【社説①】:自民裏金の実態 身内では解明できない
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:自民裏金の実態 身内では解明できない
自民党は派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、党所属国会議員らを対象にしたアンケート結果を公表した=写真。しかし、新たな事実や背景は判明せず、身内による調査の限界を露呈した。
元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】 2024年02月15日 07:56:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【社説①】:自民裏金の実態 身内では解明できない
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:自民裏金の実態 身内では解明できない
自民党は派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、党所属国会議員らを対象にしたアンケート結果を公表した=写真。しかし、新たな事実や背景は判明せず、身内による調査の限界を露呈した。
元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】 2024年02月15日 07:56:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【社説②】:コロナ後の中国 懸念される社会の萎縮
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②】:コロナ後の中国 懸念される社会の萎縮
元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】 2024年02月15日 07:55:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【筆洗】:頭に大けがを負った貴族がいた。頭の骨を修復するためにある動…
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:頭に大けがを負った貴族がいた。頭の骨を修復するためにある動…
頭に大けがを負った貴族がいた。頭の骨を修復するためにある動物の骨を使った。死んだイヌの骨だそうだ。1682年、ロシアでの手術で記録に残るものではこれが動物の身体の一部を人に使った最初のケースらしい
▼手術は成功したが、イヌの骨を体に入れることをロシアの教会が認めなかった。破門すると警告し、貴族はやむなく移植片を除去したと伝わる
▼無論、当時とは事情は大きく異なり、動物の臓器を人に使う「異種移植」への期待は高まる一方である。腎臓などの移植を希望する患者が増える中、人の臓器提供は不足している。もし動物の臓器が安定的に使えれば…。日本のベンチャー企業が人に臓器を移植するために遺伝子改変したブタ3頭を誕生させることに成功した。国内初という
▼「異種移植」の最大の壁は人に移植した際に起こる拒絶反応だそうだ。今回、拒絶反応の起こりにくいブタの細胞を米国の企業から輸入し、クローン技術で誕生させた▼人への「異種移植」のドナーにブタが選ばれやすい理由は臓器の大きさが人に近く、生理機能も似ているためという。食用動物であり、サルなどに比べれば倫理的な抵抗感も比較的少ないこともあるそうだ
▼生まれたブタの赤ちゃんの写真を見る。医療の発展に貢献し、人の命を救う道を切り開くのが役目なのだと分かっていても、申し訳ない気持ちにもなる。
元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】 2024年02月15日 07:04:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【社説①】:地震後の住まい 地域のつながり大切に
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:地震後の住まい 地域のつながり大切に
能登半島地震の被災地で仮設住宅の一部が完成し、避難者たちの入居が始まった。生活再建のためにも住まいの確保は最優先課題だが、地域のつながりがことの外、強い土地柄でもあり、住民同士が絆を保ちながら暮らせるよう配慮することも忘れてほしくない。
元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】 2024年02月14日 08:03:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【社説②】:小澤さんを悼む 名演生んだ人柄と情熱
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②】:小澤さんを悼む 名演生んだ人柄と情熱
ウィーン国立歌劇場やボストン交響楽団の音楽監督などクラシック音楽界の頂点と言えるポストを歴任した指揮者、小澤征爾さん。並外れた技術と情熱で聴衆を魅了したのはもちろん、後進の育成に果たした貢献も多大だった。
