路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【政界地獄耳・02.06】:裏金問題、国税庁も重大関心 総務省は収支報告書をなぜデータ化しないのか

2024-02-14 07:40:10 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【政界地獄耳・02.06】:裏金問題、国税庁も重大関心 総務省は収支報告書をなぜデータ化しないのか

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・02.06】:裏金問題、国税庁も重大関心 総務省は収支報告書をなぜデータ化しないのか 

 ★政治資金規正法第1条には、「政治団体及び公職の候補者により行われる政治活動が国民の不断の監視と批判の下に行われるようにするため」とある。政治資金収支報告書は、政治家の1年の活動収支を報告するもので、総務省と全国の都道府県選挙管理委員会が毎年公開している。ただ、今回の自民党派閥の裏金事件は国民のみならず、国税庁も重大関心を持つ。

 ★先月、議員会館に「令和5年分の所得税及び復興特別所得税の確定申告について」「所得税及び復興特別税の源泉徴収について」というペーパーが国税庁から配布された。そこには「政党から受けた政治活動費や個人、後援団体などの政治団体から受けた政治活動のための物品等による寄付などは『雑所得』の収入金額になりますので所得金額の計算をする必要があります」などと念を押している。これらは自民党の裏金事件で「派閥の指示で」や「ついうっかり」などの言い訳が横行しないよう、けん制しているともいえる。一方、「議員個人の政治活動のために使用する乗用車や事務所の無償提供を受けた場合は、原則として乗用車や事務所の賃借料相当額は、その議員の『雑所得』の収入金額となる」。こういうケースは与野党によくみられるが、ここに労働組合の専従が複数入ったりすると、その給与はどうなっているのかなど、当然ながらこれらは自民党のみならず野党にも重要な指摘が書かれる。

 ★国民の「不断監視」のために、この収支報告を総務省と全国のほとんどの選挙管理委員会はデジタル化して公表しているというが、PDFにしている、いわば写メを張り付けているようなものだ。「PDFにしていれば、議員がいつ訂正したかもわかる」(議員秘書)というものの、議員名や企業名からソート、検索することはできない。これを総務省データ化すれば、相当透明化は図れ、連座制でもめる必要もない。国民はいつでも自宅で政治とカネの動きを把握できる。なぜデータ化しないのか。政治圧力か、総務省何らか忖度(そんたく)か。どこが後ろ向きなのか知りたい。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2024年02月06日  08:19:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER・02.14】:再燃する旧統一教会問題

2024-02-14 07:10:50 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【HUNTER・02.14】:再燃する旧統一教会問題

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER・02.14】:再燃する旧統一教会問題 

 盛山正仁文科相に続き、林芳正官房長官も旧統一教会(現世界平和統一家庭連合)と密接な関係にあったことが明らかになった。林氏は、安倍派の裏金事件で東京地検特捜部から取り調べを受け「更迭」された松野博一氏の後任として官房長官に就任。岸田文雄「次」の総理・総裁を狙う有力者だが、思わぬところで躓いた形だ。

 裏金問題で揺れる自民党に、旧統一教会の問題まで再浮上。岸田政権の足もとが、大きく揺さぶられる状況となっている。

 ■狙われた林官房長官

 今月8日、朝日新聞は《林芳正官房長官が2021年9月に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体の関係者と面会していたことに関し、団体側が当時、同年10月の衆院選に向けた事実上の「政策協定」にあたる推薦確認書を林氏側に提示して選挙支援を申し出ていた》と報じ、林氏と旧統一教会関係者が並んでいる写真も掲載した。

 林氏は、自民党のアンケート調査に対し旧統一教会との関係は「ない」としていたが、記事によると旧統一教会側は「推薦確認書」を示して応援を約束していたという。岸田派幹部だった衆議院議員がこう話す。
「林さんは岸田派座長を務めており、岸田首相にとっては切り札的な存在。それが旧統一教会との写真まであったというのだから、相当やばい。盛山氏も岸田派で、国会での追及に『推薦確認書にサイン』まで認めている。ここにきて、旧統一教会側が次々に岸田派絡みのリークをしている感じがする。中枢が揺さぶられており、政権基盤が益々危うくなっている」

 解散を決めた岸田派の中には、「旧統一教会と仲がいいのは安倍派。総理によって派閥解散にまで追い込まれ、恨みたっぷりだ。旧安部派の連中が裏で動いて岸田おろしを画策しているのではないか。確かに、裏金議員の中には旧統一教会と親しい連中がかなりいる」と訝る声もある。

