路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【社説②】:中国と南太平洋 影響力拡大への警戒が必要だ

2023-08-22 05:00:40 | 【中国・共産党・香港・一国二制度・台湾・一帯一路、国家の個人等の権利を抑圧統治】

【社説②】:中国と南太平洋 影響力拡大への警戒が必要だ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②】:中国と南太平洋 影響力拡大への警戒が必要だ

  中国がソロモン諸島を足がかりに、南太平洋で影響力を拡大する動きを強めている。米国主導の国際秩序に挑戦する構図だ。米豪日は警戒を怠ってはならない。 

 中国とソロモンは2019年の国交樹立以降、関係を深め、昨年には安全保障協定を結んでいる。中国の軍の派遣や艦艇の寄港を可能にする内容とみられている。

 今年7月には、ソロモンのソガバレ首相が訪中して習近平国家主席と会談し、経済関係の強化で合意したほか、警察協力協定も締結した。サイバー対策や警備など、治安関連の幅広い分野で中国が協力するという。

 米国と豪州の影響力が伝統的に強い南太平洋で、中国がソロモンを 橋頭きょうとう  にし、進出を加速させようとしているのは明らかだ。

 ソガバレ氏は習氏との会談で、対中圧力を強める米国を念頭に、「中国を抑え込む行動には反対だ」と述べた。事態は中国の思惑通りに進んでいると言える。

 ソロモンは軍隊を持たず、治安維持に不安を抱えている。一昨年の反政府暴動の際は、豪州などの治安部隊を受け入れ、中国からは警官派遣や警棒の提供といった支援を受けた。経済も 脆弱ぜいじゃく で、インフラ整備が課題となっている。

 そうしたソロモンの社会・経済基盤の もろ さを中国が突いた。今回の合意で、経済、安保、治安維持のいずれにも中国が深く関与することになる。ソロモンの国家運営に対する中国の影響力が格段に強まるのではないか。

 途上国の過度な中国傾斜の弊害はすでに顕在化している。

 カンボジアは、強権体制を中国の巨額援助が支える構造から、東南アジアでの国際会議で中国の立場を代弁することが多い、と評されている。スリランカは中国への債務返済に窮し、港の権益を事実上譲渡せざるを得なくなった。

 今後、南太平洋で同様のことが起きないとは限らない。

  島嶼とうしょ 国は中国の経済支援に期待を寄せる一方、米中の板挟みになるのは避けたいのが本音だ。自国の陣営に引き込もうとするかのような中国の行いで、自由で開かれた海であるべき太平洋が覇権争いの場となるのは好ましくない。

 米豪は、この地域で法の支配や航行の自由が維持されるよう、関与を強める必要がある。

 日本は米豪と連携して、島嶼国共通の課題であるインフラ整備や地球温暖化対策、人材育成などを支援し、国家としての基盤固めに貢献していくことが大切だ。

 元稿:讀賣新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2023年08月21日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①】:日米韓首脳会談 世界に示した揺るぎない結束

2023-08-22 05:00:35 | 【外交・外務省・国際情勢・地政学・国連・安保理・ICC・サミット(G20、】

【社説①】:日米韓首脳会談 世界に示した揺るぎない結束

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:日米韓首脳会談 世界に示した揺るぎない結束

 ◆安全保障協力を新たな次元へ◆

 日米韓の揺るぎない結束を世界に示した節目の会談と言えるだろう。3か国で安全保障協力を深化させ、国際秩序の再構築へ尽力すべきだ。

 日米韓首脳会談が、米ワシントン郊外の大統領の山荘キャンプデービッドで開かれた。バイデン米大統領が、岸田首相と尹錫悦韓国大統領を招待した。

 日米韓首脳会談は1994年以降、国際会議の場を利用して計12回開かれたが、この会談を単独で開催したのは今回が初めてだ。

 ◆特筆される協議定例化

 会談を呼びかけた米国には、ともに米国の同盟国である日本と韓国に、アジアの平和と安定の維持に重要な役割を果たしてもらう、という狙いがあるのだろう。

 ロシアがウクライナ侵略を開始してから間もなく1年半となるが、停戦の兆しは依然見えない。アジアでは中国が台頭し、北朝鮮は軍事挑発を続けている。米国が世界中に目を配り、秩序をリードしていくのは難しい。

