■2022年12月22日(木)7:13-10:38【天気】雨・強風、時々曇り【機材】EOSR5+RF100-500
【場所】出水東・西干拓
【種名】マガモ、カルガモ、ツクシガモ、キジバト、カワウ、ダイサギ、コサギ、ヘラサギ、クロツラヘラサギ、ソデグロヅル、カナダヅル、マナヅル、ナベヅル、クロヅル、タゲリ、トビ、ノスリ、チョウゲンボウ、ヒヨドリ、メジロ、ミヤマガラス、コクマルガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ムクドリ、スズメ、ニュウナイスズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ(17科32種)
【メモ】出水干拓のツルの観察・撮影は、伊豆沼や蕪栗沼のガンの観察のように、どこへ行っても可というわけではなく、ツルの保護のために行っていい区画が決められているようだった。初めてだったので、初日、ざっと現地を見て、翌日、また東、西と行ってもらえたおかげで、どのような状況なのか、概要を把握することができた。塒のあるツル観察センター前の広い田んぼがメインだが、朝最初に東干拓の一本道の農道に餌をまき、次に西干拓センター前の同様の農道に餌をまくので、東に飛来したツルたちが、頃合いを見計らって今度は西に行くという状況のようだった。伊豆沼や蕪栗沼の農道の上にもガンの大群がいるが、こちらはツルなので体も大きく、さらに大群なのでとても見ごたえがあった。
最初に、7時過ぎに東干拓に到着。農道にまかれた餌を目当てに大群が次々に飛来していた。ソデグロヅルは農道に上がらず、少し離れた田んぼで採餌。前日に車窓越しに近距離で見たカナダヅルもちょっと遠かったが1羽いた。8時過ぎツル観察センターに到着。風雨を避けて、中国のツアー客が望遠レンズを並べている。以前、北海道のタンチョウ撮影ポイントの橋の上で同じような光景を見たのを思い出した。屋上に上がるとよく状況が分かると言われ、行ってみたところ、確かにそうだった。昔NHKの「野生の王国」という番組があったが、その中で見るアフリカのサバンナの光景を小さくしたような、それでもすごい迫力ある光景を見ることができた(写真)。天気は雨風が強く暗く、とても十分に撮影できる状況ではなかったが、この光景を見ただけでも、ワイバードの九州ツアーに参加したかいがあった。五島列島福江島以来の感動だった。鳥インフルで、現地に行った時点で飛来したツルの1割弱が鳥インフルで死んだようだったが、長年の保護の努力が今も続いていることが、目の前の光景が証明していた。一度は行ってみたい場所と光景だった。「一度は行ってみたい場所と光景」の「有明海東よか干潟」に続く。
【動画】
農道にまかれた餌を食べるマナヅルとナベヅル。ソデグロヅルも田んぼで採餌。
カナダヅル
【写真】
餌がまかれた農道に集まるナベヅル、マナヅル、ソデグロヅル
ソデグロヅルの飛翔/カナダヅル
コクマルガラス白色・暗色型/ツルセンター前のナベヅル、マナヅル
ナベヅル/マナヅルの飛翔/ナベヅルの飛翔
クロヅル/マナヅルの親子/ニュウナイスズメ
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