愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

脱原発派の一本化、何者かがマスコミを利用したヤラセ?脱原発を願う国民は別モノ!どう実現するか!

2014-01-22 | 日記

細川氏の政策発表がずれ込み、結果的には公開論争もできないまま、後出しジャンケンゲームに持ち込んだ都知事選挙が明日から始まります。細川氏の戦略が、どのような結果になるか、公開論争を求めてフラれた宇都宮氏が、どのようなたたかいを展開して、細川・舛添氏を上回って当選できるか。そこにかかってきたように思います。

そこで、「一本化」を仕掛けてきた勢力にどのように対応していくのか、その奥にあるのは、「脱原発」を願う国民の根強い要求とそれに向けた運動と選挙戦でした。そのことを念頭にしながら、愛国者の邪論なりの「一本化」論を主張してきました。その愛国者の邪論として、今も考えていることは、宇都宮氏としては、細川・舛添氏に対して公開質問状などを出して、公開論争を展開すべきだったように思います。それは「脱原発」問題について、また「一本化」問題について、大義名分を握るためでした。

しかし、結果を見れば、細川氏は公開論争をしたくないということだったようです。政党などと無関係に立候補したいというのも、細川氏の支援政党や団体をみると、ホンネは出していませんので、半分はホンネ。半分はウソだったということが判ります。最初から公開論争を避けていたと言われても仕方のないものです。

そういう意味から、脱原発を要求する都民の願いを受けて「一本化」のために誠実に追及していたのは宇都宮氏だったということです。しかし、その宇都宮氏についても、「脱原発」と他の政策を同列においている論調については、愛国者の邪論としては、賛成しかねるところです。

さらにあげると、脱原発を願って、これまで一緒に行動を行ってきていた一部の有名人たちの動向です。この人たちは、これまで、「脱原発」行動を、宇都宮氏や共産党などと一緒に行っていた人たちでした。その人たちが「脱原発」を実現するためには都知事選挙に「勝てる候補」として細川氏をあげているのです。宇都宮氏では「勝てない」と言うのです。名前の売れている細川氏、テレビに良く出てくる細川氏ということです。後出しジャンケン選挙型、劇場選挙型の枠内で考えた発想と言わなければなりません。

しかし、献金問題や東京五輪問題等で問題のある細川氏。格差拡大やイラク戦争支持、靖国参拝で問題のある小泉氏を前面にした「脱原発」問題を軸にして「勝てるか」どうか、また都知事となった場合、「脱原発」以外の政策は石原都政の継続なのか、どうか、脱原発を土台にした「脱石原都政」との関係はどうなのか、「脱原発」に向けたプログラムはどうするのか、などなど、全く不明のまま、選挙戦に入ってしまうのです。このことを一部有名人の皆さんは、どのように考えて、細川氏を支持するのでしょうか。

次に問題だと思うのは、一部有名人の皆さんは、細川氏とは、対面もせず、伝えられる細川氏の発言だけで、宇都宮氏に出馬を取りやめろ、細川氏の方が「勝てる」と判断しているとのことです。これは、宇都宮氏が語っているように、大変「失礼な話」ではないでしょうか。見識が試されていないでしょうか。

本来であれば、一部有名人の皆さんたちが中心になって、それぞれの候補者に政策を出していただく機会をつくるべきでした。都民参加型の討論の中で政策を検討しあい、すり合わせ、一致点を確認すること、不一致点が出た場合はどうするか、その点についても確認しておく、そして向こう4年間で、どのように「脱原発」を具体化していくか。また脱原発政策を土台にて、他の政策とどのように関連させて、都民のための都政を実現していくのか、話し合いがなされるべきでした。しかし、こうした機会が持てないまま、選挙戦に突入することになってしまったのですが、それでもなお、細川氏を応援するというのです。まさに一目ぼれ、片思い選挙と言われても仕方のないものです。

以上のような経過を踏むことなく、選挙戦に入ってしまったというか、細川氏側が討論を拒んだのです。ここを確認できるかどうかなのです。 

今回の選挙戦で、「脱原発」という日本経済・社会の土台であるエネルギー問題の位置づけ、すなわち、東京五輪に費やすエネルギーをどうするか、直下型地震に備える東京のまちづくりに費やすエネルギーをどうするか、高齢化社会にあって、また未来を担う子どもの教育の充実に費やすエネルギーをどうするか、都民の雇用を確保するための地産地消の産業発展のために費やすエネルギーをどうするか、などなど、「脱原発」と都民の諸生活改善政策の関連について、大いに議論をすべきです。 