 日本は厳しい国際情勢を直視して、自らの防衛力を着実に高めるとともに、米国の負担の軽減に努めていく必要がある。

 今回、特筆されるのは、3か国会談の定例開催で合意したことだ。首脳間に加えて外相、防衛相、安保担当の高官の各レベルで、それぞれ年1回開催するという。

 日韓関係は、尹氏が打開するまで元徴用工(旧朝鮮半島出身労働者)訴訟問題で冷え込んでいた。日米韓の協力も停滞が続いた。

 そうした状況が一変したのは、日本を「価値観を共有するパートナー」と位置づける尹氏の建設的な姿勢によるところが大きい。

 今回の会談を機に、重層的な協議を定例化し、3か国が将来的に連携していく体制を構築することが極めて重要だ。

 バイデン氏が会談後の共同記者会見で、「防衛協力を前例のないレベルに引き上げる。今後何十年という関係を築いていく」と述べたように、日米韓の協力を新たな次元に高めていきたい。

 北朝鮮の弾道ミサイル防衛は、日米両国がイージス艦などに迎撃ミサイルを、韓国は南部に米軍のミサイル防衛システムをそれぞれ配備し、対応している。

 そうした装備体系を3か国で一体的に運用し、迎撃の効果を上げることも検討課題になろう。

 ◆「対北」から役割拡大

 首脳会談ではまた、自衛隊と米韓両軍で対潜水艦などの共同訓練を定例化することで一致した。

 様々な取り組みを確実に進め、抑止効果を高めねばならない。

 3首脳がまとめた文書「キャンプデービッド原則」には、「力による一方的な現状変更の試みに強く反対」し、「台湾海峡の平和と安定の重要性を再確認した」と明記された。名指しは避けたが、中国を念頭に置いたものだ。

 日米韓の協力はこれまで、北朝鮮の核・ミサイル開発への対応が主眼だった。今回の会談は、そうした3か国の役割を、インド太平洋地域全体の安全確保へと拡大した、と言えるのではないか。

 中国は事実上、北朝鮮の軍事行動を支え、さらに台湾を威嚇し続けている。そうした活動を見過ごせば、朝鮮半島を含め、地域全体の安全が脅かされてしまうという判断が働いたのだろう。

 首脳会談では、経済安全保障も議題となった。3首脳は、半導体など重要物資のサプライチェーン(供給網)を強化していく方針を確認した。

 鉱物資源の豊富な中国は、対立する国に物資の輸出を禁じるなど経済的な威圧を繰り返している。中国に資源を依存するリスクは大きい。日米韓で安定した供給網を築くことは理にかなっている。

 現地では、日米、日韓の個別会談も行われた。

 日米首脳会談では、北朝鮮などが開発中の極超音速兵器に対抗するため、新型迎撃ミサイルを共同開発することで合意した。

 ◆海洋放出へ理解広がる

 岸田首相と尹氏は会談で、日韓両国が来年、ともに国連安全保障理事会の非常任理事国を務めることを踏まえ、国連でも緊密に連携していく方針を確認した。

 また、尹氏は会見で、東京電力福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出計画について、国際原子力機関(IAEA)の「妥当」という結論を念頭に「IAEAの調査を信頼している」と述べた。

 韓国の一部ネット媒体は、日本をおとしめようとして、処理水を巡る偽情報を流している。そうした中でも尹氏が科学的な判断を尊重し、海洋放出に理解を示したことは評価できる。

 元稿:讀賣新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2023年08月20日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【岸田政権】:「処理水」、24日に放出で最終調整…首相「漁業者のため必要な対策とり続ける」

2023-08-22 05:00:20 | 【原発事故・東電福島第一・放射能汚染・デプリ・処理水の海洋放出と環境汚染

【岸田政権】:「処理水」、24日に放出で最終調整…首相「漁業者のため必要な対策とり続ける」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田政権】:「処理水」、24日に放出で最終調整…首相「漁業者のため必要な対策とり続ける」