元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】 2024年02月14日 08:02:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【筆洗】:江戸時代の黄表紙「虚言八百万八(うそはっぴゃくまんぱち)伝…
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:江戸時代の黄表紙「虚言八百万八(うそはっぴゃくまんぱち)伝…
江戸時代の黄表紙「虚言八百万八(うそはっぴゃくまんぱち)伝」はウソやホラを得意とした万八なる人物の話で、落語の元ネタにもなっている。万のうち八つしか本当のことを言わぬ人とはウソつきをいう「千三つ」を大きく超える
▼奥州の寒さを語る、万八の話がすごい。寒さのせいで言葉が凍るというのである。隣に住む、おばあさんに「ばば様、茶ができた(入った)」と声を掛けてもその声が届くことなく、壁に凍りついてしまう。春になって暖かくなるとその声が壁から溶けだし、いっせいに「ばば様、茶ができた、できた、できた…」
▼2月中旬というのにこの暖かさ。「ばば様…」の連呼が聞こえてきそうである。南から流れ込んだ暖かい空気の影響で全国的に気温が上昇し、一気に春めいてきた
▼昨日の東京都心の最高気温は17度を超えた。今週の後半は20度までいくそうだ。春めくどころか、4月中旬の陽気だろう
▼体はラクとはいえ、季節外れの暖かさが心配でもある。急な気温の上昇が雪崩や土砂災害につながる恐れもある。とりわけ能登半島。地震で地盤が緩んだところに、この妙な高温が新たな災いなど起こさぬことを願う
▼<春めくややぶ(藪)ありて雪ありて雪>一茶。人の心を落ち着かせるやすらぎの季節が春ならば、かの地ではたとえ気温が上がったとて、心に降り積もった雪はなおも深かろう。能登に「春」の訪れを待つ。
元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】 2024年02月14日 07:02:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【政界地獄耳・02.10】:いささかステレオタイプな小渕優子批判
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・02.10】:いささかステレオタイプな小渕優子批判
★7日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」では自民党幹部議員による同党議員へのヒアリングを取り上げた。前明石市長で弁護士の泉房穂は「当然、調査の主体は第三者ですよ。小渕(優子)選対委員長が、(かつて自身の『政治とカネ』問題で)説明責任を問われている方が、何を質問するんですか。ちゃんと第三者委員会をつくって、第三者が中心で調査すべき」と主張した。また「社会の無関心の打破」を訴えるコメンテーターの安部敏樹も(帳簿データが入った事務所パソコンが電気ドリルで破壊された)ことをあげ「政治資金規正法違反で、ハードディスクをドリルで壊した人が聞き取りに来られても、聞かれた方もお前が言うなって誰もが思うレベル」とした。
★元朝日新聞記者・浜田敬子は「自民党の議員による自民党の人の自己申告の調査が、いかに信用できないか。きちんと外部の人が調査することが必要」「やっぱり小渕さんが入っていることにすごく違和感を持ちます。彼女は本人の責は問われなかったですけれども、数年前に同じ政治資金の収支報告書の不記載の問題で、秘書の方は罪を認めているわけですよ。その人が調査をする側に回るかな」とした。
★3人の第三者に調べさせるべきという指摘は全くその通りだと思う。異論はない。だが、小渕への批判に対してはいささかステレオタイプのレッテルではないか。10年前の事件は、その後の裁判結果で本人はとがめられなかったが、3度の衆院選挙を経たこと、おととしの組織運動本部長就任までは表舞台の役職を固辞し、党内で雑巾がけを続けたことなどを鑑みれば、しばらく役職に就かなければほとぼりが冷めるとたかをくくる旧安倍派幹部に対して、政治とカネへの国民の批判はそんな甘いものじゃないといえる唯一の議員ではないか。弁護士、ジャーナリスト、起業家の3人の政治家の再起を許さない対応は厳しすぎないか。(K)※敬称略
◆政界地獄耳
政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】 2024年02月10日 07:13:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【政界地獄耳・02.09】:「何でもありじゃないですか」あきれた答弁で時間切れ狙う岸田首相
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・02.09】:「何でもありじゃないですか」あきれた答弁で時間切れ狙う岸田首相
★6日の予算委員会答弁では選挙の際に、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)から「政策協定」に当たる推薦確認書に署名したか「覚えていない」と繰り返していた文科相・盛山正仁が、7日の予算委員会では「うすうす思い出した」と発言を変えた。ところが8日の衆院予算委員会で同じことを問われ「サインをしたのかもしれないが、記憶にない」と、行ったり来たりの記憶をさまよった。記憶があいまいなまま、予算委員会を乗り切らなくてはならない宗教法人を所管する大臣では話にならないが、これには訳がある。
