実験再開も検討すると言い出した。もっと米国に取り合ってほしいのだろうか

 ▲だが米国はそれどころではなさそうだ。ニューズウィーク日本語版の最新号が特集「2024年の全米動乱」を組んだ。次の大統領選にトランプ氏が出馬し再び敗れれば、何と支持者ら100万人が武装蜂起し、内乱状態を招く懸念すらあるという

 ▲物騒な見立てにくみしたくはないが、確かに連邦議会議事堂の襲撃事件は記憶に新しい。今もトランプ氏は先の大統領選の不正疑惑を唱え続け、同調する国民は相当多いと伝わる。それもあってか、発足1年のバイデン政権の支持率低迷は目を覆うばかり

 ▲特集記事は驚きのデータも紹介している。おととし1年間で、1700万人の米市民が計4千万丁もの銃を購入したそうだ。そういえば最近、乱射事件発生という米国発ニュースが増えたように感じるのは気のせいか

 ▲ミサイルと銃とは同列に扱えまい。ただどちらも、一つ持てばもう一つ欲しいという、際限のなさが似ているのかもしれない。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【天風録】  2022年01月22日  06:38:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【社説】:女性議員とハラスメント 実態調べ予防に生かせ

2022-01-22 06:38:45 | 【ハラスメント「セクハラ、パワハラ、モラハラ、アカハラ、ドクハラ、シルハラ...

【社説】:女性議員とハラスメント 実態調べ予防に生かせ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:女性議員とハラスメント 実態調べ予防に生かせ 

 「女性活躍」が打ち出されてきた陰で、地方の女性議員に対する不当な扱いの一端が明らかになった。議会内外でのハラスメント(嫌がらせ)について、中国5県の地方議会で活動する女性議員に尋ねた本紙アンケートで、回答者の4割強が「被害経験あり」とした。

 「女のくせに生意気」「議員より愛人になったら」といった暴言でおとしめられたり、体を触られたり、下着を送り付けられたケースまであるという。

 立場をかさに着たパワハラにしろ、セクハラにしろ、許されぬ人権侵害である。地方自治の意思決定に関わる現場での由々しき事態だけに、地域挙げて解決を急がねばならない。

 見逃せないのは、ハラスメントに及んだ相手、つまり加害者として、同僚の議員に次いで、支援者や住民が目立つ点である。投票を見返りに有権者が身勝手な要求を迫る「票ハラスメント」かもしれない。

 上智大法学部の三浦まり教授は、自身も加わった女性地方議員に対する別の調査でも結果は似た傾向だとし、「有権者からの方が性的形態を取りやすい」と警鐘を鳴らしている。公職にある女性議員が「泣き寝入り」を余儀なくされてきた、立場の難しさがうかがえる。

 ほぼ野放し状態で対処の難しい、インターネット上の嫌がらせ対策も欠かせない。被害を受けた議員が、弁護士や警察に相談する際の証拠となるような情報通信技術も待たれる。

 被害に遭った議員をケアする態勢づくりに加え、加害者と、その予備軍に対する視点も忘れてはなるまい。

 「女の居場所は家庭で、議場じゃない」式の偏見に基づく無意識の発言や行動にどう気付かせ、自戒を求めていくか。鍵は意識改革だろう。

 その点、内閣府は政治分野におけるハラスメント防止の研修教材作りに向け、有識者検討会を先週スタートさせている。いずれ地方議会に教材として示されるらしいが、それを待っていては遅すぎよう。それぞれの議会が自ら動きだす必要がある。

 光、浜田両市議会などが政治倫理条例にハラスメント禁止を盛り込んだのもその一つだろう。条例化の効果チェックも重要となる。評価と監視を通じ、有権者の「目」を育みたい。

 ただ、中国地方の県・市町村議会では女性議員の比率が約12%と低い。女性ゼロの議会などでは、改革の出足が鈍ることも予想される。近隣の議会から合同の勉強会を呼び掛けるなどの工夫が望まれよう。

 何より意識改革には、過去の具体例に学び、課題や予防策をくみ取るケーススタディーが有効だろう。セクハラなど表面化しにくいケースも拾い上げる、より丁寧な実態調査を全国規模で行うべきである。昨年6月改正の「政治分野における男女共同参画推進法」の効果検証にも役立つデータではないか。

 なり手不足という宿題に悩まされてきた地方議会にとって、女性は、若者と並ぶ有力な人材である。新型コロナウイルスの感染拡大に振り回され、政治に対する住民の関心は高まっているとも聞く。今こそ、議会の環境を整え、女性も若者も参画しやすくする好機といえる。その責任は、議会人は言うに及ばず、私たち有権者にもある。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2022年01月21日  06:36:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【天風録】:穴太衆と国友衆

2022-01-22 06:38:40 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【天風録】:穴太衆と国友衆

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【天風録】:穴太衆と国友衆

 「あのう」の地名はなぜか、近畿一円にある。南朝に縁ある奈良の賀名生も、石工集団を生んだ滋賀の穴太も同じ読み。穴太の者は早くから墓石や輪塔(りんとう)を手掛け「石塔師(せきとうし)」と呼ばれた

 ▲そこへ突如、安土城普請を手伝えという信長の命が。彫るのが本職で、積むのは素人だが、断れるはずもない。彼らは瀬戸内海一円で耕地や水路を築く「石垣師」の力を借り、築城の穴太衆として以後、名を上げたという。中国俳壇選者だった田淵実夫さんの「石垣」から引いた

 ▲穴太衆が一つの城の存亡を懸け、同じ琵琶湖畔の鉄砲鍛冶、国友衆と対決する―。今村翔吾さんの小説「塞王(さいおう)の楯(たて)」が直木賞に決まった

 ▲国友衆の砲撃で石垣が崩れるたびに、籠城する穴太衆が巧みに積み直すシーンが一つの見せ場。だが、いくさが済めば、双方の首領は太平の世におのおのが生きていく術(すべ)を探しに出る。矛(鉄砲)と楯(石垣)が死力を尽くした果てに気付いたこととは何か、読み手に考えさせる

 ▲司馬遼太郎は「街道をゆく」の取材で国友家を訪ね、末裔(まつえい)が東大野球部のエースだったと聞いて平和な世であると感じ入る。穴太衆の末裔もまた土木や造園をなりわいに、技を今に伝えている。

 元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【天風録】  2022年01月21日  06:36:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする