愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

憲法記念日に放映されたNHKの討論会の最大の成果は自公の違い!高村氏の自衛隊違憲論だな!

2016-05-04 | 16年参院選

憲法9条問題を議論したのに

高村副総裁の発言を取り上げないのは何故か!

 NHK「憲法記念日特集」

志位委員長の発言

赤旗 [2016.5.4]

高村正彦「自由民主」党副総裁

「(2項の)『陸海空その他の戦力はこれを保持しない』。この文言をそのまま読んだら、私だって自衛隊合憲だとなかなか胸張って言えない」

こんな記事で各党の違いが判るか!

自公の違いは判るか!?

一見すると憲法観は違うぞ!

 憲法記念日 憲法改正巡り各党が論戦

憲法記念日 憲法改正巡り各党が論戦

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NHKの憲法記念日特集で、自民党の高村副総裁は夏の参議院選挙では憲法改正の必要性は訴えるものの、主要な争点にはならないという認識を示したのに対し、民進党の岡田代表は安倍政権での憲法改正は認められないとして、改憲勢力による3分の2の議席確保を阻止したいという考えを重ねて示しました。

政権政党

自民党の高村副総裁は憲法ができて70年がたって、時代は変わっている。それに合わせて憲法も変えるのは当たり前だ。これまでの選挙と同じように、参議院選挙でも、憲法改正は訴えていく。反対と言う党がある以上、何らかの争点にはなるだろうが、主要な争点になるかどうかは、国民が決めることだ。国民が『そこにあまり関心がない、経済だ』と言えば、そうなるわけで、勝手に『これが主要な争点だ』とは言えない」と述べました。

公明党の北側副代表今の憲法は優れたものだと評価している何を守り、何を変えていこうとするのかが大事であり、基本的人権の尊重など、3原理は、堅持する前提で改正論議を進めたい。参議院選挙では、争点にはならないだろう。まずは政党間の論議を深め、国民の理解を深めることが大事だ」と述べました。

安倍自公政権亜流派

おおさか維新の会の片山共同代表は「よい部分は守り、おかしいところを直し、足りないものを付け加えて、よい憲法にしていくべきだ。憲法改正のテーマであり、基本政策である、地方分権、憲法裁判所の設置、教育の無償化を参議院選挙で訴えていく」と述べました。

日本のこころを大切にする党の中山代表は「憲法は民族精神の発露であり、自国の歴史や慣習に根ざしたものでなければならない。われわれは日本人の手による自主憲法の制定を目指しており、参議院選挙でも、主張していきたい」と述べました。

新党改革の荒井代表は、「独りよがりにならず、国民も納得できるであろうものを発議して、判断を仰ぐべきだ。参議院選挙の公約は、『国会で大いに議論する』というところまでだ」と述べました。

安倍政権打倒派

民進党の岡田代表は「戦後70年にわたり、国民が育み、国会での議論や、裁判所の判断の蓄積として今の憲法があるのに、頭から否定するようなことを総理大臣が言うのは全くおかしい。安倍総理大臣の眼目は9条改正であり、参議院選挙で3分の2の議席を取れば、必ずやってくると確信しているので、絶対に阻止しなければならない」と述べました。

共産党の志位委員長は「日本国憲法は世界でも極めて先駆的な内容で、変えるべきは、憲法をないがしろにする政治だ。立憲主義を破壊する暴挙を重ねている安倍政権に、憲法を変える資格はないということを、野党共闘の主題として訴えていきたい」と述べました。

社民党の吉田党首は「憲法が戦後復興に果たした役割をかみしめ、憲法を生かすことこそ、求められている。安倍政権による憲法改悪は許さず、『戦争法』の廃止と立憲主義を守る立場で、野党で連携して参議院選挙を戦っていきたい」と述べました。

生活の党の主濱副代表は「国民主権や基本的人権の尊重、平和主義は、是が非でも守るべきだ。選挙における争点は、国民が決めるべきものであり、緊急に憲法を改正する必要性は、国民の世論からは感じられないと思っている」と述べました。引用ここまで

【憲法記念日】

NHK憲法特集でも各党党首級が応酬

産経 2016.5.3 18:49更新

http://www.sankei.com/politics/news/160503/plt1605030094-n1.html

与野党幹部は3日放映のNHKの憲法記念日特集番組で、改憲の是非などをめぐり舌戦を繰り広げた。

自民党の高村正彦副総裁は「時代に合わせて憲法を変えるのはごく当たり前だ。(夏の参院選の)争点であることは間違いない」と強調した。

公明党の北側一雄副代表時代に合った改正の重要性を指摘する一方、改憲項目が具体化しとして「参院選の争点にはならない」との見方を示した。

おおさか維新の会の片山虎之助共同代表は改憲の必要性を指摘し、「『触るな、変えるなと頭から決めるのは間違いだ」と護憲勢力を牽制(けんせい)した。

民進党の岡田克也代表は憲法観が異なる安倍晋三政権下の改憲を阻む考えを表明。

新党改革の荒井広幸代表から「(民進党内で)憲法改正の意見が分かれていることを隠す意味で『安倍さんだからダメ』でまとめている気がする」などと指摘され、

岡田氏が「全く根拠がない言いがかりだ」と反発する場面もあった。

共産党、社民党は護憲の立場で意見を表明。

日本のこころを大切にする党は自主憲法制定を訴え、

生活の党と山本太郎となかまたちは改憲の必要性について「どちらとも言えない」と答えた。番組は4月30日に収録された。(引用ここまで

自公幹部、参院選争点化に慎重

民進、首相による改憲反対

東京 2016年5月3日 13時07分

与野党幹部は3日放送のNHK番組で、夏の参院選で焦点となる憲法改正の是非について議論した。

自民、公明両党は争点化に慎重な姿勢を表明。

民進党は、安倍晋三首相による改憲に反対した。

共産、社民両党は、憲法は変えるべきではないとの立場を明確にした。

自民党の高村正彦副総裁は、参院選で改憲を掲げるとした上で「争点になるが、主要争点かどうかは国民が決めることだ」と指摘した。

公明党の北側一雄副代表は「具体的な対立軸がなく、争点にならない」と明言。

これに対し民進党の岡田克也代表は「首相の眼目は9条改正と限定なき集団的自衛権行使の容認だ」と強調した。(共同)(引用ここまで

改憲「国民が決める」「争点にならぬ」

参院選で自公

日経 2016/5/3 18:57

 http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS03H0Y_T00C16A5PE8000/

自民党の高村正彦副総裁は3日のNHK番組で、憲法改正について「時代が変わるたびにそれに合わせて憲法を変えるのは当たり前だ」と述べた。7月の参院選に向けては「今までの選挙でも訴えてきたように、これからも訴える」と説明。主要な争点とするかについては「国民が決める」と述べるにとどめた。

公明党の北側一雄副代表も「具体的な対立軸がなく、争点にならない。まずは政党間の論議や国民の理解を深めることが大事だ」と語った。

民進党の岡田克也代表は「安倍晋三首相の眼目は9条改正、限定なき集団的自衛権行使を認めることだ」と指摘。改憲勢力による3分の2の議席確保を阻止する考えを強調した。(引用ここまで

憲法記念日緊急事態条項巡り応酬

「推進」与党に野党反発 NHK番組で

毎日 (2016年5月4日 02:59)

与野党幹部は3日放送のNHK番組で、憲法改正について議論した。与党側は大災害や有事の際、政府に強力な権限を与える緊急事態条項の新設に向けた議論を進めるよう訴え…(引用ここまで

災害時の政府の緊急権「危険な毒薬」

共産・志位委員長

朝日 2016年5月3日16時21分

http://www.asahi.com/articles/ASJ534GYNJ53UTFK005.html

 憲法改正「実現可能なものから」

自民・高村氏が発言

 朝日 2016年5月3日19時05分

http://www.asahi.com/articles/ASJ5355ZCJ53UTFK008.html

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憲法改悪を党是とする自民党とは真逆の公明党?それでも連立政権を!民共野合批判できぬぞ!

2016-05-04 | 公明学会

政教分離のできぬ学会公明党は

どこまでもどこまでもついて行きます!

批判的なことを言いながら

スリカエ・ゴマカシ・デタラメ・大ウソを吐きながら

公明党として学会の利益を守ります!

憲法違反は一蓮托生!

そんな立場なのに他党批判は厚顔無恥で!

 【憲法記念日】

公明・北側副代表牽制

自民の憲法改正草案に「いいと思ってない」

2016.5.3 15:13更新

http://www.sankei.com/politics/news/160503/plt1605030080-n1.html

公明党の北側一雄副代表は3日に放映されたNHKの憲法記念日特集番組で、自民党が平成24年に策定した憲法改正草案について「いいと思っていない。野党時代に作られたもので、必ずしもオーソライズされているとは思っていない」と述べ、安倍晋三首相が目指す憲法改正に向けた自民党内の動きを牽制(けんせい)した

その上で「憲法改正といっても丸ごと変えることはできない。政党間の合意形成にしっかり努めていくことがまず大事であって、そんなに簡単に憲法改正はできないと思う」と指摘した。(引用ここまで)

 NHK「憲法記念日特集」

志位委員長の発言

赤旗 [2016.5.4]

 「自民党改憲案」

憲法によって権力を縛るのでなく、憲法によって国民を縛るもの

安倍首相が改憲について国会答弁や記者会見で「参院選でしっかり訴えていく」「私の在任中に成し遂げたい」と明言するなど“安倍改憲”が議論のテーマに。自民党が12年4月にまとめた憲法改正草案について高村氏が「国家権力が国民を縛るようなところはない」と言い訳し、公明・北側氏は「野党時代に自民党がつくられたもの。オーソライズされているとはまったく思わない」と発言。

これにたいして志位氏は、「自民党改憲案」の危険をきびしく告発しました。

 志位 安倍首相は、“自民党は憲法改正草案を決めている。これを次の国政選挙でお示ししていきたい”と、答弁しているんですよ。ですから私は、「自民党改憲案」を許してよいのかどうかが、(参院選の)大争点になると思う。

「自民党改憲案」では、憲法9条2項を全面削除して、「国防軍」を書き込むと(しています)。こうなりますと海外での武力行使を無制限にできるようになります。

それから、「公益及び公の秩序」の名で基本的人権の制約ができるということが書いてある。

それから、「緊急事態条項」を新設して、「緊急事態」の名で首相に権力を集中する。そして、(国などが)国民に対して指示ができるようになる。こうなりますと、基本的人権の停止ということになってまいります。

ですから、憲法によって国家権力を縛るのではなくて、憲法によって国民を縛る。まさに立憲主義を破壊する。これを許してよいのかということが問われてくると思います。

安倍首相が主導して改憲をすすめようとしている

それでも自民・高村氏は「安倍総理が(改憲論議を)引っ張っていることはない」「本来、(国会の)憲法審査会で(改憲の)発議をする」などと自民党がたくらむ明文改憲が安倍首相主導でないことを強調しました。この議論に対して、志位氏はつぎのようにずばり指摘しました。

志位 総理は、国会の場で、憲法9条の問題について、「憲法学者の7割が違憲だという状態で良いのか」と、こういうことをおっしゃる。あるいは、「緊急事態条項」について、「これについては重要な課題だ」ということをおっしゃる。そしてさっき言ったように、「自民党改憲案」について、「自民党は改憲案を決めている」、これを「国政選挙でお示ししていきたい」と(いう)。どこをどうするとは言わなくても、「お示ししていきたい」とおっしゃっているんですね。

ですから、まさに安倍首相が主導して、改憲をやろうとしているわけです。

憲法9条と自衛隊

国民多数の合意で、一歩一歩段階的に、

9条の完全実施(自衛隊解消)をめざす

志位氏の後に発言した公明・北側氏は、

自衛隊について憲法9条違反なのかどうか、はっきりおっしゃっておられないのは共産党だけ」などと発言。

志位氏と北側氏の間でやりとりになりました。

志位 (憲法違反だと)言っております。

北側 明確におっしゃってください。

志位 言っております。私たちは、自衛隊というのは憲法9条の2項に明らかに違反する。違憲だと考えております。ただ、この矛盾を一挙に解消することはできない。国民の合意で、憲法9条という理想に向かって、一歩一歩段階的に問題を解決していくことが必要だと(言っています)。