  政府は、東京電力福島第一原子力発電所(福島県)の処理水の海洋放出について、24日に開始する方向で最終調整に入った。22日に関係閣僚会議を開き、決定する。岸田首相は21日、全国漁業協同組合連合会(全漁連)の坂本雅信会長らと首相官邸で面会し、放出への理解を求めた。

 首相は坂本氏との面会後、首相官邸で記者団に、「22日朝、関係閣僚会議を開催し、放出の具体的な日程を決定する」と明らかにした。処理水の海洋放出の開始日は明言しなかった。首相は「日本やIAEA(国際原子力機関)の取り組みに対し、国際社会の理解も進んでいる」と述べ、処理水放出への環境が整いつつあるとの認識を示した。

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 福島第一原発の処理水の海洋放出に向け、全漁連の坂本雅信会長らと面会する岸田首相(左)(21日午後、首相官邸で)=源幸正倫撮影

 首相と坂本氏の面会に同席した西村経済産業相は記者会見で、「関係者の一定の理解を得た」と強調した。

 政府が処理水の海洋放出を24日開始で調整する背景には、福島県沿岸での沖合底引き網漁再開を9月1日に控えていることがある。地元の漁業者らの風評被害への懸念は強く、政府は休漁期間である今月中に放出を始め、モニタリング(監視)データを公表して安全性をアピールする必要があると判断したとみられる。

 首相は坂本氏との面会で、「(原発の)廃炉と処理水の放出を安全に完遂する。漁業者が安心してなりわいを継続できるよう、必要な対策をとり続ける」と伝え、風評被害対策に政府を挙げて取り組む考えを伝えた。

 これに対し、坂本氏は「処理水の海洋放出に反対であることは、いささかも変わりはない」としつつ、IAEAが処理水の放出計画の妥当性を認めた包括報告書などに触れ、「科学的な安全性への理解は、私ども漁業者も深まってきた」と一定の理解を示した。

 坂本氏は首相に、漁業者支援事業や風評対策に関する予算措置で「格段の配慮」を要請した。首相は「水産予算とは別に、たとえ数十年の長期にわたろうとも責任を持って対応する」と応じた。

 元稿:讀賣新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政策・岸田政権・東京電力福島第一原子力発電所(福島県)の処理水の海洋放出問題】  2023年08月22日  05:01:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【岸田首相】:処理水放出「安全に完遂する」…全漁連・坂本会長に理解求める

2023-08-22 05:00:15 | 【原発事故・東電福島第一・放射能汚染・デプリ・処理水の海洋放出と環境汚染

【岸田首相】:処理水放出「安全に完遂する」…全漁連・坂本会長に理解求める

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田首相】:処理水放出「安全に完遂する」…全漁連・坂本会長に理解求める

 岸田首相は21日夕、東京電力福島第一原子力発電所(福島県)の処理水の海洋放出を巡り、全国漁業協同組合連合会(全漁連)の坂本雅信会長らと首相官邸で面会し、海洋放出に理解を求めた。

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首相官邸に入る岸田首相(21日午前)=源幸正倫撮影

 首相は冒頭、「国として海洋放出を行う以上、(原発の)廃炉と処理水の放出を安全に完遂する」と述べた。その上で「漁業者が安心して 生業なりわい を継続できるよう必要な対策をとり続け、(海洋放出が)長期にわたっても対応することをお約束する」と語り、風評被害対策に万全を期す考えを示した。

 これに対し、坂本氏は「子々孫々まで寄り添って、(海洋放出が)長期にわたっても、国の全責任において必要な対策を講じ続けることを求める。我々の願いは漁業を続けていくことの一点だ」と述べた。

 政府は月内に放出を始める方向だ。坂本氏らとの面会を踏まえ、22日にも関係閣僚会議を開いて放出日を最終決定する。

 元稿:讀賣新聞社 主要ニュース 政治 【政策・岸田政権・東京電力福島第一原子力発電所(福島県)の処理水の海洋放出問題】  2023年08月21日  16:31:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【岸田政権】:処理水の海洋放出、月内で最終調整…福島原発視察の首相「漁業者の懸念に寄り添う」

