「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

鳥インフルエンザは大丈夫なのか

2006-12-18 06:56:35 | Weblog
ノロウイルスが猛威を振るっている。26都府県で患者が発生,死者
まで出ている。過去最大の流行だとのことだ。

折も折り昨夕,フジテレビ系の番組「特命取材班報道A」で鳥インフル
エンザが日本に上陸した時の脅威をシュミレーションして、その恐さ
を専門家に語らせていた。シュミレーションはインドネシアから帰国
した商社員が帰国後鳥インフルエンザとわかり、これが家族から、ま
た通勤電車の乗客を通じてネズミ算式に拡大してゆく。そして,あっと
いう間に学校が閉鎖され、運輸手段がストップ、スーパーが閉店して
食糧が底をつき餓死者まで出るさまを描いている。ショッキングな番
組だった。

WHOの最新情報によると、インドネシアでは11月26日にも鳥インフルエ
ンザで57番目の死者が出ている。過去に74例の患者が出てうち57人
が死亡している。幸いまだ人から人への感染した確定例は出ていないが
たまたま僕は11月28日インドネシアから帰国したばかり、このニュース
を身近なものに感じた。

インドネシアは最大の鶏肉生産国である。家禽に携わる業者も多い。こ
れに対して衛生レベルはジャカルタの新聞も述べているように低い。政
府の取り組み方も甘いという批判がでている。山火事の煙害を近隣諸国
に”輸出”して非難されている国である。煙害ではなく人の命にかかわる
ウイルスである。WHOを中心にもっとこの国のインフルエンザ対策を監視
すべきである。