自民党も舛添氏も、一部マスコミも「脱原発」は、都知事選挙の課題ではないなどの論調を振りまいています。これは名護市長選と同じ構図です。それに対して「脱原発」一本か、或いは脱原発はあくまで一つの政策であり、それ以外の政策も重要であるという論調もあります。また安倍政権の暴走に対する審判選挙という論調もあります。東京五輪を第一に訴えている候補もいます。

こうした論調のなかで、安倍政権に痛打を浴びせるためには、都民の政治への不満・要求をどのように結集し、実現していくか、です。名護市長選挙では、膨大なアメをちらつかせたにもかかわらず、それがアダにもなり、自民党候補は敗北しました。そのアメは、負けたことでウソであることが示されました。これが自民党の手口なのです。しかし、その結果を受けてなお、安倍政権は、地元の意向を無視する暴挙に出ているのです。この発想は東京であっても同じです。国家優先主義があるからです。

こうした国家優先主義を許すか、地方自治(主権在民主義)を尊重した政治を実現していくのか、その点では、原発・エネルギー、社会保障、雇用、教育、雇用問題は、東京自身の問題でありまがらも、極めて国政上の課題です。それは東京都の人口、巨大企業の集積、電力消費、食料や消費などをみれば、また東京自身が地方に依存していることなどをみれば、明らかなのです。

更に言えば、舛添氏自身も、ある意味では「脱原発」派です。その「脱原発」派であり、除名した枡添氏を応援する自民党。当選した場合、舛添氏の「脱原発」論はどうするのでしょうか。高村氏の発言や菅官房長官の発言などを見ていると、名護市長選に見られる公約の軽さ、公約違反に対して、反省も謝罪もなく、居直る自民党の不道徳ぶりが浮き彫りになります。

この公約破りについては、国民は民主党時代に体験しているのです。マスコミだけです。この公約違反について、黙認、黙殺、容認しているのは。本来であれば、舛添氏も、細川氏も、小泉氏も、国民の前に出ることなどはできないはずです。ここに日本の民主主義の忌まわしい到達点が浮き彫りになってきます。中国や北朝鮮のことなど、恥しくて言えないというのが、愛国者の邪論の考え方です。 

かつて、ある企業が、その商品を偽造・偽造し、その信用を失墜させて、商売が成り立たなくなったことを、いくつも経験している日本です。しかし、日本の政治だけは、許されているのです。その最大の要因は、戦争責任を果たしていないことと通じるところがあります。

では、以下資料を掲載しておきます。ご覧ください。各紙が、「一本化」問題をどのように報道しているか、そこにマスコミの思惑。ネライが出ています。

田中龍作ジャーナル | 【都知事選】 脱原発市民団体 細川氏一本化へ

細川氏の脱原発政策はいまだ明らかではないが、陣営は「再稼働反対」、「原発ゼロ」「脱原発を優先する」としている。宇都宮氏は脱原発を政策としているが、他の政策と並列させており、優先度が低い。記者会見では実現する会のメンバーから「原発を止めるには勝てる候補でなければならない」とする趣旨の発言が相次いだ。柳田眞氏(たんぽぽ舎・自治労OB)は細川支持の理由を次のように話す―「脱原発問題は日本の存亡に関わる。アベの再稼働は日本を滅ぼす…(中略)“東京は日本の政策を決める力を持っている、脱原発もそう”というのが全国のねがい。アベを負かす可能性が高い人に任せた」。広瀬隆氏(作家)は「“ ホソカワ対マスゾエ ”ではなく “ ホソカワ 対 アベシンゾウ ”なんです」と声を大にした。米軍基地の辺野古移設が争点になった名護市長選挙の結果が示すように反対派は一枚岩になれなければ勝てない。宇都宮陣営を支援する脱原発派市民は少なくない。都知事選挙に向けて街宣やチラシのポスティングなど熱心な活動が続く。代表世話人の鎌田慧氏は「宇都宮陣営との水面下での交渉はまだ続いている」と重ねて強調した。(引用ここまで)

宇都宮けんじ氏「そういう話を持って来られる方が一回も細川さんと会っっていない」 都知事選脱原発1本化について1/16(文字起こし)