2023-08-22 05:00:10 | 【原発事故・東電福島第一・放射能汚染・デプリ・処理水の海洋放出と環境汚染

【岸田政権】:処理水の海洋放出、月内で最終調整…福島原発視察の首相「漁業者の懸念に寄り添う」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田政権】:処理水の海洋放出、月内で最終調整…福島原発視察の首相「漁業者の懸念に寄り添う」

 政府は、東京電力福島第一原子力発電所(福島県)の処理水の海洋放出について、開始時期を月内とする方向で最終調整に入った。岸田首相は、全国漁業協同組合連合会(全漁連)の坂本雅信会長らと21日にも面会し、関係閣僚会議を経て最終決定する方針だ。首相は20日、同原発を訪れ、放出計画の準備状況を視察した。

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汚染水を浄化する多核種除去設備(ALPS)を視察する岸田首相(左手前)(20日午後、福島県の東京電力福島第一原子力発電所で)=代表撮影

 首相は視察後、放出時期について、「安全性の確保や風評対策の取り組みの状況を政府全体で確認し、判断していく」と記者団に語った。「(同原発の)廃炉と福島の復興を進めていくために、決して先送りできない課題だ」とも強調した。 

 日米韓首脳による会談や共同記者会見で米韓から放出への理解が得られたことを踏まえ、首相は「国際的にも科学的な知見に基づく冷静な対応が広がっている」と述べた。放出への環境が整いつつあるとの認識を示したものだ。

 9月1日には、福島県沿岸で沖合底引き網漁が再開される。このため、今月中にも放出を始め、モニタリング(監視)データを公表して安全性をアピールする狙いがあるとみられる。

 地元の漁業者らが風評被害を懸念していることに関しては、「放出は長期にわたる取り組みで、(漁業者らの)懸念に継続的に寄り添って対応していくことが必要だ。私自身も直接、政府としての考えをお伝えしたい」と語った。

東京電力福島第一原発(今年5月、読売ヘリから)=永井秀典撮影
東京電力福島第一原発(今年5月、読売ヘリから)=永井秀典撮影

 風評被害の対策に万全を期す考えも示した。首相は、経済産業省が300億円の基金を準備していることに言及し、「それでもなお風評被害が発生した場合には、東京電力が適切に賠償を行う仕組みもあり、しっかりと対応していく」と説明した。

 首相の同原発視察は2021年10月以来となった。20日は、汚染水を浄化する多核種除去設備(ALPS=アルプス)などの状況を確認し、東電ホールディングスの小早川智明社長らから放出の安全性などに関する説明を受けた。小早川氏は、経営陣が適時に情報を把握し、速やかに指示を出す態勢を整えるため、発電所や風評対応、賠償などの関係部署を横断的に統括する社長直轄のプロジェクトチームを新設する考えを明らかにした。

 元稿:讀賣新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政策・岸田政権・東京電力福島第一原子力発電所(福島県)の処理水の海洋放出問題】  2023年08月21日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【青森県】:全国指名手配中の男が検問中の警察車両に衝突、公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕 青森市の路上

2023-08-22 00:31:30 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【青森県】:全国指名手配中の男が検問中の警察車両に衝突、公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕 青森市の路上

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【青森県】:全国指名手配中の男が検問中の警察車両に衝突、公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕 青森市の路上 

 青森県警は21日、運転する乗用車を検問中の警察車両に衝突させたとして、公務執行妨害の疑いで住所不定、無職佐藤広明容疑者(76)を現行犯逮捕した。

※写真はイメージ※写真はイメージ

 県警によると、岩手県警が強盗殺人未遂容疑で全国に指名手配し、行方を追っていた。両県警は、同容疑の詳細について「捜査中」などとして明らかにしていない。

 公務執行妨害での逮捕容疑は21日午後4時35分ごろ、青森市浪岡の路上で、検問のため停車していた警察車両2台に車を相次いでぶつけ、職務を妨害した疑い。

 岩手県警から21日午前、「青森県内に指名手配の容疑者が潜伏している可能性がある」との情報があり、青森県警が捜索。同県十和田市内で車を発見し、ヘリも出動させ1時間以上にわたって追跡、青森市内で道路を封鎖して検問を実施していた。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【事件・犯罪・疑惑】  2023年08月22日  00:31:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【岸田政権】:原発処理水は「見切り発車」で24日にも放出 全漁連「反対は変わらず」首相は風評対策継続