★首相・岸田文雄がセーフかアウトかのラインを決めないので、アウトラインが決まらないからだ。それは政治とカネの問題も同様だ。立件基準が金額で線引きされた地検の判断は、政治判断の基準と並べるわけにはいかない。だが国民から見れば、10万円でも国税庁からとがめられるのにという思いだ。数千万円が非課税で懐に入る場合も合法になる政治のカネだからこそ、透明にして欲しいという願いは当然だろう。
★それを如実に表したのが、7日の衆院予算委員会での立憲民主党・後藤祐一の質問だ。前政調会長・萩生田光一が政治資金収支報告書の支出欄の収入総額、前年繰越額、支出総額、翌年繰越額の全てを不明と訂正して記したが、「脱税の疑いがあるマネーロンダリング(資金洗浄)」ではないかと指摘。「このような訂正は政治資金規正法上認められるのか」と問うと、総務相・松本剛明は「災害などにより領収書が滅失した場合に不明という訂正の事例がある」と答弁した。後藤は「八王子(萩生田の選挙区)で大地震もあったんですか。こんなの認めちゃうんですね。何でもありじゃないですか」とした。野党席からは「裏金は災害か」とやじが飛んだ。まさに国会議員なら逃げられることを証明した形だ。盛山の答弁や委員会にいない萩生田の報告書の中身について、同じ答弁を繰り返し続ける岸田の神経のずぶとさに野党が負けるまで、このやりとりが続くのだろうか。(K)※敬称略
◆政界地獄耳
政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】 2024年02月09日 07:54:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【政界地獄耳・02.08】:】野党共闘を示唆した国民玉木 世論の機運つかめるか
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・02.08】:】野党共闘を示唆した国民玉木 世論の機運つかめるか
★4日に投開票された京都市長選挙は自民、立憲民主、公明、国民民主という与野党の相乗り選挙だったが、元官房副長官・松井孝治が共産党が支援した元京都弁護士会副会長・福山和人に競り勝った。松井は福山と1万6000票差の薄氷の勝利だった。福山に共産は推薦を出さず、支持にとどめたが、それが無党派票をまとめた格好だ。
★同日投開票の群馬県の前橋市長選は、4期目を目指した山本龍と前県議で新人の小川晶が激突。いずれも無所属で出馬したが、現職は自民・公明が推薦、小川は連合群馬が推薦した。群馬は保守王国。県選出の国会議員は衆院5議席、参院2議席とも自民が独占。まして党選対委員長・小渕優子がついていたが及ばなかった。いずれも自民党色を薄めたものの、自民党への国民の怒りは大きく、歯が立たなかったというのが本音だろう。過去にも1993年、細川政権が出来る直前には都議会選挙で大きな変化が起こった。総選挙は自民党から分裂した小沢一郎らの改革フォーラム21や新党さきがけは勝ったし、自民党も票を減らさなかった。減らしたのは当時の社会党で、その分が日本新党の勝利につながった。当時も自民党長期政権下の政官業の癒着構造、政治とカネなどの世論が渦巻いていたが、自民党よりもだらしない社会党への批判として現れ、連立政権に突破力を期待した格好だ。
★7日、国民民主党は両院議員総会で昨年11月に国民が23年度補正予算に賛成したのと引き換えに再開されたトリガー条項をめぐる与党協議の離脱を正式決定した。ただ与党は国民民主党が昨年末の内閣不信任案に賛成したことに強い反発があった。党代表・玉木雄一郎は「政策の一致する他の政党、野党と連携していくことは当然、選択肢に入ってくる」と野党共闘を示唆したが、2度にわたるトリガー条項へのこだわりと失敗の責任論もくすぶる。地方選の流れや勢いを見れば野党結集せざるを得ない状況を玉木も認めざるを得ない。さてどうなるか。(K)※敬称略
◆政界地獄耳
政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】 2024年02月08日 08:11:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【政界地獄耳・02.07】:失敗認めなければ全てが無駄 低すぎる国家公務員の「マイナ保険証」利用率
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・02.07】:失敗認めなければ全てが無駄 低すぎる国家公務員の「マイナ保険証」利用率
★政策の失敗を認めないのも結構だが、そのための評価も甘ければすべては無駄になりかねない。総務省の21年度行政事業レビューによれば、マイナンバーカードは「21年度末までにほぼ全国民に行き渡ること」を目指し、マイナンバーカードの普及促進を図るものとあり、点検結果は「現状円滑なマイナンバーカードの普及促進が実施できている」という結論だ。
