日本航空(JAL)の副操縦士(53)がハワイの公園で立ち小便をして警察に留置
され、その影響で飛行機が欠航したという。なんともみっともない迷惑な話だが
僕も半世紀ほど前、海外で同じ経験をしている。若かった時とはいえ、今でもそ
れを思い出すと慙愧にたえない。
昭和37年秋、初めて僕は海外旅行へ行き、エジプトのカイロのナイル川沿いの
ホテルに泊まった。したたか酔っており、その酔い醒ましのため川への道を降り
ると急に尿意を感じた。誰もいないと思ったら、暗がりから警官が現れとがめら
れた。幸いそれだけで済んだが、とたんに酔いが醒めた。
戦前から昭和40年頃まで日本は"酔っ払い天国”であった。世間も酔っ払いには
寛容で、街中で男が立ち小便しても見てみぬふりをした。路地の空き地には”立
ち小便禁止”の看板や鳥居の絵が描かれてあっても平気で用を足していた風景
がよくみられたものだ。
この2,30年、あまり昔のように悪酔いする日本人は減ってきたようだ。あるいはマ
ナーがよくなってきたのか立ち小便する男はいなくなった。世の中悪くなるばかりと
嘆いているが、これは進歩だ。警視庁管内にかって”トラ箱”という泥酔者保護セン
ターがあったが、数年前鳥居坂センターを最後に廃止になった。でも、どうだろう。
ハワイのように”立ち小便”で警察に2日間も留置され罰金をとられることはない。そ
の意味ではまだ"酔っ払い天国”なのだろうかー。
され、その影響で飛行機が欠航したという。なんともみっともない迷惑な話だが
僕も半世紀ほど前、海外で同じ経験をしている。若かった時とはいえ、今でもそ
れを思い出すと慙愧にたえない。
昭和37年秋、初めて僕は海外旅行へ行き、エジプトのカイロのナイル川沿いの
ホテルに泊まった。したたか酔っており、その酔い醒ましのため川への道を降り
ると急に尿意を感じた。誰もいないと思ったら、暗がりから警官が現れとがめら
れた。幸いそれだけで済んだが、とたんに酔いが醒めた。
戦前から昭和40年頃まで日本は"酔っ払い天国”であった。世間も酔っ払いには
寛容で、街中で男が立ち小便しても見てみぬふりをした。路地の空き地には”立
ち小便禁止”の看板や鳥居の絵が描かれてあっても平気で用を足していた風景
がよくみられたものだ。
この2,30年、あまり昔のように悪酔いする日本人は減ってきたようだ。あるいはマ
ナーがよくなってきたのか立ち小便する男はいなくなった。世の中悪くなるばかりと
嘆いているが、これは進歩だ。警視庁管内にかって”トラ箱”という泥酔者保護セン
ターがあったが、数年前鳥居坂センターを最後に廃止になった。でも、どうだろう。
ハワイのように”立ち小便”で警察に2日間も留置され罰金をとられることはない。そ
の意味ではまだ"酔っ払い天国”なのだろうかー。