私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

広瀬川を歩いたが、メジロとホオジロとジョウビタキしかいなかった。小鳥少なし。

2023年1月13日(金)蕪栗沼・白鳥地区、周辺田圃・山

2023年01月14日 | 蕪栗沼・白鳥地区

■2023年1月13日(金)6:50:-16:10【天気】午前晴れ午後薄曇り【機材】EOSR5+EF300L、EOSR5+EF500LIS、EOSR7+EF500LISⅡ
【場所】化女沼、沼部、切伏沼、加護坊山、蕪栗沼・白鳥地区、周辺田圃
【種名】オオヒシクイ、マガン、カリガネ、シジュウカラガン、コハクチョウ、オオハクチョウ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、カワアイサ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、ヘラサギ4、クイナ、オオバン、トビ、チュウヒ、ノスリ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ムクドリ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ベニマシコ、ホオジロ、オオジュリン(20科36種)
【メモ】5日は天気が最高、鳥の出も最高だったが、設定を見ていなくて1/80のTvモードシャッターで失敗。今日は、気温が高く、霞がたなびき、もあっとした感じで、化女沼は朝日があたるのが遅く、みんな飛び出した後だった。午前中は、アマゾンで2万円で買ったEF300mmF4L(H3年発売)をメインに撮影したがまあまあだった。値段を見た時、いい買い物!と思ったが、何とISスイッチがない、前のモデルだった。しかし、F4と300mmの画角が魅力。AFは最初の動作がちょっと遅い感じ。
さて、沼部周辺の田んぼで、シジュウカラガンとハイブリッドを含むガンの群れを見て、切伏沼に行ったが、5日よりも凍結していて、水鳥も極端に少ない。加護坊山に登ると、霞がたなびいていて視界がいまいちだった。そのうち、晴れた時に偏光フィルターを付けて撮ってみることにする。山を下りて蕪栗沼はパスし、豊里、南方方面へ。カリガネ4羽を撮影し、昼食を取り、蕪栗沼へ戻った。北側を半周するが、特にいない。途中、タヌキが気持ちよさそうに寝ていた。自分もすぐわきにいたのを発見、タヌキの方もびっくりして、かなり手間取りながら、ヨシをかき分けて姿を消した。何しろ泥の小径をを滑らないように気を付けて歩いていたので、タヌキがいるのがわからなかったし、タヌキの方も暖かさにまどろんでいたのだろう。土手に上がってヘラサギを探すが、南側にはおらず、北側に4羽いた。それから戻って、ハイチュウ、コミミ撮影のためのセッティングをしたが、結局、この日はコミミは見ることができず、ハイチュウも遠かった。♂は帰るころになって2羽目が来たらしい。鳥は撮れなかったが、じっくり回ったのがよかった。
【写真】
  
ランディングするマガンと、下の方にシジュウカラガン2、やや体が大きめのハイブリッド1がいる/緑の耕地に朝焼けのマガンがきれいだった/山頂から見たら湛水している田んぼがあったので、沼沿いの土手から見ると、飛んでいるマガンが水面に映ってきれいだった。
  
ハイチュウ♂/ハイチュウ♀/ヘラサギ若3。1羽は年齢が違うようだ。風切りの黒い部分と虹彩の色が違う(12月の観察)
  
ハイチュウ♀/アオサギとオオヒシクイとヘラサギ若/カリガネファミリー。付近に発信機マガンと緑首輪マガン2。


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2022年12月18日(日)・2023年1月9日(月)~12日(木)広瀬川・青葉山公園

2023年01月12日 | 青葉山・広瀬川

■2022年12月18日(日)・2023年1月9日(月)~12日(木)10:00-12:30【天気】曇り晴れ間多少【機材】 12月EOSR7+EF500Ⅱ/1月EOSR5+RF100-500
【場所】広瀬川、青葉山公園
【種名】マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、キンクロハジロ、カワアイサ、カイツブリ、キジバト、オオバン、イカルチドリ、トビ、ハイタカ、カワセミ、コゲラ、ハヤブサ、モズ、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒヨドリ、ウグイス、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、アオジ(19科28種)
【メモ】広瀬川は大学野鳥の会時代からのフィールドで、牛越橋から広瀬橋まで往復したこともあった。今は、青葉山公園や広瀬川がメイン。1月11日に初めて愛宕橋まで歩いて往復した。牛越橋周辺の河原は時々歩いているが、広瀬川も牛越橋から広瀬橋までほぼ水路化している。護岸をコンクリートにしなかっただけ将来的にはまだいいが。こうした環境の中で、見つけた鳥を載せてみた。愛宕橋付近で、通常のフィールドにいないのは、オオハクチョウくらい。
【写真】
  