★既に2兆円を超す予算を消化したマイナンバーカードだが、24年度概算要求のマイナンバーカード予算は、マイナンバーカードの利便性・機能向上、円滑に取得できる環境整備、住民との接点(「フロントヤード」)の改革や自治体情報システムの標準化・共通化を通じた自治体DXの推進で624・2億円。昨年度は、「マイナンバーカードの円滑な交付体制の確保・利便性の向上・自治体マイナポイントの全国展開」の予算として763・2億円を要求している。この予算委員会の最中の6日、厚労相・武見敬三は嫌がらせのように「マイナ保険証」の国家公務員の利用率について発表。「低すぎる。もっと率先して使ってもらえるように働きかける必要性を認識した」と総務省の無駄遣いを皮肉るような発言をした。当の厚労省すら昨年11月の利用率は4・88%。国家公務員の利用率は4・36%。防衛省は最も低く2・50%だ。
★このレベルで予算計上する意味があるのか。国民の利用率ではない。公務員や厚労省すら使っていない。つまり普通の健康保険証で十分ということを証明しながら、普及・促進・広報の予算をかけることに誰もブレーキをかけない。こちらの方がやるべきことをやらない、1度決めたら止められない「国家の威信」という名の不作為ではないのか。自民党の裏金事件の質問で珍問答が6日の衆院予算委員会でも続いたが、裏金の定義で首相・岸田文雄と総務相・松本剛明はのらりくらりの答弁を繰り返した。マイナンバーカード普及の無駄遣いをただす議員はいないのか。(K)※敬称略
◆政界地獄耳
政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】 2024年02月07日 07:46:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【一覧】:二階俊博氏3500万円書籍代の内訳公表 3年で2.7万冊、小池都知事関連本も
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【一覧】:二階俊博氏3500万円書籍代の内訳公表 3年で2.7万冊、小池都知事関連本も
自民党の二階俊博元幹事長の事務所は14日、二階氏の資金管理団体「新政経研究会」が先月訂正した2020~2022年の政治資金収支報告書で、書籍代として計上した約3500万円分の内訳を公表した。総購入冊数は2万7700冊にのぼる。
自民党の二階俊博元幹事長(2023年4月撮影)
本の帯に「歴伝秘話」とある二階氏の生きざまに触れた「ナンバー2の美学 二階俊博の本心」が5000冊、計1045万円と冊数、購入額ともに最多。また、親交が深い東京都の小池百合子知事に関する「小池百合子の大義と共感」も3000冊、計396万円分購入されていた。
事務所は書籍名や冊数、価格、領収書や銀行に振り込んだ際の伝票を公表するとともにコメントも発表。書籍代について「1つ目のケースは、議員活動としての政策広報のための支出です。具体的には、二階の推進する国土強靱化、観光立国、地方創生、平和外交などの政策広報や政治活動を紹介することを目的として出版した書籍の費用」「出版社(作家)より出版構想並びに最低買い取り数量を提案され購入いたしました」と説明。また「2つ目のケースは、政策広報のため与野党の政治家や関係者より著書を紹介され纏(まと)めて購入した書籍の費用」と記載。領収書の写しはすべて党側の聞き取り調査で提出したという。
これらの書籍について「選挙区外の行政や議会関係者、関連する政策を進める関係者などに配布し政策広報に努めています」とし「今回、記載漏れにより、ご心配と不信感を与えてしまったことを深くお詫び申し上げます。今後、再発防止に努めてまいります」ともつづられた。
二階氏の書籍代をめぐっては一般の感覚とかけ離れた高額さから、SNS上などで「本屋か」などと批判を受けていた。14日の衆院予算委員会でも、野党が岸田文雄首相に。領収書の有無などを二階氏に確認するよう求めていた。
事務所が公表した書籍と購入数、購入額は次の通り(カッコ内は著者)。
◆ ◆ ◆
◆冤罪(石井一著)300冊、46万2000円
◆グリーンの上の政治家たち(石井一著)300冊、46万2000円
◆つくられた最長政権(石井一著)300冊、46万2000円
◆Monthly Koron(月刊公論)2020年2月号(大中吉一著)2000冊、186万6000円
◆月刊日本2020年8月号 3000冊、234万円
◆二階俊博の政界戦国秘録<5>(大下英治著)500冊、34万1000円
◆二階俊博幹事長論(森田実著)300冊、30万880円
◆小池百合子の大義と共感(大下英治著)3000冊、396万円
◆内閣官房長官(大下英治著)2000冊、156万8600円
◆ナンバー2の美学 二階俊博の本心(林渓清著、大中吉一監修)5000冊、1045万円
◆地元メディアが見た 二階俊博 力の源泉 3000冊、275万円
◆最長幹事長(大下英治著)3000冊、231万円◆政権奪取秘史 二階幹事長・菅総理と田中角栄(大下英治著)3000冊、475万2000円
◆新しい「日本の歩き方」(山谷えり子著)1000冊、154万円
◆自民党幹事長 二階俊博伝(大下英治著) 300冊、44万8800円
◆内閣総理大臣(大下英治著)500冊、39万2150円
◆自治体の元気印レシピ(松浪健四郎著)200冊、31万7200円
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・二階氏の資金管理団体「新政経研究会」が先月訂正した2020~2022年の政治資金収支報告書で、書籍代として計上した約3500万円分の内訳を公表した】 2024年02月15日 05:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【独自】:甘利氏、全国に「裏金」提供か、政策活動費が原資の可能性 端緒は河井元法相の大規模買収事件