2023-08-22 00:15:50 | 【原発事故・東電福島第一・放射能汚染・デプリ・処理水の海洋放出と環境汚染

【岸田政権】:原発処理水は「見切り発車」で24日にも放出  全漁連「反対は変わらず」首相は風評対策継続

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田政権】:原発処理水は「見切り発車」で24日にも放出 全漁連「反対は変わらず」首相は風評対策継続 

 政府は21日、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出について、24日にも始める方向で最終調整に入った。

 22日午前に関係閣僚会議を開き、最終決定する。岸田文雄首相は21日、全国漁業協同組合連合会(全漁連)の坂本雅信会長と官邸で面会し、風評被害など必要な対策を継続すると説明。だが坂本氏は「漁業者、国民の理解を得られない放出に反対であるのは変わらない」と強調した。放出が「見切り発車」で始まる可能性が高まった。漁業者の批判が強まるのは避けられない。

 首相は「今後数十年にわたろうとも、漁業者が安心してなりわいを継続できるように必要な対策を取り続けることを全責任を持って約束する」と表明。関係閣僚会議で「安全性の確保、風評対策の取り組み状況、今後の取り組みについて確認し、議論する」として、政府方針への理解を求めた。坂本氏は国際原子力機関(IAEA)の包括報告書などに触れ「科学的な安全性への理解は深まってきた」と述べた。

 面会で首相は「長期にわたる廃炉の完遂まで、漁業者のなりわいが継続するよう取り組む」とした上で「処理水の影響にかかる必要な予算措置については、水産予算とは別に政府全体として責任を持って対応する」と明言した。

 政府は風評被害対策に300億円、漁業継続の支援に500億円の基金を設けたが、放出に反対する中国は日本産海産物に対する輸入規制を強化している。放出後はさらなる対抗措置を取るとみられ、水産業への影響は拡大する恐れがある。

 福島第1原発では、汚染水を多核種除去設備(ALPS)で浄化しているが、放射性物質のトリチウムは除去できず、処理水として敷地内のタンクで保管している。2021年4月、当時の菅義偉首相が2年後をめどに海洋放出を開始すると決定した。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・岸田政権・東京電力福島第1原発処理水の海洋放出】  2023年08月21日  20:36:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【福島県】:内堀知事、処理水対応めぐり「漁業者と真剣に向き合って、信頼構築が極めて重要」

2023-08-22 00:15:40 | 【原発事故・東電福島第一・放射能汚染・デプリ・処理水の海洋放出と環境汚染

【福島県】:内堀知事、処理水対応めぐり「漁業者と真剣に向き合って、信頼構築が極めて重要」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【福島県】:内堀知事、処理水対応めぐり「漁業者と真剣に向き合って、信頼構築が極めて重要」

 東京電力福島第1原発の処理水海洋放出計画を巡り、福島県の内堀雅雄知事は21日の定例記者会見で「国が最後まで責任を持って対応することが重要だ」と従来の考えを繰り返した。

東京電力福島第1原発(共同)東京電力福島第1原発(共同)

 岸田文雄首相が全国漁業協同組合連合会(全漁連)と面会する予定に関し、「(処理水放出について)一定程度理解が進んでいるが、漁業者をはじめ反対を真剣に訴える人がいる。漁業者と真剣に向き合って理解を深め、信頼を構築することが極めて重要だ」と強調した。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・地方自治・福島県・東京電力福島第1原発処理水の海洋放出】  2023年08月21日  12:20:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【福島第一原発処理水問題】:首相が漁業関係者と面会へ 全漁連側は反対姿勢崩さぬ構え