カワセミ♂。/コガモ♂1年目
  
水浴びから戻ってきたハイタカ♀。ぶるぶるしていた。
  
ハイタカ♀/公園内の若いベニマシコの個体群6羽いた。
  
アオジ♂/ベニマシコ♂成鳥。
  
例年4月初旬・中旬までいる。2グループいる。
  
ハヤブサ♀/ヤマガラ/コゲラ
  
イカルチドリ/カイツブリ/キンクロハジロ1年目♂
  
キンクロハジロ成鳥ペア/カワアイサ♂。まわりに♀がいた。/ウグイス留鳥
  
シジュウカラ/カワラヒワ/ベニマシコ
  
ハヤブサペア。♂♀で大きさが違う。


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2023年1月5日(木)蕪栗沼

2023年01月11日 | 蕪栗沼・白鳥地区

■2023年1月5日(木)【天気】晴れ曇り【機材】EOSR7+EF500Ⅱ
【場所】白鳥地区
【種名】ハイイロチュウヒ♂(1科1種)
【動画】 
風をうけてさらさら飛ぶハイチュウ♂


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2023年1月8日(月)女川江島航路、江島

2023年01月08日 | 江島・航路

■2023年1月8日(月)6:45-11:57【天気】晴れ曇り【機材】EOSR5+RF100-500、EOSR7+RF16
【場所】女川港~江島(滞在)江島~出島寺間~出島出島~女川港
【種名】マガモ、スズガモ、シノリガモ、クロガモ、ウミアイサ、アカエリカイツブリ、ハジロカイツブリ、ヒメウ、ウミウ、オオバン、ユリカモメ、ウミネコ、ワシカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ウトウ、ミサゴ、トビ、ノスリ、ハヤブサ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、シロハラ、ツグミ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ、アオジ(17科30種)
【メモ】ブログで、鳥の海がもう少しで200回になろうというのに、女川町江島は学生時代から行っているのに、たった11回では話にならない、ということで久々の上陸。昭和53年に学部の合宿で女川町の小中学校を見学した時の宿泊先が江島だった。当時は島の斜面の至るところに民宿や旅館が軒を並べていた。自力でヤツガシラを見たのもこの島。今日は2014年5月6日以来の上陸。
さて、6:50の1便に乗り、巡視船が湾外で錨をおろして停泊しているのを通り過ぎ、朝日が昇る様子を見ながら撮影をしようとしたが、あいにく曇りでやっと笠貝島に近づいたところで朝日が江島に。途中出たのはウミウ、ヒメウ、ウミアイサ、シノリガモくらい。連絡船「しまなぎ」の速度が速すぎるのと、暗いのとで撮影はかなり困難に。7時15分まだ薄暗い船着き場の入口の岩礁と防波堤上には大型カモメとウミネコの群れ。下船後、さっそく防波堤に行ったが、釣人が先行し、カモメは全部飛んでしまう。仕方がないので、江島の島内ウォッチングに出発するが、出港は11時なのでかなり余裕と言うか、明るくないので逆にこの時期、この時間では早すぎるかもしれない。学校跡に行く前に荒藪浜に降りてみるが、かなり荒れた状態だった。メジロが若干。坂を上って学校跡へ。ハヤブサ成鳥がトビを威嚇して飛ぶ。ホオジロが1羽。隣接する伊勢崎公園から足島や遠くの笠貝島を見るが、特にウミネコやウミウ、ヒメウくらいだった。引き返して、廃屋になった民家前にアオジが4羽、メジロが10羽以上、ヒヨドリもけっこういたが、以前、ヤツガシラを見た民家は竹やぶになっていて、入口だけがかろうじてここだとわかる。5月に来て小鳥類がかなりいた島の施設もすっかりなくなっていて、ここも竹に覆われている。そこから下って漁港の南岸壁に行くが、以前なら、シノリガモを間近に見るなら江島のはずだたったが、シノリガモは遠く2羽。ノスリが飛んで、岸壁下にハジロカイツブリが来ただけだった。あまりに海鳥がいないので、また来た道を引き返し、民家の間の細い階段を右に行き、左に行って、船着き場に早々に着く。40分ほどで出港なので、それほどは待たなかった。出航後は、時間的に明るく視野がいいので、かなり真剣に海鳥を探したが、ウトウ2羽を見ただけだった。ウミアイサはずっと出ていた。出島の出島地区の岩礁に、ヒメウがたくさんいた。あとは、女川港手前の海域で海鳥がたくさんいたが、ほぼウミウ、ヒメウ、ウミアイサ、ウミネコで、ウトウは1羽だけだった。女川港では、アカエリカイツブリ1羽とスズガモ、ユリカモメというところだった。4月下旬にまた行ってみることにする。