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【独自】:甘利氏、全国に「裏金」提供か、政策活動費が原資の可能性 端緒は河井元法相の大規模買収事件
2019年の参院選で自民党の選挙対策委員長だった甘利明衆院議員(74)が、宮城選挙区の同党公認候補だった愛知治郎元参院議員(54)の応援で同選挙区に入った際、愛知氏の後援会幹部に現金100万円を渡していたことが13日、愛知氏らへの取材で分かった。<button class="sc-jySBnz dfaIcR" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button><button class="sc-jySBnz dfaIcR" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button>
自民党本部であった会合であいさつする甘利氏(2023年9月7日)(中国新聞社)
■ 【一覧】2019年に政策活動費を受け取った政治家と受領額
甘利氏は、同じ参院選の広島選挙区で大規模買収事件を起こした河井克行元法相(60)にも現金100万円を提供。党の資金を使って全国各地の同党公認候補側に陣中見舞いとして100万円を配ったと、中国新聞の取材に説明していた。
一方で、甘利氏が関係する主な政治団体や自民党の政治資金収支報告書(19年)を見ると、いずれの100万円も記載されていない。使途公開の義務がなく、事実上の裏金と指摘される自民党の「政策活動費」を使い、陣中見舞いとして「裏金」を全国で配り回っていた可能性がある。
愛知氏らによると、甘利氏は当時選対委員長として全国を応援に回り、激戦だった宮城選挙区には選挙戦3日目の7月6日に入った。その際、愛知氏の後援会幹部が甘利氏から現金100万円の入った封筒を渡されたという。
中国新聞の取材に対し愛知氏は後援会幹部から現金受領の報告を受けたとした上で「収支報告書に載せるように指示した」と説明。表の金として扱ったとしている。
甘利氏が配った100万円が発覚したきっかけは、河井元法相の大規模買収事件だ。検察が20年1月の家宅捜索で元法相方から手書きメモを押収。メモは安倍晋三首相=22年死去=が2800万円、二階俊博自民党幹事長が3300万円、菅義偉官房長官(肩書はいずれも当時)が500万円、甘利氏が100万円を現金で提供したとうかがわせる内容で、中国新聞が昨年9月に報道した。
その際の取材で甘利氏は元法相へ100万円を渡したと認め、「他の候補にも一律に持って行っている。(原資は)党からのお金」と説明していた。菅、二階両氏と元法相は否定している。
19年の自民党の収支報告書によると、甘利氏は参院選前の1~6月に計8060万円の政策活動費を党から受け取っている。ただ使途報告義務がないため、甘利氏が何に使ったかは分からない。
甘利氏は今回の中国新聞の取材に文書で回答。19年参院選で候補者に現金を配ったかどうかは明確に答えず「収支報告書に記載されている通り」とした。政策活動費の使途については「使途公開は政治活動の自由とも密接に関わる。お答えは差し控える」としている。
政党から政治家個人に支出する政策活動費は、政治資金規正法に使途報告を求める規定がない。野党も使っているが、金額は自民党が突出。19年は、甘利氏を含む党幹部18人に計13億410万円を支出していた。政界を揺るがしている自民党派閥の裏金事件でも焦点となり、野党や公明党が見直しを求めているが、岸田文雄首相は否定的な姿勢を示している。
◆大規模買収事件を巡る安倍政権幹部の裏金提供疑惑
2019年参院選広島選挙区の大規模買収事件で検察が主犯の河井克行元法相方から手書きメモを押収。「+(プラス)現金6700」「総理2800 すがっち500 幹事長3300 甘利100」と書かれていた。検察は、万円単位でいずれも当時の安倍晋三首相、菅義偉官房長官、二階俊博自民党幹事長、甘利明党選挙対策委員長が裏金を提供したとみて捜査していた。
元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・自民党・党の資金を使って全国各地の同党公認候補側に陣中見舞いとして100万円を配ったと、取材に説明していた問題】 2024年02月14日 05:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【イチからわかる】:政策活動費って何? 使い道不明なまま
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【イチからわかる】:政策活動費って何? 使い道不明なまま
自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受け、政党から政治家個人に支出される「政策活動費」が注目を集めている。自民党では例年十数億円が支出されるのに、政治家が何に使ったのかは明らかにされていない。議員特権とも言える不透明なカネの問題点を整理した。(「決別 金権政治」取材班)
Q そもそも政策活動費ってなに?