 毎日 都知事選:脱原発候補者の一本化断念 実現する会  2014年01月20日22時05分

 東京都知事選(23日告示、2月9日投開票)で「脱原発都知事を実現する会」は20日、これまで進めてきた脱原発候補者の一本化を断念し、元首相の細川護熙(もりひろ)氏(76)を支持すると表明した。「苦渋の選択だが、脱原発候補を当選させるにはこれしか方法がない」。同会の共同世話人、河合弘之弁護士は都内で開いた記者会見で、険しい表情を見せた。15日に発足した同会は脱原発運動をけん引してきたルポライターの鎌田慧(さとし)氏や作家の瀬戸内寂聴氏、ピースボート共同代表の吉岡達也氏ら計31人が参加。細川氏と前日本弁護士連合会会長、宇都宮健児氏(67)の両立候補予定者に話し合いによる一本化を申し入れたが、宇都宮氏側からは15日に「オープンな場で討論し、有権者に判断していただきたい」、細川氏側からも17日に「いかなる政党、団体からも支援を受けない。ただしそれぞれの立場で脱原発の志を理解し応援してもらえれば幸い」と回答があり、断念した。同会は細川氏支持を決めた理由を「『脱原発を最優先する』と明らかにしている」「宇都宮氏は脱原発を他の施策と並列させ、優先度が低い」などと説明。都内に事務所を設置し「勝手連」として細川氏を支援する方針という。同会の支持に細川氏陣営は「大変ありがたく、心強い」と歓迎。またこの日、狛江市であった知的障害者向け立候補予定者演説会に細川氏の「代理」として出席した妻の佳代子さんは、細川氏の出馬に「悔いのない人生を送りたいのだと思う。もう最後の最後ですから」と語った。一方、宇都宮氏は実現する会の決定に「そういう判断をされたならやむを得ない。ただ脱原発を本当に実現できるか見極めてほしい」「選挙では分かれても選挙後は水に流すべきだ」などと語った。20日に連合東京と政策協定を結んだ元厚生労働相の舛添要一氏(65)は「私は自分の政策を打ち出して、できるだけ多くの支援をいただく」と説明。「長中期的に原発に依存しない社会を作りたいが、いますぐゼロは無責任だ」と脱原発の動きをけん制した。原発推進を掲げている元航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄氏(65)の陣営幹部は「こちらとしては、どんどん分裂してもらった方がありがたい」とコメント。「原発の安全を確保して運転すると主張しているのはうちだけ。『いずれは脱原発』という無責任な発言はしない」と話した。【黒田阿紗子、藤沢美由紀、小泉大士、竹内良和】(引用ここまで)

東京 都知事選 脱原発·鎌田氏ら、細川氏を支援 2014年1月21日 朝刊

ルポライターの鎌田慧(さとし)さんら都内で脱原発運動を展開するグループが設立した「脱原発都知事を実現する会」は二十日、国会内で記者会見し、東京都知事選に無所属で立候補する元首相の細川護熙氏を支援することを決めた。同会は十五日、脱原発を掲げる細川氏と前日弁連会長の宇都宮健児氏に、候補を一本化するよう申し入れたが、両氏は応じなかった。このため同会は、首相経験者で知名度があり、さらに小泉純一郎元首相の支援があることなどから、細川氏が宇都宮氏よりも選挙戦に有利と判断一本化を断念し、今後は会のメンバーが細川氏を個別に支援していくことにした。同会代表世話人の河合弘之弁護士は、「苦渋の選択ではあるが、脱原発候補を当選させるにはこれしかない」と語った。細川氏の陣営幹部は「原発を再稼働しない一点で支持してもらった。うれしく心強い」と語った。宇都宮氏は「彼らの考え方だからやむを得ない。公開討論会もしない現状では一本化はない」と話した。(引用ここまで)

朝日 21日 38面 変転2014都知事選 脱原発候補、一本化を断念

細川・宇都宮両陣営の会談実現せず

 23日告示の東京都知事選で、脱原発の主張が重なる日本弁護士連合会前会長の宇都宮健児氏(67)と元首相の細川護煕氏(76)に一本化を求めていた市民団体のグループは20日、一本化を断念した。両陣営に協議を求めたが、実現しなかったという。このうち代表者ら31人は、細川氏を支持する声明を出した。

 グループは、脱原発をめさす約20の市民団体や個人で発足。昨年12月28日に脱原発などを掲げて宇都宮氏が立候補を表明した際は、市民団体の多くが宇都宮氏を支持する方針だった。ところが、今月14日に細川氏も脱原発を掲げて立候補を表明。「票が割れて原発推進派を利する」として、15日から一本化の模索を始めた。

 中心となったのは、弁護士の河合弘之氏とルポライターの鎌田慧氏。20日に会見した両氏によると、グループは15日、両陣営に一本化に向けた話し合いを要請。宇都宮陣営は同日夜に「公開の場での討論が必要」、細川陣営は17日に「いかなる団体の支援も受けない」と回答し、まとまらなかった。