2023-08-22 00:15:30 | 【原発事故・東電福島第一・放射能汚染・デプリ・処理水の海洋放出と環境汚染

【福島第一原発処理水問題】:首相が漁業関係者と面会へ 全漁連側は反対姿勢崩さぬ構え

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【福島第一原発処理水問題】:首相が漁業関係者と面会へ 全漁連側は反対姿勢崩さぬ構え 

 東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を巡り、岸田文雄首相は21日午後、全国漁業協同組合連合会(全漁連)の坂本雅信会長と面会する。岸田首相は22日に関係閣僚会議を開き、放出の開始時期を決める意向。それまでに安全性確保と風評被害対策を徹底する方針を伝えることで理解を得たい考えだが、全漁連側は反対の姿勢を崩さないとみられる。

岸田文雄首相(2023年6月19日撮影)岸田文雄首相(2023年6月19日撮影)

 全漁連は今年6月、放出に「反対であることはいささかも変わらない」とする特別決議を採択。7月に西村康稔経済産業相と会談した際も、坂本氏が「反対の立場は変わっていない」と伝えている。

 漁業者には、処理水放出に伴う風評被害への懸念が根強い。政府は風評被害対策に300億円、漁業継続の支援に500億円の基金を設けたが、放出に反対する中国が日本産海産物に対する輸入規制を強化しており、生産現場では影響が出始めている。

 処理水の海洋放出を巡っては、政府と東電が2015年、福島県漁業協同組合連合会と「関係者の理解なしには(処理水の)いかなる処分もしない」とする約束を交わしており、漁業関係者の理解が放出の条件となっている。

 福島第1原発では、汚染水を多核種除去設備(ALPS)で浄化するが、放射性物質のトリチウムは除去できず、処理水として敷地内のタンクで保管している。保管量は8月3日時点で容量の98%となる約134万トン。首相は20日、第1原発を視察し、廃炉作業を進めるため、処理水を放出しタンクを減らすことが必要だと強調した。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・岸田政権・東京電力福島第1原発処理水の海洋放出】  2023年08月21日  09:45:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【東京五輪】:安倍前首相の大嘘 福島原発“アンダーコントロール”の惨状

2023-08-22 00:15:20 | 【原発事故・東電福島第一・放射能汚染・デプリ・処理水の海洋放出と環境汚染

【東京五輪】:安倍前首相の大嘘 福島原発“アンダーコントロール”の惨状

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【東京五輪】:安倍前首相の大嘘 福島原発“アンダーコントロール”の惨状

 年が明ければ国民は忘れるなんて考えは大間違い。

 桜を見る会の前夜祭を巡り、虚偽答弁118回の安倍前首相の“虚言癖”は病的レベル。とりわけ印象深いのは東京五輪招致のため、福島原発事故の影響について世界を欺いた「アンダーコントロール」の大嘘である。

世界を欺いた「アンダーコントロール」宣言(東京のプレゼンテーションをする安倍前首相=2013年IOC総会で)/(C)共同通信社

  世界を欺いた「アンダーコントロール」宣言(東京のプレゼンテーションをする安倍前首相=2013年IOC総会で)/(C)共同通信社

 今年3月には未曽有の事故から10年の節目を迎えるが、廃炉作業はもはや「コントロール不能」。喫緊の課題である汚染処理水の海洋放出問題も時間切れだ。

リオデジャネイロのマラカナン競技場で行われたオリンピックの閉会式に、安倍晋三首相が「スーパーマリオ」の扮装で登場し、2020年東京大会をアピールした(2016年 ロイター/Stoyan Nenov)

 放出の方針を固めている政府と東電は、昨年4月から全国漁業協同組合連合会など「関係者のご意見を伺う場」を開催してきたが、10月の第7回を最後に中断。「放出は時期尚早」と風評被害を懸念する自民党農水族の反発もあり、いまだ正式決定に至っていない。

 「原発敷地内の貯水タンクは来年秋ごろには満杯に。海洋放出に必要な施設整備は2年ほどかかり、タイムリミットはとうに過ぎています。追い打ちをかけるのが新型コロナ禍。今年中に予定していた燃料デブリの試験的取り出しも、渡航制限の影響で英国製装置の輸送のメドが立たず1年程度遅れる見通し。同じことは汚染処理水の施設整備にも当てはまりかねません」(東電関係者)