【写真】
  
巡視船ざおうと笠貝島/シノリガモ/朝焼けの江島。
  
二股島付近で操業する漁船。ワシカモメ、セグロカモメも見える/江島を出港する高速船しまなぎ/岩礁のカモメ類
  
江島漁港南岸壁前岩礁のウミネコ/ハジロカイツブリ/廃屋になった民家前のアオジ
  
船着き場のネコ/笠貝島/江島漁港と斜面の民家
  
伊勢崎公園の看板/ウミアイサ♂/前回はウミガラスがこの海域に。笠貝島。
 
出島の出島地区岩礁のヒメウとウミウ/出島と女川港中間海域の海鳥。ウトウもいる。


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2022年12月31日(土)鳥の海

2023年01月07日 | 鳥の海

■2022年12月31日(土)13:09-16:12【天気】晴れ【機材】EOSR7+EF500Ⅱ
【場所】鳥の海
【種名】コハクチョウ、オオハクチョウ、マガモ、カルガモ、スズガモ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、ダイサギ、オオバン、ハジロコチドリW-S1、シロチドリ9+21、ハマシギ29、ウミネコ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、ハイイロチュウヒ♀ad1、ノスリ1、コミミズク1、チョウゲンボウ1、ハヤブサJ1、ヒバリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カシラダカ、オオジュリン(18科28種)
【メモ】中浜から鳥の海に来て、最初にハジロコチドリを探した。が、探すまでもなくいつもいる場所に1羽佇んでいた。あとで大きく撮ろうと思っていると、かなりの距離があったのにぱっと飛んで、他のシロチとハマシギの群れが大空高く飛び回り、いったん降りたがまた飛んだ。いつもこれほど飛ばないのにどうしたかと思ったら、あとでわかったが、ハヤブサ若鳥が干潟を巡回していた。これはだめかなと思ったが一応、バンディングの沼地まで行ってみると、その北側寄りにシロチの小群がいて、その中にハジコチが採餌していた。成鳥でおそらく今年の2月に鳥の海で見つけて、5月初旬までいた個体の可能性がある。年が明けたら越冬していると思うので行ってみるつもりでいる。さて、ハジコチを見たので、あとはコミミだと定位置で待っていると、最初にかなり遠かったが松林の手前の方を飛んでいるハイチュウ♀を見つけた。その後、15時28分にコミミが松林の手前の方から低空で飛んできて、今日は止まり木の棒がないが、そこを越して草地に降り、ちょっとしてまた飛んで水門の方に行って、おそらく田んぼに降りた。ところが、写真がすべてピント合わず。大ショック。せめて、もう少し上を飛んでくれたら形だけでも撮れたのにと残念だった。その後、4時過ぎまで待ったが、ノスリ1羽とハヤブサ2羽が干潟よりの松林の手前に出ただけで終わりとなった。残念。せっかく無風、夕日のグッドコンディションだったのに。飛んでくれないことにはどうしようもない。ギャラリーが少なかったせいかな。
【写真】
  
この時期、オオセグロカモメはペアを作っている。4W-S/カウント用ハマシギとシロチの群れ/ハジロコチドリW-S
  
シロチとハジロコチドリ/夕方ウミネコとオオセグロカモメの大群が漁港の上を飛んでいた。


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2022年12月31日(土)中浜~磯浜漁港・釣師浜漁港・松川浦漁港・相馬工業港