 20日には、細川氏が電話で「原発を再稼働させない、脱原発をしっかりやっていく」と話してきたという。河合弁護士らは20日に協議。一部の有志で「原発ゼロを最優先政策として掲げる細川氏を支持する」と決めた。有志に名を連ねたのは河合、鎌田両氏、作家の瀬戸内寂聴氏、音楽評論家の湯川れい子氏ら31入。

細川陣営の一人は「政党の支持を受ける候補との一本化は好ましくない」と言う。宇都宮氏は16日、「脱原発以外の主張も公開の場話はその後に出てくる話だ」と述べていた。 (石川瀬里、後藤遼太)

共同会見を断念 日本記者クラブ

 日本記者クラブは20日、都知事選の主な立候補予定者による共同会見の開催を断念すると明らかにした。22日に予定していたが、細川護煕氏(76)と「日程の調整がっかなかった」という。代わりとして同クラブは22日午後、共同会見に出席予定だった田母神俊雄氏

(65)、舛添要一氏(65)、宇都宮健児氏(67)の会見を1人ずつ続けて開く。

朝日ネット掲載記事 都知事選脱原発派の一本化断念 市民団体有志は細川氏 2014年1月20日21時13分

23日告示の東京都知事選で、脱原発の主張が重なる日本弁護士連合会前会長の宇都宮健児氏(67)と元首相の細川護熙氏(76)に一本化を求めていた市民団体のグループは20日、一本化を断念した。両陣営に協議を求めたが、実現しなかったという。このうち代表者ら31人は、細川氏を支持する声明を出した。このグループは、脱原発をめざす約20の市民団体や個人で発足。昨年12月28日に脱原発などを掲げて宇都宮氏が立候補を表明した際は、市民団体の多くが宇都宮氏を支持する方針だった。ところが、今月14日に細川氏も脱原発を掲げて立候補を表明。「票が割れて原発推進派を利する」として、15日から一本化の模索を始めた。中心となったのは、弁護士の河合弘之氏とルポライターの鎌田慧氏。20日に会見した両氏によると、グループは15日、両陣営に一本化に向けた話し合いを要請。宇都宮陣営は同日夜に「公開の場での討論が必要」、細川陣営は17日に「いかなる団体の支援も受けない」と回答し、まとまらなかった。20日には、細川氏が電話で「原発を再稼働させない、脱原発をしっかりやっていく」と話してきたという。河合弁護士らは20日に協議。一部の有志で「原発ゼロを最優先政策として掲げる細川氏を支持する」と決めた。有志に名を連ねたのは河合、鎌田両氏、作家の瀬戸内寂聴氏、音楽評論家の湯川れい子氏ら31人。近く事務所を構え、インターネットを使って細川氏支援を勝手連として呼びかけるという。細川陣営の一人は「政党の支持を受ける候補との一本化は好ましくない」と言う。宇都宮氏は16日、「細川さんは政策を何ら語っていない。脱原発以外の主張も公開の場で討論すべきで、一本化の話はその後に出てくる話だ」と述べていた。昨年7月の参院選東京選挙区では、脱原発を掲げた共産の吉良佳子氏(31)が70万票、無所属の山本太郎氏(39)が66万票で当選した。比例区では、緑の党の三宅洋平氏(35)は落選候補のうち最多の17万6千票を集め、このうち4万1千票は都内で得た。(石川瀬里、後藤遼太)(引用ここまで

 (変転 2014都知事選)脱原発候補の一本化見送り 細川・宇都宮両陣営会談、実現せず(1/21)

細川氏、原発再稼働認めない方針 都知事選、22日会見(1/18)

(声)都知事選、脱原発候補一本化を(1/18)

 (変転 2014都知事選)脱原発一本化に賛否 宇都宮氏陣営内に望む声(1/16)

 三宅洋平氏、脱原発候補の一本化を否定 「細川護煕さんには100倍距離 ...

生活·小沢氏、細川氏支持を表明=吉田社民党首、脱原発一本化「厳しい」2014/01/19-12:02

 時事 菅元首相、細川氏支持訴え  01/2211:53

 [都知事選情報]小泉氏、分かりやすい構図を示す / 吉田社民党首、脱原発候補の一本化を=共産、宇都宮氏支援を継続 / 舛添要一氏の本音と建前 / 東京都知事選に田母神俊雄・元航空自衛隊幕僚長が出馬 2014115 1:31 PM

 脱原発で宇都宮降ろして、細川一本化のでたらめ。 光彩日本  2014/01/16 21:21

東京 都民調査 「投票行く」93% 都知事選 舛添氏、細川氏、宇都宮氏に支持 2014年1月13日 朝刊http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014011302000127.html