 さらに2・3号機の原子炉格納容器の真上にある「シールドプラグ」と呼ばれるフタ部分が極めて高濃度に汚染されていることが判明。推定放射性物質の量は兆を超える「京」ベクレル級で、人が1時間もそばにいれば死に至るという。

 世界をだまして勝ち取った五輪開催も新年早々、緊急事態宣言が発令されれば絶望視。安倍前首相の大嘘は五輪中止の形で断罪されそうだ。

 元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース 政治・経済 【政治ニュース】  2021年01月05日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①】:福島事故から12年 原発の危うさを忘れまい

2023-08-22 00:15:10 | 【原発事故・東電福島第一・放射能汚染・デプリ・処理水の海洋放出と環境汚染

【社説①】:福島事故から12年 原発の危うさを忘れまい

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:福島事故から12年 原発の危うさを忘れまい

 東京電力福島第1原発は今も廃炉作業の先が見えない。事故から12年の今、新たな局面を迎える。

 構内で汚染後に浄化した処理水を「春から夏ごろ」に海洋放出することを政府が決めた。
 処理水には放射性物質トリチウムが残るが「人体への影響が小さい」程度に薄めるという。放出は30年以上続き、汚染への懸念や風評被害などを恐れる声は根強い。
 地元や全国の漁協は反対する。政府と東電は2015年に「関係者の理解なしにはいかなる処分もしない」と約束したはずだ。
 福島産食品の輸入規制はなお中国、韓国など12カ国・地域に及ぶ。復興道半ばの放出は震災直後に等しいダメージを与えないか。
 政府は事故後に原発依存の低減方針を掲げていたが、岸田文雄首相は運転期間延長や次世代型導入など積極活用にかじを切る。
 処理水と同じく国民との対話を尽くさぬ唐突さだ。福島の教訓を忘れた政権の暴走は許されない。
 
 ■処理水放出で分断も
 
 福島の漁業は21年3月で事故後の試験操業を終え、本格操業に向けた移行期に入っている。
 親潮と黒潮がぶつかるプランクトンが豊富な漁場で知られるが、漁獲は震災前の2、3割程度という。国の復興支援事業を基に5割以上に戻す増産計画が作られ、各漁協が取り組みを始めている。
 福島県地域漁業復興協議会委員で福島大准教授の林薫平さんは「少なくとも成果が表れる3年間は放出を凍結すべきだ」と話す。
 処理水放出は保管タンク約千基が秋には満杯となるというのが理由だが、原発回帰に歩調を合わせるかのようだ。漁業者の都合と関係なく進み、国や東電の言う「廃炉と復興の両立」には程遠い。
 岸田政権は風評被害対策や事業継続のため漁業者向けに二つの基金を設け計800億円を投じる。
 対策の枠組みを地元や漁業に狭めたい意図も見える。林さんは「福島で解決すればいいのではとの風潮にならないか」と危惧する。
 放出計画は原子力規制委員会が認め、国際原子力機関(IAEA)も近く検証結果を公表する。
 異論は「風評」とされ国民の口をつぐませる恐れもあろう。福島との分断を招けば復興は遠のく。
 
 ■廃炉の国民的論議を
 
 福島第1原発では冷却用の注水や地下水が溶融核燃料(デブリ)に触れ、汚染水が1日約100トン発生する。デブリ除去ができなければ処理水増加も止まらない。
 推計880トンものデブリ取り出しは廃炉の最難関だ。当初は21年開始だったがコロナ禍もあり、2号機で今年10月以降となる。
 とはいえ東電は初年度は試験的で「取り出す量は数グラム程度」と言う。1、3号機に至っては内部の状況把握が進まず工法も未定だ。
 廃炉計画は原発が「冷温停止状態」となった11年12月から30~40年後に終える。だが廃炉完了の具体的な姿はいまだ定まらない。
 安倍晋三元首相は8年前の会見で「廃炉、汚染水対策では東電任せにせずに国も前面に立つ」と述べた。ただ国は方針を決め支援をするが実施主体は東電のままだ。
 事故翌年に有識者の国会事故調査委員会は「未解明部分の事故原因の究明」「廃炉の道筋」などを考える第三者機関設置を求めた。この提言は今も生きている。
 放出は原子力専門家を中心とした経済産業省の小委員会が導いた。本来は廃炉全体を見据え、国民全体の議論の場で決めるべきだ。
 
