そもそもスポーツとは何か!
スポーツの理念とそれを具体化するためのルールは人間的・人類の知恵の最高の価値!
スポーツの理念・ルールは
国際法・日本国憲法の理念を具体化したもの!
スポーツ基本法(平成23年法律第78号)(条文):文部科学省
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/kihonhou/attach/1307658.htm
スポーツは、世界共通の人類の文化である。
スポーツは、心身の健全な発達、健康及び体力の保持増進、精神的な充足感の獲得、自律心その他の精神の涵(かん)養等のために個人又は集団で行われる運動競技その他の身体活動であり、今日、国民が生涯にわたり心身ともに健康で文化的な生活を営む上で不可欠のものとなっている。スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは、全ての人々の権利であり、全ての国民がその自発性の下に、各々の関心、適性等に応じて、安全かつ公正な環境の下で日常的にスポーツに親しみ、スポーツを楽しみ、又はスポーツを支える活動に参画することのできる機会が確保されなければならない。
スポーツは、次代を担う青少年の体力を向上させるとともに、他者を尊重しこれと協同する精神、公正さと規律を尊ぶ態度や克己心を培い、実践的な思考力や判断力を育む等人格の形成に大きな影響を及ぼすものである。
また、スポーツは、人と人との交流及び地域と地域との交流を促進し、地域の一体感や活力を醸成するものであり、人間関係の希薄化等の問題を抱える地域社会の再生に寄与するものである。さらに、スポーツは、心身の健康の保持増進にも重要な役割を果たすものであり、健康で活力に満ちた長寿社会の実現に不可欠である。
スポーツ選手の不断の努力は、人間の可能性の極限を追求する有意義な営みであり、こうした努力に基づく国際競技大会における日本人選手の活躍は、国民に誇りと喜び、夢と感動を与え、国民のスポーツへの関心を高めるものである。これらを通じて、スポーツは、我が国社会に活力を生み出し、国民経済の発展に広く寄与するものである。また、スポーツの国際的な交流や貢献が、国際相互理解を促進し、国際平和に大きく貢献するなど、スポーツは、我が国の国際的地位の向上にも極めて重要な役割を果たすものである。
そして、地域におけるスポーツを推進する中から優れたスポーツ選手が育まれ、そのスポーツ選手が地域におけるスポーツの推進に寄与することは、スポーツに係る多様な主体の連携と協働による我が国のスポーツの発展を支える好循環をもたらすものである。
このような国民生活における多面にわたるスポーツの果たす役割の重要性に鑑み、スポーツ立国を実現することは、二十一世紀の我が国の発展のために不可欠な重要課題である。
ここに、スポーツ立国の実現を目指し、国家戦略として、スポーツに関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、この法律を制定する。(引用ここまで)
スポーツ基本法 - Wikipedia
オリンピック憲章 Olympic Charter 2016年版・英和対訳(2016年8月2日から有効)
オリンピズムは肉体と意志と精神のすべての資質を高め、バランスよく結合させる生き方の哲学である。オリンピズムはスポーツを文化、教育と融合させ、生き方の創造を探求するものである。その生き方は努力する喜び、良い模範であることの教育的価値、社会的な責任、さらに普遍的で根本的な倫理規範の尊重を基盤とする。
オリンピズムの目的は、人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指すために、人類の調和のとれた発展にスポーツを役立てることである。
オリンピック・ムーブメントは、オリンピズムの価値に鼓舞された個人と団体による、協調の取れた組織的、普遍的、恒久的活動である。その活動を推し進めるのは最高機関のIOC である。活動は5 大陸にまたがり、偉大なスポーツの祭典、オリンピック競技大会に世界中の選手を集めるとき、頂点に達する。そのシンボルは5 つの結び合う輪である。
スポーツをすることは人権の1 つである。すべての個人はいかなる種類の差別も受けることなく、オリンピック精神に基づき、スポーツをする機会を与えられなければならない。オリンピック精神においては友情、連帯、フェアプレーの精神とともに相互理解が求められる。
スポーツ団体はオリンピック・ムーブメントにおいて、スポーツが社会の枠組みの中で営まれることを理解し、自律の権利と義務を持つ。自律には競技規則を自由に定め管理すること、自身の組織の構成と統治について決定すること、外部からのいかなる影響も受けずに選挙を実施する権利、および良好な統治の原則を確実に適用する責任が含まれる。
このオリンピック憲章の定める権利および自由は人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治的またはその他の意見、国あるいは社会のルーツ、財産、出自やその他の身分などの理由による、いかなる種類の差別も受けることなく、確実に享受されなければならない。
オリンピック・ムーブメントの一員となるには、オリンピック憲章の遵守およびIOC による承認が必要である。(引用ここまで)
日大のアメフトの侵した過ちはアベ政権と政府の誤ったスポーツ版だ!