 旧統一教会とどっぷりな関係とされてきたのは、下村博文元文科相と萩生田光一前政調会長の両衆院議員、参院議員は江島潔、北村経夫、井上義行の各氏で、いずれも裏金事件で名前が浮上していた。

■山谷元国家公安委員長にも旧統一教会疑惑

 裏金事件で萩生田氏とともに注目を集めているのが、派閥から2,403万円ものカネを受け取っていた山谷えり子元国家公安委員長。山谷氏は自民党のアンケート調査で、林氏と同様に旧統一教会の支援は「ない」と回答していたが、それが「嘘」だと思われる資料をハンターが入手した。

 2000年代半ばに旧統一教会の信者が書いた《山谷えり子 選挙応援の記憶》という文書が、いまも旧統一教会と戦ってきた関係者のファイルに残っているのだ。そこには、2003年の衆議院選挙で山谷氏が「保守新党」から出馬した際、旧統一教会の信者が応援に関与していたことが記されている。

 文書によれば応援は旧統一教会の信者4人の女性が行ったそうで《出発前アベル(上司)から「教会の名前は明かさないで」と言われた》とあり、表に出せない応援であったことが伺える。

 山谷氏の事務所では、お茶出しやポスター貼りなどに従事したそうで次のような記載がある。

・《ピンポーンとインターホンを押し「山谷さんを応援している者です」といった自己紹介をし、「お家の外壁に選挙が終わるまでこのポスターを貼らせていただけませんかと?」とお願いをする》

・《ポスター貼り、断られてもそこをなんとかという風に粘る。小泉首相と握手した写真を見せる。とうとう根負けして許可をくれる。三回否定されるまでという気でやった》

 ウグイス嬢をやったことも書かれている。

・《渡されたのは「山谷えり子は〇〇します」といった、10項目のアナウンスマニュアル。ざっと目を通し、なるほど「み旨を進める人だ」と感激したのを覚えている》

・《(マニュアルの)文章はお父様(旧統一教会の創始者、文鮮明氏)のみ旨と似ているねと4人で小声で話した》

・《み旨に関わっていないと一生涯ウグイス嬢なんでさせてもらえなかったと思うと、ほんとにわたしはこの道(旧統一教会の信仰)にきてよかった》

 つまり、旧統一教会の「教え」である「み旨」を山谷氏が主張、実践するような候補者であり、だからこそ選支援をしていたということだ。さらに文書には、具体的な様子まで書かれている。

・《一人ずつマイクを持って全文を交代で読んだ。残り3人は窓の外にいる人々に手を振って明るく「山谷えり子をよろしくお願いいたします」と大声を出した》

 そして、旧統一教会と山谷氏の関係が気になったのか、こんな記述もある。

・《山谷さんが祝福(旧統一教会の合同結婚式などの参加)を受けているか気になった。まぁ、最初は堕落圏で結婚しているので、祝福を受けたとしても既成祝福で、そんな急ぐこともないと思った》

・《お父様(文鮮明氏)日本入国のために山谷さんに頑張ってほしいと思った。山谷さんは神様に相当期待されている人物》

 これまで山谷氏は、旧統一教会との関係を疑問視されながら、記者会見も開かず沈黙してきた。政治資金パーティー事件では、2,000万円を超える裏金をもらっていたにもかかわらず、X(旧ツイッター)上に、“平成30年分から令和4年分の5年間における収支報告書への未記載金額は、2,403万円でございました。本来は清和政策研究会からの寄附として収支報告書に記載すべきものであったとのことであり、深く反省しております”と投稿しただけ。“ノルマ超過分については、近日中に清和政策研究会に全額を寄附として返還したい”とあるが、安倍派は解散し清算作業に入るとしており、簡単に返還できるとは思えない。返す政治団体がなくなってしまうのに、どう返還するのか?

 「山谷さんは閣僚経験もあるのに、旧統一教会との問題や裏金事件では、ずっとだんまり。みっともない酷い対応」と自民党の若手議員が怒りを露わにする。自民党は、旧統一教会との関係も再調査すべきだろう。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース・岸田内閣の盛山正仁文科相に続き、林芳正官房長官も旧統一教会(現世界平和統一家庭連合)と密接な関係にあったことが明らかになった事案】  2024年02月14日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説】:【特殊詐欺被害】身の回りの危険に警戒を

2024-02-14 05:05:50 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【社説】:【特殊詐欺被害】身の回りの危険に警戒を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:【特殊詐欺被害】身の回りの危険に警戒を