北側 私がおうかがいしたいのは、憲法違反という立場であるということをまずおっしゃっていただきたいんですよ。

志位 憲法違反と言ったでしょ。

北側 そのうえで、いろいろおっしゃるのは結構なんですが。

志位 私は、憲法違反だということをはっきり言ったでしょ。ただそれ(憲法と現実の矛盾)を解決する方法は、国民の合意で一歩一歩やっていく必要がある。

私たちは、日米安保条約は、国民多数の合意でなくしていくべきだと考えております。しかし、安保をなくしたときに、一緒に自衛隊を解消するということは言っておりません。なぜかと言えば、安保条約をなくしたいという方でも、自衛隊については意見が分かれるわけです。

私たちは、安保条約をなくした日本が、アジアのすべての諸国と平和的な関係を結ぶ。アメリカとの関係でも友好条約を結ぶ。そして、日本を取り巻く平和的環境が十分に成熟する。そして国民の多数――圧倒的多数が、「もう自衛隊なしでも安心だ」という合意が成熟して、はじめて9条の完全実施に進もうというふうに言っております。私たちはそうはっきりと言っております。

この問題に関しては、自民・高村氏も

「(2項の)『陸海空その他の戦力はこれを保持しない』。

この文言をそのまま読んだら、私だって自衛隊合憲だとなかなか胸張って言えない」と言わざるをえませんでした。(引用ここまで

この発言を徹底して活かす!垂れ流します!

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共産党を悪者にして民進党を動揺させ参院選の野党分断を謀る産経に安倍首相の姑息を視る!

2016-05-04 | 16年参院選

産経政治部水内茂幸氏自身が矛盾だらけ!

しかも思考回路は全くスイッチオフ!

これを読むと

 民進党と共産党が団結するのは怖い!

安倍首相のネライ産経が代弁!

だが、民進党と共産党の背後には国民がいる!

このことを産経は全く判っていない!

産経の駄文を徹底検証!

 【憲法記念日】

憲法論拒む民主・岡田氏 

首相に責任転嫁は共産への配慮なのか?

2016.5.3 21:01更新

http://www.sankei.com/politics/news/160503/plt1605030104-n1.html

民進党は万年野党を目指すつもりなのだろうか。

同党の岡田克也代表は3日放送されたNHKの憲法記念日特集番組で、安倍晋三政権のもとでの憲法改正に応じない理由について「首相は集団的自衛権行使を際限なく可能にするに違いない」「安倍首相の態度が問題だ」などと首相へのレッテル貼りを繰り返し、現行憲法の問題点など本質的な議論を避けた

愛国者の邪論 安倍首相に対しては、ルールがあってもなくても同じです。「限定」を口実に再現なく土俵の俵を勝手に広げる安倍首相ン手口。質問に対してまともに答えない。はぐらかす。その場しのぎと場当たりの答弁で際限なくルールをグズグズにして行く安倍首相の手口は、国民に見透かされています。そもそも、憲法第99条を視れば明らかです。

天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。 (引用ここまで

憲法制定から69年目を迎え、自衛隊の位置づけや災害時の緊急事態条項など、喫緊に協議すべき課題は山積している。

愛国者の邪論 これも安倍首相の土俵の中で施行させようとするスリカエ・ゴマカシ・デタラメ・大ウソロジックです。「喫緊の課題」は国民の貧困の解消です。ここに国民の貧困を創りだしている安倍首相を免罪する産経のデタラメが浮き彫りになります。

首相に責任転嫁して憲法議論を拒む岡田氏の態度は、「政権交代可能な二大政党制」の一翼を担おうとする政党のトップとして、ふさわしいものなのか。

愛国者の邪論 ここでも破たんした「政権交代可能な二大政党制」論に固執して民進党を、この枠組みの中に引き込もうとする安倍首相応援団の産経の姑息が浮き彫りになります。野党共闘を分断させようとする国民敵視政策が浮き彫りになります。

岡田氏は番組で「首相が憲法改正で一番やりたいことは、集団的自衛権を際限なく可能にすることだ」と指摘。自民党が野党時代にまとめた憲法改正草案も「一番の眼目は集団的自衛権の行使を限定なく認めることだ」と言及し「憲法の平和主義に明らかに反し、反対だ」と批判した。

愛国者の邪論 「野党時代にまとめた」から「問題なし」論こそ、そもそも憲法論を主張する資格そのものの破たんが浮き彫りになります。この「草案」に対する批判が強まってきたことと、この「草案」にある「非常事態条項」の恐るべき独裁性が浮き彫りになったきたことによって、現在安倍政権が強行しようとしている「緊急事態条項」とリンクさせられ批判されることを恐れている安倍首相応援団の産経の姑息が透けて視えてきます。

同席した自民党の高村正彦副総裁は「(限定のないない集団的自衛権行使容認を)喫緊の課題として、当面の政治課題として莫大なエネルギーを払ってまで今やることではない」と否定。

しかし岡田氏は「首相は次の参院選で声高に言わなくとも、(改憲発議に必要な)3分の2を取れば必ずやってくる。絶対阻止しなければならない」とボルテージを上げた。

さらに岡田氏は番組で、民進党が安倍政権下での憲法論に慎重な理由として、首相自身の言動に責任があると論を進めた。

岡田氏は、首相が「現行憲法は連合国軍総司令部(GHQ)の素人がたった8日間で作り上げた代物」と述べたと指摘。「首相は今の日本国憲法が、成り立ちも含め嫌なのだ。イデオロギーだと思うが、全面的に取っ替えたいという思いが強すぎて、(改憲)議論が逆に停滞している」と皮肉った。