毎日 党首に聞く:2012衆院選 新党改革・舛添要一代表 2012年11月30日 東京朝刊

 脱原発、消費生活を改革 政界再編へ努力

http://senkyo.mainichi.jp/news/20121130ddm005010120000c.html

 都知事選「脱原発一本化」は、本当に可能か? | AbeRei/阿部玲 Blog  Posted on 2014年1月15日 by aberei

 都知事選は脱原発が争点?「宇都宮けんじ」が細川氏と舛添氏の出馬を氏の出馬を受け、緊急会見!2014年01月15

高村自民副総裁、「脱原発」争点化けん制=菅官房長官「都民に選択肢を」  1/2212:02

 自民党の高村正彦副総裁は22日、東京都知事選に関し「東京都は原発立地地域でもないし、再稼働について都知事は何の権限もない」と述べ、「脱原発」を掲げて知事選に出馬する細川護熙元首相と、細川氏を支援する小泉純一郎元首相の動きをけん制した。党本部で記者団に語った。菅義偉官房長官も記者会見で「さまざまな争点があってしかるべきだ。医療、介護とか景気、オリンピック、さらには原発の問題で総合的にどういう考え方かを示すことが必要だ」と指摘。「積極的に討論会を開催し、都民に選択肢を提供するのが候補者の役割だ」と述べ、活発な政策論争を求めた。(引用ここまで) 

コメント (3)
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義兵闘争=反植民地闘争の義士安重根をテロリスト呼ばわりする大東亜戦争正当化派を応援する新聞!

2014-01-22 | 台湾朝鮮植民地

前回の記事で安重根をテロリスト呼ばわりするのは、桂太郎内閣と同じ思想であることを検証しました。こうした思想は、植民地を正当化するものであること、同時に、反植民地闘争は敵視することが浮き彫りになったのではないかと思います。伊藤博文は、第四次内閣の時、片山潜・幸徳秋水ら6人が結成した社会民主党を禁止・解散させました。その社会民主党の綱領などをみると、現在の日本国憲法の源流が見えてきます。

日本において植民地化に反対し、戦争に反対する愛国者、朝鮮において、日本の植民地主義に反対する安重根などの愛国者を菅官房長官が、どのような思想を視ているか、どちらの立場にたっているか、明瞭です。だからこそ、テロリスト呼ばわりするのです。日本の愛国者については、一貫して無視をするのです。

2-20 社会民主党の結成(初期社会主義) | 史料にみる日本の近代

日本の歴史に輝く憲法9条の源流――歴史をかえりみて 民主法律協会  2013年6月25日

日本社会主義運動の前史

では、日本の各紙の記事をご覧ください。共通しているのは、中韓が連合して「安倍政権に圧力をかける狙い」があるとしているのです。この評価は、日本国民にどのようなメッセージを与えることになるでしょうか。中韓の国民には、どうでしょうか。

「中国が歴史問題で韓国との連携を強化し、日本に圧力をかける意図」と解釈する前に、中韓が何故、「日本に圧力をかける」のか、読売は不問です。しかも、「「安重根は犯罪者」と日本の立場」についても、解明すらしていません。「テロリスト」発言は黙殺です。そう言えば、石破氏も特定秘密保護法に反対する国民を「テロリスト」呼ばわりしました。

読売 ハルビン駅に安重根記念館、開館…伊藤博文暗殺 (2014年1月20日07時30分)

【済南(中国山東省)=蒔田一彦、ソウル=吉田敏行】中国国営新華社通信によると、朝鮮独立運動家・安重根(アンジュングン)が1909年に初代韓国統監の伊藤博文を暗殺した中国黒竜江省ハルビン駅に19日、「安重根義士記念館」が開館した。韓国外交省も同日、記念館の開館を「歓迎し、高く評価する」と発表した。中国が歴史問題で韓国との連携を強化し、日本に圧力をかける意図の表れとみられる。同通信や同省によると、記念館は、ハルビン市が駅の貴賓室内につくった。暗殺現場のホームを見渡すことができ、安重根に関する資料や写真が展示されている。地元関係者によると、20日から一般公開されるという。

 安重根を巡っては、昨年6月の中韓首脳会談で訪中した韓国の朴槿恵(パククネ)大統領が、同駅に記念碑を建てることを、中国の習近平(シージンピン)国家主席に要請した。同省によると、現場に記念碑は建てられていないが、韓国の聯合ニュースは「中国政府は記念碑の設置を格上げし、記念館の設立で応えた」と報じた。

