【政界地獄耳・08.15】:終戦の日を狙う不気味なメールテロ事件
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・08.15】:終戦の日を狙う不気味なメールテロ事件
★終戦の日を前に韓国でメールテロ事件が頻発している。中央日報日本語版によれば「8日、韓国警察によると7日0時30分ごろ『8月9日15時34分までに(韓国野党「共に民主党」代表の)李在明(イ・ジェミョン)を殺害しなければソウル市内の図書館半径334メートルで爆弾が爆発するだろう』という電子メールがソウル市の公務員ら数人に発送された。また電子メールには英語で『重要:ソウルの複数の場所、特に地下鉄に爆弾を設置したのでしっかり捜索しなければならない』と書かれていた。『空はどんな色だろうか』『人は人を愛さなければならない』『そろそろ終わらせよう』など意味のわからない文章も含まれていたという」。
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★続けて「光復節である15日にソウル市庁を爆破するという電子メールが日本のアカウントを通じて韓国に送られた」といい、李代表、南山(ナムサン)タワー、国立中央博物館、日本人学校へも爆破脅迫と同じ手法での脅迫があった。いずれも実在する日本の第1東京弁護士会所属の弁護士のメール・ファクス等が使われている。同弁護士会のホームページにも「実在の法律事務所や弁護士名を騙った不審な連絡にご注意ください」とのメッセージが7月6日付で記載されていることから、アカウントを盗用して電子メールを送る方式のフィッシング犯罪とみられるが、弁護士会のメッセージは先月の日付で、既に前から同様の事犯が続いているようだ。英語、韓国語、日本語が混在するメールや幾度にもわたる脅迫など、悪質で組織的なものなのかも不明だが、メールテロ事件という新たなジャンルのテロは各国のサイバー捜査陣をほんろうしているのだろうか。
★日韓関係の改善を面白くないと思う者の犯行なのか、まったく別の意図があるのか、今の情報では判別できないが、終戦の日(韓国では光復節)を狙う意図は何なのか。不気味でならない。(K)※敬称略
◆政界地獄耳
政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】 2023年08月15日 07:47:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。