加えて「与野党で合意形成を目指す流れが変わった最大の理由は安倍首相の態度だ」とも強調。「憲法改正に慎重な人たちを無責任だと公言したり、(選挙で改憲発議に必要な)『3分の2を取る』といわれる。これでは腰を据えて議論ができない」と切り捨てた

集団的自衛権をどこまで認めるかは、昨年成立した安全保障関連法の国会審議でも激論が交わされた。

野党側は「首相は米国と一緒に、地球の裏側まで戦争に行きたいのだ」と盛んにレッテルを貼ったが

首相は「日本を守る米艦防護など、自衛のため必要最小限の範囲しか認めないと繰り返し答弁している。

岡田氏の主張がすべて正しいとは到底思えないが、仮にそうだとしても、それが憲法論を封印する理由になるだろうか。

愛国者の邪論 そもそも自衛隊の合憲性を認知させるために創った「旧三要件」をずっと主張してきた「自由民主」党が、国てしま民的議論を封じて自公の密室協議の中で閣議決定によって「新三要件」なるものを決定したこと、そのような経過の中で、「武器輸出禁止三原則」をも否定し待った!特定秘密保護法すら説明責任を果たさないまま強行したのです。

更に言えば、アベノミクス成長戦略が破たんしているにもかかわらず、「新三本の矢」なるものを打ち出すなど、安倍首相が信頼されないのは自業自得というものです。

産経も安倍首相も安倍派も、このような諸事実をいっさい隠ぺいして、場当たりその場しのぎの言葉を強調することで、安倍首相の政策の中で一貫している憲法形骸化政策を視えないようにしながら、憲法改悪の既成事実化を謀っているのです。

そもそも憲法改正を発議するのは、首相ではなく国会だ。それには、衆参両院で3分の2以上の賛成が必要となる。さらにいえば、発議しても国民投票で過半数の賛成がなければ改正できない。

愛国者の邪論 首相と自由民主党総裁を使い分けていることは隠ぺいしています。以下の憲法第96条は、「誰が」憲法改正案を提案するか、触れていません。「三分の二以上の賛成」の「ハードル」すら変質させようとしている安倍首相。「その過半数の賛成」の「基準」を「有権者の過半数」なのか、「投票者の過半数」なのか、安倍首相のネライは一つ!「ハードルを下げる」姑息を議会の多数を持って強行するであろうことは、説明責任果たしていないにもかかわらず、悪法を強行したことを視れば一目瞭然です。

この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。(引用ここまで

民進党が集団的自衛権を際限なく認めたくないと考えるなら、憲法改正をめぐる与野党協議で堂々と主張すべきだ。喫緊の懸案と切り分け、集団的自衛権をめぐるこの一点で議論すべきだ。

愛国者の邪論 「憲法改正をめぐる与野党協議」の場でなければならない理由はありません。これは閣議決定の違憲性を含めた安倍首相の憲法擁護義務違反の問題です。どこで語ろうと全く問題ありません。

むしろ、テレビ討論・党首討論を開催して徹底して論争すべきです。しかし、これについては、安倍首相は徹底して逃げているのです。産経の姑息が浮き彫りです。

仮に集団的自衛権を際限なく認める内容で改憲発議がなされたとしても、野党第一党が反対している現状で、国民の過半数の賛成を得るのは相当高いハードルになる。

民進党は現行憲法について、共産党のように「不変」と位置づけるのか、改正すべき点はないのか。首相の邪推や揚げ足取りばかりするのでなく、ここを選挙前にはっきり示さないことこそ、国民への背信行為になるのではないか。

愛国者の邪論 共産党を持ち出すことで、民進党との違いを強調し、民進党を動揺させようとする姑息が浮き彫りになります。この手口は一貫しています。

そもそも「共産党」が憲法を「不変」としているという主張も乱暴です。共産党の綱領では、憲法のことをどのように位置付けているのか、産経のデタラメと不勉強こそ、「レッテル貼り」と言うべきものです。

産経は、学生になったつもりで虚心坦懐に憲法をよくよく読むべきです。憲法自身が何を「不変」ではなく「普遍」【永久」としているか!以下を視れば一目瞭然です。産経には読み取る力量がないのか!それとも敵対思想があるのか!いずれにしても「際限のない無知・無恥」と言わなければなりません。

憲法前文 これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。…われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

憲法第11条 国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。

第97条 この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。(引用ここまで

岡田氏は、安倍首相の「タカ派」的な印象を盛んにあおり立て、国民にぼやっとした危険なイメージを植え付けたいのだろう。夏の参院選で共産党との候補一本化を進めることを念頭に、首相に責任をなすりつけ、具体的な改憲論が深まることを避けた面もあるとみられる。現に岡田氏は番組で「自衛隊は憲法違反」などと断じた共産党の志位和夫委員長への批判は口にしなかった。

愛国者の邪論 安倍首相は「タカ派」ではない?ウソでしょう!もはや弁解領域に入ってしまっています!これも身から出た錆!自業自得です!

しかし、問題は共産党の件です。ここでも、今、安倍首相派が、何を狙って野党分断=国民分断を謀っているか浮き彫りになります。今、民進党と共産党が合意しているのは安全法制=戦争法の違憲性・安倍首相の立憲主義違反であって、自衛隊の違憲性・合憲性ではありません!何としても、この土俵に、国民を引き込みたいのでしょう!笑止千万です。

岡田氏は、安保関連法などの動きが他国を刺激し、日本を危険にさらすと言いたいのだろうが、北朝鮮の核・ミサイル開発や、東・南シナ海での中国の覇権的な海洋進出の動きをみれば、日本を守るための一定の抑止力整備が急務なのは明らかだ。

愛国者の邪論 このことを言えば言うほど安倍政権の無能無策無責任が浮き彫りになります!憲法平和主義を使った対話と交流を発展させることこそが「一定の抑止力」ではなく、本格的な抑止力になるということです。安倍応援団の産経の「一定の抑止力」論が、今や破たんしていること、イタチごっこであることは誰が見てもあきらかです。こうして税金のムダ遣いが行われているのです。「死の商人」の大儲けを保障する軍備強化のための「脅威」論・「軍事抑止力」論は破棄すべきです。

