【日大会見】:複数逮捕者出れば、アメフト部存続可否「考えなければ」仮定と前置きし副学長が言及
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【日大会見】:複数逮捕者出れば、アメフト部存続可否「考えなければ」仮定と前置きし副学長が言及
日本大学(日大)アメリカンフットボール部の寮内自室で違法薬物を所持したとして、警視庁に覚醒剤取締法違反と大麻取締法違反(ともに所持)の疑いで3年生部員の北畠成文容疑者(21)が逮捕、送検された事件に関する大学側の会見が8日、東京・千代田区の日大会館(本部)で行われた。
OGの小説家で、昨年7月に就任した林真理子理事長(69)と酒井健夫学長、競技スポーツ担当の沢田康広副学長が登壇した。
会見冒頭で頭を下げる日大・林真理子理事長(左)。左2人目から酒井健夫学長、沢田康広副学長(撮影・たえ見朱実)
現時点で逮捕者は1人だが、継続中という大学の調査と警視庁の捜査の結果、複数に広がっていることが確認されれば、部の存続も考えるのか。この質問に、沢田副学長は「仮定の話なので分かりませんが、もし(逮捕者が)複数ということであれば(存続可否を)考えなければならない」という認識を示した。
チームの活動については明確なものはなかった。部員が逮捕された5日に無期限活動停止処分が科された一方、今季の関東大学リーグ1部上位「TOP8」は9月2日に日大と法政大(法大)の1カードで開幕する予定となっている。
既に開幕まで1カ月を切っており、関東学生連盟から翌9日を期限に出場可否の回答をするよう求められていることを沢田副学長が明らかに。その上で、回答内容については「決まっておりません。監督らと話し合って決めたい」と話すにとどめた。
また、チームとしては無期限の活動停止中だが「永遠と言っているわけではない」と沢田学長。しかし、今季中に解除される可能性があるのか問われると「それは分かりません」と答えた。個人レベルでのトレーニング継続については「自由」とした。
事件を巡っては大学側が先月6日、北畠容疑者の部屋のベッドに備え付けられた施錠可能な収納ボックスから植物片と錠剤を発見。12日後の18日に日大から相談を受けた警視庁が押収して鑑定した結果、植物片は大麻で、錠剤には覚醒剤成分が少量ながら含まれていたことが判明。8月3日に約5時間かけて寮を家宅捜索していた。
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース スポーツ【話題・日本大学(日大)アメリカンフットボール部・寮内自室で違法薬物を所持したとして、警視庁に覚醒剤取締法違反と大麻取締法違反(ともに所持)の疑いで3年生部員の北畠成文容疑者(21)が逮捕、送検された事件】 2023年08月08日 17:22:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。