 ◆安重根=朝鮮半島の独立運動家。1909年、伊藤博文を射殺したその場で逮捕され、翌年処刑された。韓国では「抗日義士」として英雄視されており、昨年11月には、「安重根は犯罪者」と日本の立場を説明した菅官房長官の発言に、韓国側が激しく反発した。(引用ここまで

「初代の韓国統監を務めた伊藤博文を1909年に暗殺した」のは何故か、不問です。「韓国の独立運動家」と書いていますが、何故「独立運動」をする必要があったのか、不問です。日本国民も、この点については不問です。世界で一番危険な沖縄の普天間基地が、何故、そこに配備され、継続されているのか、何故撤去しなければならないのか、不問であることと同じです。

「中国は安倍晋三首相の靖国神社参拝などを踏まえ、韓国と連携し歴史問題で日本に圧力をかける狙いとみられる」とありますが、何故「踏まえ、…圧力をかける狙い」が出てくるのか、ここでも説明していません。このことは「かつての日本の残虐行為を宣伝するプレスツアーを実施」と、「宣伝」されてしまう背景についても何も語っていません。そのことは安倍首相の靖国参拝のネライと同じであることも、同様沈黙です。

日本経済 中国·ハルビンで安重根記念館が開館  2014/1/19 19:08 (2014/1/19 22:13更新)

伊藤博文元首相を暗殺した韓国の独立運動家、安重根の記念館が中国のハルビン駅に開館した(19日)=聯合共同

 初代の韓国統監を務めた伊藤博文を1909年に暗殺した韓国の独立運動家、安重根の記念館が19日、中国東北部のハルビン駅内(黒竜江省)に開館した。記念館をめぐっては、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が昨年、ハルビン駅内に安の石碑を建立することを習近平国家主席に要請していた。中国は安倍晋三首相の靖国神社参拝などを踏まえ、韓国と連携し歴史問題で日本に圧力をかける狙いとみられる。中国の国営新華社通信によると、駅の待合室を改造したもので広さは100平方メートル。暗殺に関する資料や写真を展示し、窓からは暗殺現場が直接見える。建設費はハルビン市などが負担。開館式には黒竜江省の孫尭副省長が出席した。入場料は無料で、延べ1000万人が同駅を利用する春節(旧正月)を前に開館した。中国外務省は16、17日には北京駐在の外国メディアを対象に、遼寧省の九・一八歴史博物館などを回り、かつての日本の残虐行為を宣伝するプレスツアーを実施した。(大連=森安健)(引用ここまで

共同の配信記事をそのまま掲載している琉球新報です。しかし義兵闘争として位置づけた安重根のたたかいを沖縄の米軍基地撤去のたたかいと結びつけるとすると、どのように評価できるでしょうか。勿論、非暴力的手段と暴力的手段の違いを踏まえて、ということは当然の前提です。戦前の大日本帝国主義の「捨て石」思想、戦後の「反共の防波堤」思想に冒された沖縄の視点と日本帝国主義の植民地主義に反対する朝鮮人民のたたかいをどのように結びつけるのでしょうか。

琉球新報 中国で安重根記念館開館 暗殺現場のハルビン駅 2014年1月19日 

中国のハルビン駅に開館した安重根の記念館=19日(聯合=共同)

【ソウル、北京共同】韓国外務省は19日、初代韓国統監の伊藤博文を暗殺した独立運動家、安重根の記念館が、暗殺現場の中国黒竜江省のハルビン駅に開館したと発表した。中国国営通信の新華社も安重根の記念館がハルビン市で19日午後に開館したと報じた。韓国の朴槿恵大統領が昨年6月に訪中した際、習近平国家主席に安重根の石碑建立を提案。記念館はこの提案に基づき設立された。中韓が歴史問題で協力して日本政府に圧力をかける狙いがありそうだ。 韓国外務省は「記念館の開館を歓迎し、高く評価する」としている。新華社は記念館の規模や形態などは伝えていない。(共同通信)(引用ここまで

安は韓国で、日本の植民地支配への抵抗を象徴する「英雄」、日本では、「犯罪者」と「不快感」の対象、この認識の違いについて、解明していません。しかも、「テロリスト」呼ばわりしたことについては、触れていません。他のマスコミと同様「安倍政権に圧力をかける狙い」があるとしています。

朝日 中国、ハルビン駅に安重根の記念館 韓国「高く評価」 2014年1月20日10時27分

19日、黒竜江省ハルビンのハルビン駅に開館した朝鮮独立運動家、安重根の記念館。安はハルビン駅のホームで1909年、初代韓国統監だった伊藤博文を暗殺した=関係者提供