今は「日本国民は(中略)平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」と記した日本国憲法の前文が想定するような国際情勢にないことは明らかだ。

愛国者の邪論 ここでも、憲法の一文だけを抽出して、問題の本質をスリカエ・ゴマカシ・デタラメ・大ウソをつくのです。いつもの手口です。因みに、こういうことです。

「日本国民は(中略)平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した

からこそ

「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占め」

るためにも

「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

のだが、そのためには

「われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる」

からこそ、

国際紛争を解決する手段として、国家による戦争・武力行使・武力による威嚇=脅し」は永久に放棄すると宣言した。だからこそ戦力の不保持と交戦権を否認した。

だからと言って怖がることも卑屈になることもいっさい不要である!何故ならば、これは

「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意」

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ

と国際社会に誓ったのであるから、日本が侵略されることなどあり得ない。寧ろ、このような日本国憲法を世界に拡散していくべきだと確信する!ということを憲法自身が随所で述べているのです。

しかし、産経は安倍首相など、憲法否定派は、このような思考回路は全くありません!

首相が改憲イデオロギーに染まり、米国と一緒に地球の果てまで戦争に行こうとしているから、改憲論議そのものを封印せざるを得ない-。本当にこうした考えが民進党内の総意なのかも聞いてみたくなる。

自民党内でリベラル派と目される岸田派幹部は、3日の番組を見た後、がっかりした様子でこう語った。

岡田民進党が急速に『共産化』している。本音ではわかり合える部分もあると思っていたのに、選挙の実利ばかりで短絡的だ」 (政治部 水内茂幸)(引用ここまで

愛国者の邪論 わざわざ、民進党内の「総意」を持ち出して分断を謀る!しかも「自民党内でリベラル派と目される岸田派幹部」を持ち出して「岡田民進党」の『共産化』とすることで、「共産党」=「暴力革命政党」との「印象を盛んにあおり立て、国民にぼやっとした危険なイメージを植え付けたいのだろう」という姑息なネライが透けて視えてきます。

本音ではわかり合える部分もあると思っていたのに」論そのものが「政権交代可能な二大政党制」論の破たんを浮き彫りにしています。同時に「選挙の実利ばかりで短絡的だ」と、安倍政権のバラマキそのものを棚にあげて民進党などを非難する!レッテルを貼るのです。

ここでも安倍首相が自らの手口を棚にあげてレッテル貼り攻撃をする手口そのものと言わなければなりません。全くの不道徳ぶりが浮き彫りになります。

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憲法改正の発議には野党第1党の民進党も加わるのが望ましいとの認識で一致?参院選分断!

2016-05-04 | 16年参院選

参院選の野党統一候補運動分断作戦の姑息記事!

なりふり構わぬ安倍首相!

メディアも米国も猫の手も借りたい安倍首相!

何としても分断したい安倍首相浮き彫り!

逆に考えれば

野党の団結強化こそ

安倍政権打倒・戦争法廃止・閣議決定撤回

立憲主義回復の政治実現の唯一の途だな!

これを決めるのは国民の運動と世論!

憲法改正発議、民進の参加望ましい…自公民幹部

読売 2016年05月03日 06時40分
 
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20160502-OYT1T50131.html
 
日本国憲法は3日、施行69周年を迎えた。自民党の谷垣幹事長民進党の枝野幹事長公明党の北側一雄副代表兼憲法調査会長はそれぞれ読売新聞のインタビューに応じ、憲法改正の発議には野党第1党の民進党も加わるのが望ましいとの認識で一致した。

谷垣氏はインタビューで、「日本は憲法改正の経験がない。少なくとも野党第1党を巻き込んで国会で提案して、国民投票にかけるプロセスが一番現実的だ」と指摘した。

北側氏も「静かに議論をすること、多くの会派の人が論議に参加することが大事だ」と語った。

枝野氏も「最初の国民投票で可決されるようにするには、主要な与野党が合意して進めなければいけない」と述べた。

憲法改正は、衆参各院の3分の2以上の賛成で発議され、その後の国民投票での過半数の賛成が必要となる。こうした手続きを念頭に冷静な議論を求めたものだ。(ここまで365文字 / 残り280文字)(引用ここまで

改憲へ野党含めた勢力結集必要
首相、認識示す
読売 2016年04月30日 08時40分
安倍首相は29日放送の日本テレビのインタビューで、憲法改正の発議に必要な衆参両院での3分の2以上の議席について、「私たちだけで3分の2を取るのはほとんど不可能に近い。与党以外の政党、個人をいかに集めることが出来るかだ」と述べた。
夏の参院選後、憲法改正を実現するには野党を含めた改憲勢力の結集が必要だとの認識を示したものだ。インタビューは28日に収録された。

戦争放棄を定めた憲法9条の改正については、「衛隊に対して憲法学者の7割が『違憲だ』と言っている状況のままでよいか、真剣に向き合わなければならない」と語った。

夏の参院選と次期衆院選を同じ日に行う「衆参同日選」に踏み切る可能性に関しては、「(熊本地震の)発災以来、先手先手で対応することを心がけ、それに全神経を集中して取り組む必要がある。全く(衆院)解散について考えていない」と語り、当面は復旧・復興に全力を尽くす考えを強調した。(引用ここまで

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戦略国際問題研究所で共産党と政権を共にすること、あり得ないと語った民進細野氏の腐敗!

2016-05-04 | 16年参院選

米国におもねって、

共産党を悪者に仕立てあげ

米国を忖度し国民を裏切る細野氏の

卑屈さ・従属さ・主体性のなさ浮き彫り!

あなたは日本の政治家ですか?

米国の代理人ですか?

共産党に対する傲慢無礼は

北海道5区補欠選で池田氏に投票した国民

全国で野党統一候補擁立運動を推進する国民

野党統一を求める国民に対する侮辱・不道徳だな!

民進・細野氏強調

「共産党と政権を共にすること、あり得ない」

米での講演 選挙協力も否定?

