雄鶏が時を告げる声や、チャボや白色レグホンが庭で餌をつぐむ
姿は、昔は東京でも見られたり聞けたものだ。このような日本の
原風景は今なおインドネシアで残っている。首都ジャカルタでも郊
外へ出れば飼い鳥が放し飼いにされ、溝でアヒルが泳いでいた。
ところが、この風景が鳥インフルエンザで消えようとしている。
1月17日,小ブログが「猫が鳥インフルエンザ」にを書いた時には
インドネシアの鳥インフルエンザによる死者は61人だったが、僅か
半月足らずで2人増え、63人に、それも犠牲者はジャカルタ首都圏
などの都会である。
これを受けて、インドネシア政府はやっと本格的な対策に乗り出した。
現地の新聞報道によると、住宅地の養鶏場は閉鎖され、家庭で飼育
の鶏やアヒルは、すべて食用にしたり殺さなければならない。観賞用
の鳥さえ登録しなければならない。感染した鶏は一羽、日本円にして
約2百円で買い上げるという徹底したもの。
世界でも類をみない大作戦だが、有数の人口稠密地区では,この位し
なくては効果がないのかもしれない。しかし、これを徹底的にやれば
住民の日常生活にも大きな影響が出てくる。名物のサテ・アヤム(串に
刺した焼き鳥)も街頭から消える。中国系住民の中には高価な家禽を
田舎の親類へ疎開する者も出てきたという。
わが国ではH5N1型インフルエンザの予防ワクチンが出来たという。
これで人間への感染は予防できるようだが、鳥から鳥への感染はまだ
ルートさえつまめていない。対岸の火とみず、関係者の研究と努力に
期待したい。
姿は、昔は東京でも見られたり聞けたものだ。このような日本の
原風景は今なおインドネシアで残っている。首都ジャカルタでも郊
外へ出れば飼い鳥が放し飼いにされ、溝でアヒルが泳いでいた。
ところが、この風景が鳥インフルエンザで消えようとしている。
1月17日,小ブログが「猫が鳥インフルエンザ」にを書いた時には
インドネシアの鳥インフルエンザによる死者は61人だったが、僅か
半月足らずで2人増え、63人に、それも犠牲者はジャカルタ首都圏
などの都会である。
これを受けて、インドネシア政府はやっと本格的な対策に乗り出した。
現地の新聞報道によると、住宅地の養鶏場は閉鎖され、家庭で飼育
の鶏やアヒルは、すべて食用にしたり殺さなければならない。観賞用
の鳥さえ登録しなければならない。感染した鶏は一羽、日本円にして
約2百円で買い上げるという徹底したもの。
世界でも類をみない大作戦だが、有数の人口稠密地区では,この位し
なくては効果がないのかもしれない。しかし、これを徹底的にやれば
住民の日常生活にも大きな影響が出てくる。名物のサテ・アヤム(串に
刺した焼き鳥)も街頭から消える。中国系住民の中には高価な家禽を
田舎の親類へ疎開する者も出てきたという。
わが国ではH5N1型インフルエンザの予防ワクチンが出来たという。
これで人間への感染は予防できるようだが、鳥から鳥への感染はまだ
ルートさえつまめていない。対岸の火とみず、関係者の研究と努力に
期待したい。