A 政党から党幹部に配られる政治資金です。自民党が突出して多く、長く幹事長を務めた二階俊博氏は在任約5年間で約47億円を受け取っています。ただ、その使い道は不明なまま。政治資金規正法は、政党が誰にいついくら渡したのかを収支報告書に記載することを義務付けていますが、受け取った政治家には収支報告の義務を求める規定がないためです。
Q 使途が全く分からないんですか。
A 自民党は「党勢拡大や政策立案、調査研究を行うため」としていますが、実際の使途は明らかにしていません。金額を見ると、国政選挙の年に増えているので、選挙に使われている可能性は高いと思います。
Q 選挙ではどんなことに使うのかな?
A 自民党の幹事長経験者は中国新聞の取材に、激戦区の党公認候補の支援のために「資金投入をすることもありうる」と明かしています。また、2019年の参院選当時に自民党選挙対策委員長だった甘利明氏が広島、宮城の両選挙区で党公認候補側に現金各100万円を陣中見舞いとして渡していたことが分かっています。いずれも収支報告書に記載がなく、政策活動費から出た現金と疑われています。
Q 政策活動費の問題が最近になって注目されているのはなぜ?
A 自民党派閥の裏金事件で「言い訳」に使われたからです。政治資金パーティーの収入の一部を裏金にしていた一部議員が「政策活動費と認識していた」などと釈明したことで、注目されるようになりました。
Q 他の政党には政策活動費はないの?
A あります。「組織活動費」などとも呼ばれており、毎年、各政党の収支報告書で党幹部らへの支出を確認できます。ただ、政党には毎年総額300億円もの政党交付金が税金から配分されている中で、巨額の不透明な支出があることに批判の声があります。野党や公明党から廃止や使い道の公開を求める声が出ていますが、岸田文雄首相は「政治活動の自由と密接に関わる問題だ」として消極的です。
Q 使途を公開すると、政治活動の自由は侵害されるの?
A 憲法学者に聞くと、「政治家を拘束したり、自由にものを言えなくしたりするのが直接的な制約であって、政治資金の使途公開が自由な政治活動を制約するとはいえない」と指摘されました。政治活動の制約につながったとしても、政治資金の浄化という目的を考えれば憲法上許容されるとの見解でした。
共同通信社の1月の世論調査では「使途公開が必要」とする回答は89・3%に上りました。国民の不信を払拭するためにも、首相には「ブラックボックス」とも言える政策活動費に切り込む姿勢が求められます。
元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・論説・コラム・連載 【話題・連載「イチからわかる」】 2024年02月14日 05:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【解説】:政策活動費、選挙の裏金に流用か 放置は許されない
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【解説】:政策活動費、選挙の裏金に流用か 放置は許されない
自民党派閥の裏金事件を機に、その是非が国会で議論されている政策活動費が「選挙の裏金」になっていた疑惑が浮上した。2019年参院選当時に党の選挙対策委員長だった甘利明氏が少なくとも広島、宮城の両選挙区で各100万円を配っている。党は説明責任を果たすべきだ。
両選挙区はいずれも激戦区で、甘利氏をはじめ党幹部が相次いで応援に入った。自民党関係者は「党幹部が選挙応援に入ったら、表に出ない金として陣中見舞いなどの金一封を持って行く。政策活動費が原資」と語る。
自民党の政策活動費は年十数億円に上り、党幹部らに配分する。党本部の政治資金収支報告書にはどの幹部にいくら渡したかを記載する半面、金を受領した幹部の側には使途報告の義務がない。
21年まで5年にわたり幹事長だった二階俊博氏は約47億円を受け取った。そのうち、参院選広島選挙区で大規模買収事件が起きた19年には約10億円を受領。主犯の河井克行元法相に3300万円の裏金を提供した疑惑も持ち上がっている。
岸田文雄首相は党派閥の裏金事件を受けてもなお、政策活動費の見直しに後ろ向きだが、まずは使途を明らかにする必要がある。その手始めとして、首相の地元で起きた大規模買収事件の裏金疑惑の解明に取り組まなければならない。開会中の国会でも「党として何かできることがあるのか、いま一度考えてみたい」と答弁した。放置することは許されない。(「決別 金権政治」取材班)