2016.5.4 00:53

http://www.sankei.com/politics/news/160504/plt1605040008-n1.html

米国を訪問している民進党の細野豪志元環境相は3日午前(日本時間3日夜)、ワシントンのシンクタンク自民党の小野寺五典元防衛相らとともに講演し、共産党との選挙協力について「米国の方々は民進党が共産党と協力をするというと違和感を持つかもしれないが、共産党と政権をともにすることはあり得ない」と強調した。

さらに「選挙協力という言葉も使っていない。共産党が自らの判断で候補者を出さないことについてはプラスになるので、それを認めているに過ぎない」と述べた。

また、細野氏は夏の参院選に合わせて衆院選を行う「衆参同日選」について「今でもダブル選挙の可能性が高い。そのときに国民に選択してもらえるような準備をしている」と述べた。

小野寺氏は安全保障関連法が選挙に与える影響に関し、「法案が成立してから賛成が反対を上回っている。選挙に与える影響はない」と説明した。(ワシントン支局)(引用ここまで

「米シンクタンク」こそが

米国の世界戦略を

日本の政界に「押しつけ」ている!

だが、しかし!

「押しつけ」などとは全く想定もしていない!

「思考停止」しているのが

自由民主党と亜流政党と政治家だ!

「押しつけ憲法」論の正体ここにアリ!

戦略国際問題研究所 - Wikipedia

理事長には、1999年よりサム・ナンが、同研究所所長最高経営責任者には、2000年4月よりジョン・ヘイムリがついている。また、ヘンリー・キッシンジャーカーラ・ヒルズリチャード・アーミテージズビグニュー・ブレジンスキーが理事を務め、顧問にはキッシンジャーと弟子のブレント・スコウクロフトがいる。彼らの多くはアメリカ国家安全保障会議国家安全保障問題担当大統領補佐官でもあった。

イラク復興において、リポート「より賢い平和(A Wiser Peace)」を作成し、時のアメリカ合衆国国防長官ドナルド・ラムズフェルドに提出した。

日本人では小泉進次郎や、浜田和幸渡部恒雄などが一時籍を置いた。現在では日本から多くの将来有望な若手官僚や政治家(候補含む)がCSISに出向して学んでくる慣習が確立している。日本部には、防衛省公安調査庁内閣官房内閣情報調査室の職員の他、日本貿易振興機構や損害保険会社、日本電信電話の職員も、客員研究員として名を連ねている。また、日本の現役政治家とも縁が深く、麻生太郎安倍晋三なども度々CSISを訪れ、講演でスピーチを行っている。

CSISは日本では公益財団法人東京財団日本財団の下部組織)と協力関係にある。東京財団の他にも笹川平和財団、特定非営利活動法人世界開発協力機構フェローシップ・プログラムの提携を行っている。また、2011年には日本経済新聞社と共同で「日経・CSISバーチャル・シンクタンク」の創設を発表し、2012年に立ち上げた

稲盛財団理事長の稲盛和夫は国際評議員を務め、2002年4月1日には政界・経済界等の若手リーダーを養成するための設立基金500万ドルを財団から寄付し、「アブシャイア・イナモリ リーダーシップ・アカデミー」(Abshire-Inamori Leadership Academy:略称AILA)をCSIS内に共同で設立した。

CSISは子宮頸がんワクチンの接種、推進に関する日本政府への提言[6]なども行ってきている。(引用ここまで

CSISとは - 日経·CSISバーチャル·シンクタンク

http://www.csis-nikkei.com/about-csis.html

米戦略国際問題研究所(CSIS)は米ワシントンDCにある超党派のシンクタンクです。外交・安全保障分野を中心に重要な政策提言を米政府に対して数多く行い、米政府の政策形成に大きな影響力をもつシンクタンクとして世界的に有名です。日本経済新聞社とは毎年秋のシンポジウム開催を通じて協力関係を築いています

CSISは1962年の発足以来、歴代の米政権に外交・安全保障を中心とする様々な政策提言を実施してきました。キッシンジャー元国務長官、ブレジンスキー元大統領補佐官など政府の元高官を顧問や理事に迎え入れる一方、研究員などから数多くの人材を時の政権に送り込んでいます。現在、200人を超えるスタッフが常勤しているほか、全米に専門学者のネットワークを築き、バーチャルシンクタンク方式で研究・提言活動も進めています。日米関係では日本部(Japan Chair)を設置し、二国間関係の強化や日米同盟のグローバルな役割の拡大に向けて研究を続けています。(引用ここまで

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「自由民主」党総裁と首相を使い分け違憲行為を粉飾してまで改憲を狙う安倍首相は退場!

2016-05-04 | 安倍語録

新しい時代にふさわしい憲法をつくるのではなく

憲法をないがしろにしていた政治を改め

使われていない憲法を活かす政治を実現することだ!

アベ政治・戦後自民党政治の弊害が噴出しているのは

憲法を使った政治を行ってきていないからだ!

安倍首相の

スリカエ・ゴマカシ・デタラメ・大ウソを暴く!

 【憲法記念日】
安倍晋三首相

民間憲法臨調フォーラムにメッセージ(全文)

「新しい時代にふさわしい憲法を」 

産経 2016.5.3 18:22更新

http://www.sankei.com/politics/news/160503/plt1605030088-n1.html

安倍晋三首相が「『21世紀の日本と憲法』有識者懇談会」(民間憲法臨調、櫻井よしこ代表)などが3日、都内で開いた公開憲法フォーラムに寄せたビデオメッセージの全文は以下の通り。

      ◇

「ご来場のみなさま、こんにちは。自由民主党総裁の安倍晋三です。本日は第18回公開憲法フォーラムが盛大に開催されましたことに、およろこびを申し上げます。憲法改正の早期実現を求めて、それぞれの立場で精力的にご活躍されているみなさまに心から敬意を表します。憲法は国の未来、理想の姿を語るものです。21世紀の日本の理想の姿を私たち自身の手で描くという精神こそ、日本の未来を切り開いていくことにつながっていく。私はそう考えています」