 中国政府は19日、初代韓国統監だった伊藤博文を暗殺した朝鮮独立運動家安重根(アンジュングン)の記念館を、暗殺現場の黒竜江省ハルビン市のハルビン駅に開館した。昨年6月に韓国の朴槿恵(パククネ)大統領が中国の習近平(シーチンピン)国家主席に同駅での記念碑設置を求めていた。韓国外交省は同日、「開館を歓迎し高く評価する」と談話を出した。

「安重根の記念碑、ハルビンに」韓国大統領、習主席に

 中国の国営新華社通信や関係者によると、記念館は市政府と国鉄当局が出資し駅の貴賓室に開いた。安の胸像や、経歴の紹介などを約100平方メートルの室内に展示。ホーム上の暗殺現場にも、事件の日付(1909年10月26日)を示したプレートが新たに掲げられた。理由は不明だが、朴大統領の要請した「碑」を格上げした内容になっている。19日の開館式典でも黒竜江省の副省長が「安重根は1世紀以上、人々に慕われてきた」と持ち上げた。ハルビンでは過去にも博物館に安の彫像や資料が展示されたり、公園に石碑が建てられたりしていたが、駅構内に表示はなかった。

 安は韓国で、日本の植民地支配への抵抗を象徴する「英雄」とされている。朴大統領は昨年11月、訪韓した中国の楊潔篪(ヤンチエチー)国務委員(副首相級)に碑の設置計画について感謝の意を表明。菅義偉官房長官が直後に「安重根は犯罪者」と不快感を示しており、日韓の新たな外交問題に発展する可能性をはらむ。一方の中国政府は尖閣諸島問題に加え、安倍晋三首相の靖国神社参拝に批判を強めており、記念館開設で韓国との連携を示し、安倍政権に圧力をかける狙いがあるとみられる。 (瀋陽=石田耕一郎、ソウル=中野晃)(引用ここまで

産経の記事が一番露骨というか、正直です。何故か。この問題の日本政府のネライを象徴しているからです。「中韓が日本側の歴史認識に共同で対抗する意図」と述べていますが、中韓が、「日本側の歴史認識」に拘る理由については不問です。しかも、「これを契機に北東アジア地域の国家が安義士が主張した『東洋平和論』の崇高な精神を振り返り、正しい歴史認識に基づく真の平和・協力の道に歩み出すことを期待する」(韓国外務省)のコメントと安倍首相や新藤総務相の靖国参拝の際のコメントを比較し、韓国側の意図を分析して論じていません。

このことは、「朝鮮の日本への従属に反発し、抗日活動を展開した人物」という安重根論に、日本国民に対するゴマカシが透けて見えてきます。「従属」とは何か。その内容は何か、反発とは何か、抗日活動とは何か、抗日活動に対して日本政府、伊藤博文がやったことは何か、など、一切不問です。この記事を読んで日本国民に、どのようなメッセージを与えようとしているのか。明瞭です。

この種の記事を読んだ日本国民がどのような視点で、この問題を考えていかなければならないか、よくよく考えてみる必要があります。それは、沖縄県民への思い、東日本大震災で避難する住民への思い、いじめに苦しむ少年、ブラック企業で働く若者への思い、非正規雇用でワーキングプアに落されている労働者への思い、などなど、弱者への視点です。

産経 伊藤博文暗殺の安重根記念館が中国で開館対日で中韓が共闘 2014.1.19 18:52 韓国

【ソウル=加藤達也】初代韓国統監だった伊藤博文を暗殺した朝鮮半島出身の安重根(アン・ジュングン軍)の記念館が19日、暗殺事件の現場となった中国北東部のハルビン駅に開館した。韓国外務省が同日、報道資料で明らかにした。聯合ニュースによると、記念館は黒竜江省のハルビン市と、同市鉄道局が駅の貴賓室の一部約200平方メートルを改造して設置した。事件現場のホームが直接見えるように設計され、安の生涯や事件に関する資料、写真を展示し、一部の展示物にはハングルの説明文も付けられているという。同ニュースは開館を「電撃的」と報道。中韓両国が「水面下で調整してきた」とし、記念館の工事も秘密裏に進められ、19日の開館式には黒竜江省の副省長をはじめ中国側の人々だけが参加したと伝えた。 韓国外務省は報道資料で「(韓国政府は)韓中両国民から広く尊敬される安義士の記念館が義挙の現場に設置されたことは意味がある」と歓迎を表明し、「これを契機に北東アジア地域の国家が安義士が主張した『東洋平和論』の崇高な精神を振り返り、正しい歴史認識に基づく真の平和・協力の道に歩み出すことを期待する」とコメントした。日本を念頭に「正しい歴史認識」を持つよう要求し、中韓が日本側の歴史認識に共同で対抗する意図があるとみられる。朴槿恵(パク・クネ)大統領は昨年6月の訪中時、中国の習近平国家主席に記念碑設置の協力を要請。習主席側が関係部署に検討を指示していた。