2023年01月07日 | 磯浜漁港

■2022年12月31日(土)10:06-12:35【天気】晴れ【機材】EOSR7+EF500Ⅱ
【場所】中浜、磯浜漁港・釣師浜漁港・松川浦漁港・相馬工業港
【種名】コハクチョウ、オオハクチョウ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、コスズガモ、シノリガモ、クロガモ、ホオジロガモ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、ダイサギ、オオバン、ミユビシギ9、ユリカモメ、ウミネコ、カモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、ノスリ、チョウゲンボウ、ハシブトガラス、ヒバリ、ムクドリ、ジョウビタキ♀、イソヒヨドリ♂、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、オオジュリン(19科39種)
【メモ】いつもの中浜から松川浦まで行ってまた戻ってくるコース。松川浦漁港は外港も内港もさすが大晦日だからか、ひっそりして、カモメも水揚げがないのでいなかった。代わりに原釜尾浜の消波テトラポッドに、ここでは今シーズン初めてのカモメとオオセグロカモメを見た。ワシカモメは前回、外港で水揚げの時、見たので、あとはタイミルとかいれば一通りは見たことになるが、何しろカモメ全体の数が少ない。釣師浜漁港ではおなじみのコスズガモがいて、前回より換羽が進んでいた。ここのコスズガモは、2月頃になってやっときれいな生殖羽になる感じだ。磯浜漁港の船揚げ場ではミユビシギが採餌していた。どの漁港でも以前と比べると、種類数も個体数も少なくなっている。中浜は沖を見たが特に海鳥の群れは見られなかった。
【写真】
  
中浜のイソヒヨドリ/スズガモ♂/コスズガモ♂
  
コスズガモ♂/ミユビシギ冬羽/相馬工業港内のクロガモ
  
旅館前のいつもの餌付けユリカモメ/オオセグロカモメ2W/セグロカモメとカモメ、ウミネコ


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2022年12月30日(金)・2023年1月1日(日)4日(水)閖上漁港

2023年01月06日 | 閖上漁港

■2022年12月30日(金)・2023年1月1日(日)4日(水)【天気】晴れ曇り【機材】EOSR7+EF500Ⅱ ISO100手持ち
【場所】閖上漁港、名取川河口、井戸浦、井戸浦海面
【種名】ヒドリガモ、アメリカヒドリ2(3)、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、シノリガモ、ビロードキンクロ、クロガモ、ホオジロガモ、ミコアイサ、カワアイサ、ウミアイサ、カイツブリ、アカエリカイツブリ、カンムリカイツブリ、ミミカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、アビSP、ヒメウ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、シロチドリ16、ミユビシギ23、ハマシギ236+、ウミネコ、カモメ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、チュウヒ、ハイタカ、ノスリ、チョウゲンボウ、ハヤブサ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、オオジュリン(23科53種)
【メモ】名取川河口のビロードキンクロとアメリカヒドリの羽数や雌雄等が気になっていたので、30日、1日、4日と行ってみた。30日にはビロードキンクロが5羽いたが、その後は4羽が河口近くにいついている。1年目の♂1と♀3(4)。アメヒは都市公園池の♂が河口に来たのではないかと思うが、インタビューしないと分からない。3羽一緒に見たことがないので、また通うつもり。クロガモは2,3羽が河口に入っている。河口周辺の海面にはクロガモの群れがいるが、ビロキンの姿が見えない。1日に最初蒲生に行ったが、海面にクロガモもいない状態で、さらに北釜も海鳥なしで、結局閖上から見ると、名取川河口付近から井戸浦海面あたりにクロガモ、カンムリカイツブリ、スズガモ、ハジロカイツブリの群れがいたので、今度は荒浜から堤防沿いに自転車で、名取川河口まで、海面と井戸浦を見ながら往復したが、ビロキンはいなかったようだ。アビSPとアカエリカイツブリは、写真判定で識別できたものが数羽いたくらい。昨年も見たが井戸浦でチュウヒが飛んでかなり近くまで来てくれた。途中、渚にシロチ、ミユビシギ、そしてハマシギの大群が飛んできて、ちょうど自転車を止めて、海を見ていたところの渚に飛来したのでラッキーだった。4日は河口で観察していたが、ハヤブサ若鳥がハマシギの群れを追っていたくらいで、あとは前回と同様だった。
【動画】
 