「今の憲法が成立して70年近くがたちました。この間、経済や社会など国内外の情勢はものすごいスピードで変化し、世の中は大きく様変わりしましたが、憲法は一度も改正されていません

そのため、どのようなことが生じているか。一例を挙げますと、昨年、平和安全法制をめぐって憲法に関する議論が盛り上がりましたが、今の憲法には『自衛隊』という言葉はありません

昨年6月に朝日新聞が行った調査によれば、憲法学者の7割が『自衛隊は違憲の可能性がある』としていますが、その一方で、自衛隊は創設されてすでに60年余りが経過し、昨年1月の世論調査によれば、国民の9割以上が自衛隊を信頼していることが分かります。こうした中で本当に、自衛隊は違憲かもしれないと思われているままでよいのかということは、国民的な議論に値するものだと思います

「憲法は国民のものであります。新しい時代にふさわしい憲法とはどうあるべきかという観点から、自由闊達(かったつ)に議論できる雰囲気の中で、国民が真剣に考え、しっかりと冷静に議論する環境をつくるべきだと思います。憲法に指一本触れてはならない、議論すらしてはならないなどといった思考停止に陥ってはなりません

「自由民主党は今年で立党61年を迎えますが、立党以来、党是としてずっと憲法改正を主張してまいりました。平成24年には改正の草案をとりまとめ、世の中にお示ししました。今後とも、これまで同様、憲法改正を訴えてまいります」

 「いうまでもなく、憲法改正は通常の法律とは異なり、衆参各議院で3分の2以上の賛成を得て国会が発議し、最終的には国民投票で過半数の賛成を得る必要があります。そのためには、与党のみならず、多くの党や会派の支持をいただき、そして何より国民の理解を得るための努力が必要不可欠です。憲法のどこを、どのように改正すべきかについては、今後、憲法審査会等において、しっかりと精緻な議論が行われるべきものであり、国会や国民的な議論と理解の深まりの中で最後は国民にご判断いただくべきものであると考えます」(了)

 「そして、国民的な議論と理解を深めていくためには、美しい日本の憲法をつくる国民の会、民間憲法臨調のこうした取り組みが不可欠であり、大変心強く感じております。私自身も本日お集まりのみなさんと手を携えて、引き続き新しい時代にふさわしい憲法を自らの手で作り上げるその精神を広めていくための取り組みに力を尽くしてまいりたいと存じます。憲法改正に向けて、ともに頑張りましょう」(引用ここまで

憲法違反を自ら暴露!

応援する産経も「首相」の憲法違反を容認・奨励!

「自由民主党総裁の安倍晋三」と言いながら、産経は「安倍晋三首相民間憲法臨調フォーラムにメッセージ」と書いています!

ここに憲法第99条の憲法尊重擁護義務違反をスリカエ・ゴマカシ・デタラメ・大ウソが浮き彫りになります。

自由民主党の総裁であれば、憲法尊重擁護の義務はスルーしても良いのでしょうか。「自由民主党総裁」と「内閣総理大臣」を使い分ける姑息は容認できるでしょうか。この手口は「内閣総理大臣安倍晋三」と書いて「私人」として國神社に参拝する手口と全く同じです。

国会答弁でも、この「自由民主党総裁」と「内閣総理大臣」を使い分けていますが、このような手口を許してきている情報伝達手段のマスメディアと政党の責任は大きいと言わなければなりません。

このような手口が認められるとするならば、多くの国民が、この手口を真似して、自らの行為を正当化する!「詭弁」と「方便」だらけの日本ということになってしまいます。こんな不道徳はないのではないでしょうか!こんな身勝手は恥ずべきことです。

憲法「改正」が

政権政党の自民党の「党是」だったにもかかわらず

一度も「改正」されなかったのは何故か!

それは国民の要求だったからだ!

ゴマカシ・スリカエ・デタラメ・大ウソは止めよ!

「世の中は大きく様変わりしましたが、憲法は一度も改正されていません」とありますが、安倍首相が信奉し、実現を狙う大日本帝国憲法は、1889年(明治22年)2月11日に公布、1890年(明治23年)11月29日に施行して以来1946年11月3日まで使われていました。

それも侵略戦争の失敗によって変更を余儀なくされたのです。それは安倍首相が詳らかに読んでいないと答弁した、あのポツダム宣言を受け入れて、その理念を具体化するために、制定されるまでの57年もの間。大日本帝国憲法は使われていました。

今回の「安倍式憲法改正」の根拠は、単に「世の中は大きく変わりました」ということです。しかし、何がどのように「変わった」のか、全く不明です。

「世の中は大きく変わった」から憲法を変えていかなければならないのは何故か、全く不明です。

確かに、古くなったものを変えていくということは、一般的にはあり得ることです。否定しません。「女房と畳は新しいほど良い」の裏返しです。

しかし、古くなったからこそ、「もったいない」ということで、大事に使うという選択肢もあることはあります。「古くなるほど使っているということは、それだけ値打ちがあるからだという考えも成り立ちます。

日本の「伝統」「文化」はどうでしょうか?「安倍式憲法改正」論のスリカエ・ゴマカシ・デタラメ・大ウソが浮き彫りになります。

ところで、日本国憲法の基本原則である人権尊重主義・国民主権主義・民主主義・平和国際強調主義は、「憲法改正」の根拠になるでしょうか!

国際紛争を解決する手段として

国家による戦争・武力行使・武力による威嚇は

永久に放棄したからこそ

戦力は不保持!交戦権は否認した!

だから、「自衛隊」の言葉が入る余地はなかった!

吉田茂首相も当初は言っていたぞ!

その原点をゴマカシてきたのは誰だ!