 【安重根】

朝鮮の日本への従属に反発し、抗日活動を展開した人物。1879年、朝鮮半島の黄海道海州の両班(ヤンバン=支配階級)の家に生まれ、17歳でキリスト教に入信。中国の上海やロシアのウラジオストクで義勇軍を組織するなど抗日活動を行った。1909年、現在の中国黒竜江省のハルビン駅で、伊藤博文・初代韓 国統監を短銃で射殺。翌年に死刑判決を受け、旅順刑務所で処刑された。(引用ここまで

ZAKZAKは、「日本の侵略の野心」「正しい歴史認識」について、何も触れていません。

ZAKZAK  中国で安重根記念館開館 暗殺現場のハルビン駅 2014.01.19

11月22日、ソウルの日本大使館前で、抗議集会をする民族団体や安重根の顕彰団体の会員ら(共同)【拡大】

 韓国外務省は19日、初代韓国統監の伊藤博文を暗殺した独立運動家、安重根の資料や写真を展示した記念館が暗殺現場の中国黒竜江省のハルビン駅に開館したと発表した。中国国営通信の新華社も安重根の記念館がハルビン市で19日午後に開館したと報じた。韓国の朴槿恵大統領が習近平国家主席に安重根の石碑建立を提案。中国側は石碑より大掛かりな記念館の設立で応じた。韓国外務省によると、記念館はハルビン市が暗殺現場となったホームが見渡せるハルビン駅の一角に造った。韓国外務省は安重根が唱えた「東洋平和論」の精神を踏まえ、北東アジア各国が「正しい歴史認識に基づき平和と協力の道に進むことを期待する」としている。新華社は伊藤博文暗殺に関する背景記事を別稿で配信、安重根を「朝鮮半島の近代化史上、著名な独立運動家」と称賛。暗殺で「世界に向けて日本の侵略の野心を暴こうとした」と説明した。(共同)(引用ここまで

時事 ハルビン駅に安重根記念館を開設=中国、韓国と対日圧力強化 (2014/01/19-23:39)

【ハルビン(中国黒竜江省)時事】新華社電などによると、初代韓国統監の伊藤博文元首相を1909年に暗殺した独立運動家・安重根の記念館が19日、事件が起きた中国北東部黒竜江省のハルビン駅に開館し、式典が行われた。韓国政府は歓迎の意を表明した。記念館は貴賓室の一部を改造して、事件現場のホームが直接見えるように設計され、安重根の生涯や暗殺に関する資料、写真を展示している。

〔写真特集〕高速鉄道で縦断する韓国の旅~安重根の銅像~

黒竜江省の孫堯・副省長は開館式で「歴史を記憶させ平和を大切にし、過去を改めて見直し、未来を展望することを目指すものだ」と強調した。韓国の朴槿恵大統領が昨年6月に訪中した際、習近平国家主席にハルビン駅への安重根の石碑設置を要請、両国が協議を続けていた。中国としては、石碑よりも大規模な記念館の開設で、歴史や領土問題で対立する日本に対し、韓国と足並みをそろえて圧力をかける狙いがあるとみられる。記念館建設に当たっては、ハルビン市の政府と鉄道部門が出資。韓国の聯合ニュースによると、19日に開かれた開館式には黒竜江省幹部ら中国側だけが出席した。現場のホームには地面に簡単な表示があるだけだったが、天井から「安(重根)義士による伊藤博文銃殺事件発生の地、1909年10月26日」と記された説明板が掛けられたという。韓国外務省報道官は「韓中両国民から尊敬される安義士の記念館が義挙の現場に設けられたことは意味がある」と歓迎の意を表明。「これを機に東北アジアの国家が安義士の提唱した『東洋平和論』の崇高な精神を振り返り、正しい歴史認識に基づく真の平和・協力の道を進むことを期待する」とコメントした。安重根は伊藤博文暗殺の翌年、30歳で死刑を執行された。日本政府は「犯罪者」と見なしているが、韓国では「抗日の義士」として英雄視されている。(引用ここまで

中国:安重根の「記念館開館 韓国「歓迎する」−−ハルビン駅 - 毎日新聞

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