そもそも政治家の失態はスポーツ界では、レッドカードだろう!
だが政界とスポーツ界は天と地ほど乖離していると言わざるを得ない!
日大アメフトは安倍政権と日本国政府の関係にソックリ!
宮川選手の侵した過ちは大喝だが、真実を証言したことは歴史的快挙だろう!
人権・民主主義を土台に平和主義を体現しているスポーツの民主的発展を願うのみ!
政界も同じだ!
憲法を活かした政権と日本国政府を構築するキッカケとなるか!
主権者国民はスポーツ界に向けたこころを政界にも向ける必要がある!
さもないと
日本国民全体が宮川選手のように加害者であると同時に被害者となってしまうぞ!
戦前のように!
だからこそ、憲法=ルールをよくよく読み、使う・活かすべし!
時事通信 反則行為は監督らの指示=日大の宮川選手「深く反省」謝罪会見-アメフット 2018/05/22-18:11
6日に東京都内で行われたアメリカンフットボールの日本大-関西学院大の定期戦で、関学大の選手がボールを投げ終えて無防備な状態にあったにもかかわらず、背後からタックルして腰や膝に全治3週間のけがをさせた日大の宮川泰介選手が22日、東京都内で記者会見を開き、井上奨コーチを介して当時監督の内田正人氏から指示を受け危険な反則行為に及んだと明らかにした。同選手は「大きな被害と多大な迷惑を掛けたことを深く反省している」と述べて謝罪した。
宮川選手によると、反則行為があった試合の3日前から練習を外されるなど精神的に追い詰められていたところ、井上コーチから「監督にお前をどうしたら試合に出せるか聞いたら、相手のQB(クオーターバック)を1プレー目でつぶせば出してやると言われた。『つぶしにいくので僕を使ってください』と監督に言いにいけ」と告げられた。その通りに6日の試合前、内田監督に直接伝えると、「やらなきゃ意味ないよ」と念を押されて送り出された。
関学大が事情説明などを求めた抗議文に対して日大が15日に送った回答書では、指示の有無について「指導と選手の受け取り方に乖離(かいり)が起きていたことが問題の本質」としており、食い違いが明らかになった。
宮川選手は21日までに日大本部から2度の事情聴取を受けたが、代理人を務める弁護士は「部からは一度も(危険行為に及んだ)理由について確認がない」と述べた。同選手は18日に自分の両親とともに負傷した関学大選手らと面会し、謝罪したことも明らかにした。日大の内田氏らが関学大に謝罪に訪れたのは19日で、同氏は同日付で監督を辞任。しかし謝罪を受けてなお内田氏の説明が不十分なことから、関学大選手の父親、奥野康俊氏は21日、宮川選手を対象とする被害届を大阪府警に出していた。
◇アメフット悪質タックル問題の経緯
5月 6日 定期戦で日大選手の悪質な反則で関学大選手が負傷
7日 関学大選手は右膝と腰を痛め全治3週間と診断
10日 関東学連が日大選手に出場禁止、内田監督に厳重注意
日大が監督の指導自粛申し入れ、公式サイトに謝罪文
関学大が日大に抗議文送付
11日 日大コーチから関学大に「謝罪に行きたい」と連絡
関学大は文書での回答求める
12日 関学大が記者会見し、回答次第で定期戦拒否の姿勢
14日 法大、東大、立大が日大とのオープン戦中止
15日 関学大が日大から回答書を受け取る
16日 日大が内田監督の危険行為指示を否定
17日 明大などが日大とのオープン戦中止
関学大は日大の回答を不服とし、追加回答を求める
19日 内田監督が関学大負傷選手と父親に謝罪し、辞意表明
21日 負傷選手の父親が警察に被害届提出と公表
22日 日大選手が会見して悪質なプレーに至った経緯を説明
して謝罪し、監督とコーチの指示を受けての反則行為
だったことを明かした(引用ここまで)