テトラポッドに繁茂する藻を食べるアメリカヒドリ
【写真】
<12/30>
  
ヒドリガモ♀。嘴基部に黒い部分がない/漁船(赤貝漁?)とクロガモ/ホオジロガモ
  
スズガモとミミカイツブリ/ハジロカイツブリ/ウミアイサ
  
藻がついたテトラポッドの餌場をめぐって威嚇。アメヒの負けでヒドリ♀が勝利宣言。
  
採餌している場所と採餌の様子/ビロキン♀1W

<1/1>
  
ビロキン♀1W/ビロキン♂1W/ビロキン♀1W
  
ビロキン♂♀1W
  
これがちょっと怪しかった/井戸浦渚のハマシギ、シロチドリ/井戸浦のマガモとカワアイサ
  
虹彩は暗色。チュウヒ幼鳥であるのは間違いないが。♀か?ひげが写っている。

<1/4>
  
ビロードキンクロ1年目♂1♀3/クロガモ♂
  
河口のアメヒ♂/テトラポッド♂/ハヤブサ若鳥
  

ハヤブサ若鳥。ひげが写らなかった


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2022年12月23日(金)有明海東よか干潟

2023年01月04日 | 県外・国外・その他

■2022年12月23日(金)8:36-10:28【天気】風雪、時に止む【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】佐賀県東よか干潟
【種名】(科種)
【メモ】前日、ホテル到着後、タクシーで北原白秋の生家と御花立花邸を回った後、ホテル近くの店で長靴を買った。蒲生や鳥の海同様、干潟と言えば長靴。28cmのものが1個売れ残っており、何と税込630円。すかさず購入した。
出発前にホテル前の電線に止まっていたカササギを見る。今回のツアーで見たのはこの1羽。ホシムクドリは見なかった。さて、いよいよ東よか干潟に到着、公園とビジターセンターが整備されていた。長靴に履き替え、勇んで干潟へというのが普通だが、天気が悪すぎ、できればバスの中で・・・などとも思ったが、何と言っても一生に一度は見たいと思っていた有明海の干潟。ツアーメンバーの後ろからついていった。長い堤防下に草地が広がり、次にシチメンソウの枯群落と湿地、そして、その先に海岸線に沿って柵があり、そこから先には行けないようになっている。広大な風景だが、ここは有明海のほんの一部。最初、この柵まで来た時、どうして長靴が必要なのか分からなかったが、柵沿いに歩いて理由が分かった。ツアーバスの中でガイドのN氏が何度も言っていたが、よか干潟の観察ベストの日時が潮の関係で今日のこの時間。柵の近くまで潮が満ち、鳥たちはすぐ近くにいるが、遠浅の海は潮が引くのも早く、鳥たちとの距離はあっという間に遠くなってしまう。
柵沿いに歩いて行くといろいろな鳥が比較的近い距離で見られた。そこを歩くのに必要なのがぬかる泥の中を歩く長靴と言うわけだ。長靴のない方は、柵沿いに何十メートルかの間隔でコンクリート舗装の1mほどの幅のアプローチがあり、そこを歩いて柵まで行くことになる。鳥を身近に見ながら柵沿いにずっと歩いて行ったが、鳥の海で以前ヒメハマシギ夏羽とばったり目の前で会った同じようなぬかるみの場所があり、長靴が埋まって脱げてしまいそうになった。そこで、焦らずゆっくり長靴が脱げないように草地の方にいったん退避した。そういう場所だった。
ここで見た鳥や天候は、以下の写真の通りである。途中、風雪が強くなり、ビジターセンターに避難したが、自分と同じように先に来ていた方も数人いた。センターの方から、ほとんど雪が降らない場所なのによりによってこういう日にくるんだね。と言われた。少し、休んで気を取り直し、干潟や周囲の状況もだいたいわかったので、また、吹雪の中を見に行った。本当に行ってよかったフィールドだった。出水干拓や東よか干潟にいるツルやツクシガモの大群は中国、韓国と近い九州ならではの越冬地ということを実感させた。やはり、本場は一度は見ておいておきたいものだ。
【写真】
  