元稿:中國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・論説・コラム・連載 【話題・連載「決別・金権政治」】 2024年02月14日 05:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【HUNTER・02.15】:北海道新聞・労組アンケートの衝撃|「経営に不信感」6割超
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER・02.15】:北海道新聞・労組アンケートの衝撃|「経営に不信感」6割超
昨年末に社員の在職死急増が話題となった地方紙・北海道新聞で今月上旬、同社労働組合が行なったアンケート調査の結果がまとまり、多くの組合員が社に強い不信感を抱いている現実が浮き彫りとなった。
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関係者を通じて筆者が入手した資料によると、道新労組は昨年12月、「『働く』に関するアンケート」と題して組合員の意識調査を実施した。設問は自由記述も含めて全29問あり、うち20問弱が現在の労働環境などへの評価を求めたもの。512人から回答を得た労組は今月上旬から組合員向けの『速報』で調査結果を報告し始めたところで、同9日の時点で計12問の概要があきらかにされている。
最も単刀直入な質問「この会社で働くことに満足していますか」に対しては、「満足」と解釈できる回答が全体の7.2%に留まり、残る9割あまりのうち実に67.9%が「満足していない」と答えていた。
「会社に対しての不満」では「経営に対する不信感」と回答した人が61.9%に上り、逆に「満足につながること」としては「賃金水準」が最多の41.2%を占め、「経営への信頼」は最低の2.3%だった(※ 複数回答可の設問、以下同)。
「働く動機」を尋ねる問いでも「収入」が2位以下を大きく引き離し、回答率64.2%で首位となる身も蓋もない結果に。さらに「働くことについての気持ち」への回答では「今の道新にはあまり魅力を感じない」が44.7%でトップとなり、「会社に愛着がある」と答えた組合員は20.9%に留まった。
近年、若手記者などの離職が相継いでいる中、「働き続ける人を増やすためには何が必要か」の問いかけには「将来展望が示されている(こと)」との回答が61.9%に上り、つまるところ現時点でそうした展望が見えていない社員が多い現実が示された。
社の経営姿勢への評価を尋ねる設問には、経営陣に対して批判的な回答が上位に集中する結果となった。回答率の多い順に記すと、下のようになる。
・経営陣の社員への説明が足りない…59.4%
・経営陣の顔が見えず、社員のために汗を流していると思えない…50.5%
・業務のスクラップ&ビルドが迅速に行えていない…49.3%
・適材適所の登用がなされていない…37.5%
・人事評価制度が適切ではない…29.6%
先述の通り、道新では若手などの離職に歯止めがかからない状況が続く。春の人事異動では現場の欠員が編集系だけで22人に達し、補充の目途も立っていないという。若手のみならず地方の支局長が退職するケースも散見されており、中堅記者の1人は「もう報道機関とは言えない」と苦笑しつつ次のようにこぼす。
「去年の10月ごろ、報道センターの幹部が朝から酔っ払って会社に来て若手に暴言を吐きまくる事件がありました。当人は釧路の編集委員に異動になり、それで『みそぎ』のつもりなのかもしれないけど、受け入れることになる釧路の記者たちが可哀相。そもそも社長は現場に関心がない人で、支局にしても本社にしても社員の苦労を知ろうともしていない。夏に完成予定の新社屋の間取りにも現場への配慮がなく、あんなビルでは誰も会社に行かなくなると思いますよ」
現状、社員の会社離れへの効果的な対策はなさそうで、先の記者は「自分も含め、至るところに駄目な奴がいるのが今日の道新。結果、まともな人から辞めていくことになるわけです」と、ほぼ諦めの境地に達している。(小笠原淳)
【小笠原 淳 (おがさわら・じゅん)】 ライター。1968年11月生まれ。99年「札幌タイムス」記者。2005年から月刊誌「北方ジャーナル」を中心に執筆。著書に、地元・北海道警察の未発表不祥事を掘り起こした『見えない不祥事――北海道の警察官は、ひき逃げしてもクビにならない』(リーダーズノート出版)がある。札幌市在住。 |
元稿:HUNTER 主要ニュース 社会 【社会ニュース・話題・北海道新聞社】 2024年02月15日 07:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。