今の憲法には『自衛隊』という言葉はありません」論ですが、この最大の問題は「戦力不保持」をゴマカシて来たのは自民党政権でした。この言葉を持って、憲法に「自衛隊」という言葉を入れようとしているのです。いや自衛隊ではありません!「国防軍」です。

安倍首相は、国会答弁でも「わが軍」という言葉を使っていますが、これがホンネです。建前上から「自衛隊」と使っているだけなのです。

そもそも吉田茂首相は、現行憲法制定時に「自衛のための軍隊は持たない」と明言していました。それが朝鮮戦争を契機に、最初は「警察予備隊」、次は「保安隊」、そして「自衛隊」を「戦力ではない」として「保持」を容認したのでした。いずれも、憲法違反の「軍隊」をゴマカシ・スリカエ・デタラメを言ってきたのは自民党でした。

こうした歴史の経過を無視したデタラメを公然と吐いているのです。物事は経過を隠ぺいしてはならないという典型記事であり、かつデタラメ証言です。

国民が信頼している自衛隊とは何か!

全く語っていない安倍首相!

語ることができない安倍首相!

ウソがばれるからだ!

「自衛隊は創設されてすでに60年余りが経過し、昨年1月の世論調査によれば、国民の9割以上が自衛隊を信頼している」論ですが、ここでも、スリカエ・ゴマカシ・デタラメ・大ウソが浮き彫りになります。

国民の9割以上が自衛隊を信頼していることの中身については一言も語っていません!こうした手口は一貫しています。ケシカラン話です。

国民が信頼しているのは「軍隊として自衛隊」「海外で武力行使する自衛隊」ではありません。「急迫不正の侵略に対して最小限の自衛の措置として武力行使をする自衛隊」「海外の災害に救助する自衛隊」です。

「憲法学者の7割が『自衛隊は違憲の可能性がある』本当に、自衛隊は違憲かもしれないと思われているままでよいのかということは、国民的な議論に値するものだと思います」論です。これもスリカエ・ゴマカシ・デタラメ・大ウソが浮き彫りになります。

今問題にしているのは

「自衛隊合憲違憲」論ではない!

「自由民主」党政権が「違憲」だと言ってきた

戦争法の違憲性だ!

今行われている運動は、「安倍式安全法制」が「違憲」であるという点で、国民的運動が展開されているということです。安倍首相は、こうした国民的運動を、先に視たように中身を曖昧にしてゴマカシながら、「国民の9割以上が自衛隊を信頼している」ということを口実にして「自衛隊が合憲であるか、違憲であるか」という土俵に持ち込み、スリカエて、「戦争法違憲」論で団結してたたかっている国民と、「自衛隊は合憲である」と「自衛隊を認知」している国民を分断して、憲法改悪の土俵に持ち込む策略を謀っているのです。姑息が浮き彫りになります。ま、いつもの手口ですが。

憲法を使わず形骸化させタブー視して

思考停止に持ち込んだのは改憲派!

国家の最高法規の憲法記念日に

行事すらしないことそのものが

思考停止を浮き彫りにしている!

「憲法に指一本触れてはならない、議論すらしてはならないなどといった思考停止に陥ってはなりません」論ですが、安倍首相は、憲法「改正」派を「改革派」に描き、憲法「擁護」派に対して「これでもか」というレッテル貼の攻撃をしています。

全く呆れます。こうした言葉が無批判的に垂れ流されることで、安倍首相の言っている言葉が、あたかも事実であるかのように拡散されていくのです。これを安倍首相は計算してネラッています。このような一方的情報垂れ流しによって、憲法改悪改憲派の存在が相対化されることで、憲法問題の議論を委縮させ、「中立」の名の下に、会場使用・後援中止事件が後を絶たないことが放置されています。

国家の最高法規である憲法尊重擁護の義務履行の原則がないがしろにされています。5月3日には国家も違法自治体も憲法記念日の式典すらしていません!「思考停止」は安倍首相自身と言えます。

憲法審査会等において、しっかりと精緻な議論が行われるべき」論ですが、これも全くスリカエ・ゴマカシ・デタラメ・大ウソが浮き彫りになります。安倍首相は何度も、懲りずに「押し付けられた憲法」論を繰り返していますが、自由民権運動の歴史をつまびらかに資料検討をしていれば。自らこそが「精緻な議論」が欠落していることは一目瞭然です。

また憲法9条の理念、すなわち「紛争は話し合いで解決する」という原則が、外国の借り物ではなく、実は日本の歴史の中で営々と積み上げられてきた成果の上に存在していることについて「精緻な議論」を行ってきていない結果であることも同様に指摘しておかなければなりません。

2千年の日本の歴史を黙殺・隠ぺいする暴挙です。

現行憲法と「自由民主」党の改悪改憲草案を比べれば

安倍首相のデタラメ浮き彫りに!

「平成24年には改正の草案」論ですが、この「自由民主」党の改悪改憲「草案」こそ、すでに明らかにしてきたように日本国憲法と敵対する思想に満ち溢れた「草案」と言えます。安倍首相の「美辞麗句」が語られれれば語られるほど、そのスリカエ・ゴマカシ・デタラメ・大ウソが浮き彫りになります。このことについては、記事にしてきましたので、そちらをご覧ください。

「新しい時代にふさわしい憲法自らの手で作り上げるその精神を広めていくための取り組みに力を尽くしてまいりたい」論ですが、これも「おしつけ憲法」論のことを言っています。自らの手で憲法を作り上げる、と言う前に、「憲法をしっかり使え!」です。自らの手で作り上げた「自由民主」党の改悪改憲草案は大日本帝国憲法の「新しい時代に相応しい憲法」そのものです。ここに安倍首相の発言の全てが物語っています。そこで最後にまとめてみます。

1.安倍首相の言葉のスリカエ・ゴマカシ・デタラメ・大ウソを事実で検証すべき。

2.日本の歴史を踏まえた議論をすべき。

3.憲法を日本国民の事実と比べて、「憲法を使え!」の声を高く掲げるべき!

最後に、安倍首相のデタラメの事実を掲載しておきます。ご覧ください。

安保法案「違憲」104人、「合憲」2人 憲法学者ら

 2015年7月11日01時56分

http://www.asahi.com/articles/ASH797JMJH79ULZU01W.html

朝日新聞 憲法学者の「自衛隊の合憲性」アンケート回答、紙面化せず

http://gohoo.org/15072301/

現在の自衛隊の存在は憲法違反にあたると考えますか。

http://www.asahi.com/topics/word

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