 ■再エネ拡充策が先だ
 
 ウクライナ侵攻はロシアに天然ガスを依存する欧州で原発回帰を促したかに見える。オランダは昨年、原発2基新設を決め、ポーランドやチェコなども建設予定だ。
 福島事故を受け昨年末に原発全廃方針だったドイツは冬を乗り切るため3基を稼働延長させた。ただショルツ首相は運転が今年の「4月15日に終わりを迎える」と述べ、あくまで暫定措置と強調する。
 再生可能エネルギーへの代替が進んでいるからだ。昨年の構成比は45%で10年前の約2倍になった。7年後には80%とする目標だ。
 日本も2年前のエネルギー基本計画に「再生可能エネルギーの主力電源化を徹底」と明記し、30年度の構成比36~38%を掲げた。
 急ぐべきは再エネ拡大の具体的戦略ではないか。なのに60年超の原発運転延長では筋が通らない。
 岸田首相は先月の衆院予算委員会で原発活用を「需給の逼迫(ひっぱく)への対応」と答弁した。電気代高騰から理解を示す風潮もあるようだ。
 だが安全審査に合格し現実的に数年で動かせるのは4基のみだ。当面の危機には対応できない。
 ロシアによる原発攻撃は12年前のメルトダウンの恐怖を思い起こさせた。福島事故の後始末は終わっていない。記憶を風化させず、国民の安全を最優先に再エネ中心の道筋を歩む必要がある。

 元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2023年03月11日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【2023年08月21日 今日は?】:大阪桐蔭が金足農を下し、史上初めて2度目の春夏連覇

2023-08-22 00:00:50 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【2023年08月21日 今日は?】:大阪桐蔭が金足農を下し、史上初めて2度目の春夏連覇

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2023年08月21日 今日は?】:大阪桐蔭が金足農を下し、史上初めて2度目の春夏連覇

 ◆8月21日=今日はどんな日

  第100回全国高校野球選手権大会決勝で大阪桐蔭が金足農を下し、史上初めて2度目の春夏連覇(2018)

18年8月、夏の甲子園で優勝し歓喜する大阪桐蔭ナイン18年8月、夏の甲子園で優勝し歓喜する大阪桐蔭ナイン

 ◆出来事

  ▼プロ野球国鉄の金田正一投手が左投手初の完全試合(1957)▼リオデジャネイロ五輪閉会式(2016)

 ◆誕生日

  ▼稲川淳二(47年=タレント)▼関根勤(53年=タレント)▼鈴木祥子(65年=シンガー・ソングライター)▼西村和彦(66年=俳優)▼萩原聖人(71年=俳優)▼VERBAL(75年=m-flo)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2023年08月21日  00:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【2023年08月20日 今日は?】:記録的豪雨による広島市の土砂災害で77人死亡

2023-08-22 00:00:40 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【2023年08月20日 今日は?】:記録的豪雨による広島市の土砂災害で77人死亡

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2023年08月20日 今日は?】:記録的豪雨による広島市の土砂災害で77人死亡

 ◆8月20日=今日はどんな日

  記録的豪雨による広島市の土砂災害で77人死亡(2014)

最も被害の大きかった広島市安佐南区八木3丁目を襲った土石流の通り道(2014年8月撮影)

 

 ◆出来事

  ▼小学校令が改正され公布。義務教育期間の尋常小学校は4年制に一本化、授業料を無償に(1900)▼エストニアの最高会議がソ連からの完全独立を宣言(1991)

 ◆誕生日

  ▼桐島かれん(64年=タレント)▼梅宮アンナ(72年=タレント)▼勝地涼(86年=俳優)▼森崎ウィン(90年=俳優)▼三浦由衣(92年=女優)▼白石麻衣(92年=タレント)▼秋元真夏(93年=タレント)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2023年08月20日  00:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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