カササギ/ツクシガモとアオアシシギ/ズグロカモメ
  
シロチドリ/アカアシシギ/ズグロカモメ
  
アオアシシギ/ツクシガモとオナガガモ/セグロカモメ、タイミルセグロカモメとツクシガモ
  
セグロカモメ、タイミルセグロカモメ/干潟の風景/カニを捕まえたズグロカモメ
  
カニ好きのズグロカモメ/ダイシャクシギとソリハシセイタカシギ
  
コアオアシシギ/アオアシシギ。オナガガモはそんなにいない。/ツルシギ
  
ズグロカモメとダイゼン/タイミルセグロカモメ4W/セグロカモメ4Wとヒューグリンカモメ(ニシセグロカモメ亜種)
  
セグロ、ヒューグリン、セグロカモメ1W、ズグロカモメ/ツクシガモとズグロカモメ/だいたいこういう順番で並んでいる
  
ツクシガモの群れ、よく飛んでいる/ハマシギ
  
オオハシシギ/吹雪/吹雪の中を飛ぶツクシガモとズグロカモメ
  
吹雪のツクシガモ/ツクシガモとダイゼン/しだいに太陽が正面に来て逆光になる。だからこの時間。

この風景が端的に干潟の状況を表している


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2022年12月22日(木)出水東・西干拓

2023年01月02日 | 県外・国外・その他

■2022年12月22日(木)7:13-10:38【天気】雨・強風、時々曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】出水東・西干拓
【種名】マガモ、カルガモ、ツクシガモ、キジバト、カワウ、ダイサギ、コサギ、ヘラサギ、クロツラヘラサギ、ソデグロヅル、カナダヅル、マナヅル、ナベヅル、クロヅル、タゲリ、トビ、ノスリ、チョウゲンボウ、ヒヨドリ、メジロ、ミヤマガラス、コクマルガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ムクドリ、スズメ、ニュウナイスズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ(17科32種)
【メモ】出水干拓のツルの観察・撮影は、伊豆沼や蕪栗沼のガンの観察のように、どこへ行っても可というわけではなく、ツルの保護のために行っていい区画が決められているようだった。初めてだったので、初日、ざっと現地を見て、翌日、また東、西と行ってもらえたおかげで、どのような状況なのか、概要を把握することができた。塒のあるツル観察センター前の広い田んぼがメインだが、朝最初に東干拓の一本道の農道に餌をまき、次に西干拓センター前の同様の農道に餌をまくので、東に飛来したツルたちが、頃合いを見計らって今度は西に行くという状況のようだった。伊豆沼や蕪栗沼の農道の上にもガンの大群がいるが、こちらはツルなので体も大きく、さらに大群なのでとても見ごたえがあった。
最初に、7時過ぎに東干拓に到着。農道にまかれた餌を目当てに大群が次々に飛来していた。ソデグロヅルは農道に上がらず、少し離れた田んぼで採餌。前日に車窓越しに近距離で見たカナダヅルもちょっと遠かったが1羽いた。8時過ぎツル観察センターに到着。風雨を避けて、中国のツアー客が望遠レンズを並べている。以前、北海道のタンチョウ撮影ポイントの橋の上で同じような光景を見たのを思い出した。屋上に上がるとよく状況が分かると言われ、行ってみたところ、確かにそうだった。昔NHKの「野生の王国」という番組があったが、その中で見るアフリカのサバンナの光景を小さくしたような、それでもすごい迫力ある光景を見ることができた(写真)。天気は雨風が強く暗く、とても十分に撮影できる状況ではなかったが、この光景を見ただけでも、ワイバードの九州ツアーに参加したかいがあった。五島列島福江島以来の感動だった。鳥インフルで、現地に行った時点で飛来したツルの1割弱が鳥インフルで死んだようだったが、長年の保護の努力が今も続いていることが、目の前の光景が証明していた。一度は行ってみたい場所と光景だった。「一度は行ってみたい場所と光景」の「有明海東よか干潟」に続く。
【動画】
 

農道にまかれた餌を食べるマナヅルとナベヅル。ソデグロヅルも田んぼで採餌。

カナダヅル
【写真】
  
餌がまかれた農道に集まるナベヅル、マナヅル、ソデグロヅル
  
ソデグロヅルの飛翔/カナダヅル
  
コクマルガラス白色・暗色型/ツルセンター前のナベヅル、マナヅル
  
ナベヅル/マナヅルの飛翔/ナベヅルの飛翔
  
クロヅル/マナヅルの親子/ニュウナイスズメ


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