 2023年に認知された特殊詐欺の件数が過去10年で最多となった。警察庁のまとめ(暫定値)によると、前年比8・3%増の1万9千件余りで、被害額も19・0%増の約441億円に上った。全国で毎日1億2千万円の被害が出た計算だ。

 新型コロナウイルス禍での減少から一転した。社会経済活動の回復に伴って増加傾向があらわとなり、件数は3年連続で増えた。警察による取り締まり強化はもちろんだが、一人一人が身の回りに迫る危険に対する警戒を強めたい。

 社会問題化した「おれおれ詐欺」の登場から約20年。注意を呼び掛けるさまざまなキャンペーンや警察の捜査にもかかわらず、特殊詐欺は手を替え品を替えながら、被害を出し続けている。

 統計からは、特殊詐欺の手法がより巧妙化、効率化している様子が見て取れる。被害金の受け取りでは現金化しやすい電子マネー型が増加。架空料金を請求する手口では、パソコン画面に「ウイルスを除去する」などと表示し、被害者から連絡させるサポート詐欺が急増した。

 犯罪主体も、摘発を逃れるための変化を繰り返しているようだ。昨年1月には「ルフィ」などと名乗る指示役が率いた特殊詐欺グループがフィリピンを拠点にしていたことが発覚。詐欺グループが拠点を国内から海外へと移している実態も浮かび上がった。

 さらにグループは交流サイト(SNS)上の「闇バイト」募集に応じて実行役が集まり、匿名性の高い通信アプリを使って連絡を取り合うなどしながら、犯罪ごとに離合集散を繰り返していた。メンバー間で顔や本名も知らなければ、極めて実態がつかみにくくなろう。被害予防から捜査まで、こうした変化に対応しつつ、多層的に備えることが重要になってくる。

 警察庁は4月、特殊詐欺連合捜査班(TAIT)を新設する。地方の高齢者らをだまして、首都圏のATMで現金を引き出すといった典型的な手口を想定。被害を認知した地方の警察から依頼を受け、都市部の7都府県警に置く部隊が対応する。全国的に最新の犯罪動向を共有し、迅速で柔軟な対応が求められる。

 特殊詐欺の撲滅には摘発のみならず、闇バイトに応じるなどして犯罪に加担するケースを食い止める必要もある。

 統計では特殊詐欺で摘発されたうち、20歳未満が20%弱を占めた。実行役として使い捨てにされる傾向もみられる。応募時に個人情報を指示役に把握され、犯行をためらうと脅されるケースもあるという。警察や教育機関が連携して、非行防止の啓発を強化したい。

 一人一人がだまされない工夫と備えも欠かせない。かかってきた電話番号の表示、番号非通知や海外からの着信を拒否するサービスもある。これらを活用するとともに、お金を請求された時には家族や知人らにまず相談するといった対応を継続的に呼び掛ける必要がある。

 元稿:高知新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年02月14日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【2024年02月12日 今日は?】:橋本聖子がアルベールビル五輪で日本人女子初メダル

2024-02-14 00:00:40 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【2024年02月12日 今日は?】:橋本聖子がアルベールビル五輪で日本人女子初メダル

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2024年02月12日 今日は?】:橋本聖子がアルベールビル五輪で日本人女子初メダル

 ◆2月12日=今日はどんな日

  一粒万倍日(開運日)

 ◆出来事

  ▼植村直己が北米大陸最高峰のマッキンリーに厳冬期では世界初の単独登頂に成功も下山途中に消息を絶つ(1984)▼橋本聖子がアルベールビル五輪スピードスケート1500メートルで日本人女子初メダル(銅)に輝く(1992)▼作家の司馬遼太郎が72歳で亡くなる(1996)

マッキンリーの雪洞で最後の日記とともに発見された写真より。(写真提供:文藝春秋 (c) Bungeishunju)(写真クリックで拡大)

(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

バンクーバー冬季五輪日本選手団の橋本聖子団長。現役時代の1992年、アルベールビル五輪で銅メダルを獲得した(1992年2月12日、フランス・アルベールビル)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  バンクーバー冬季五輪日本選手団の橋本聖子団長。現役時代の1992年、アルベールビル五輪で銅メダルを獲得した(1992年2月12日、フランス・アルベールビル)

◆誕生日

  ▼木村太郎(38年=キャスター)▼岡田奈々(59年=女優)▼梶原真弓(67年=タレント)▼下平さやか(73年=テレビ朝日アナウンサー)▼ひぐち君(74年=髭男爵)▼榮倉奈々(88年=女優)▼川栄李奈(95年=女優)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2024年02月12日  00:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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