「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

      死者も出ている東南アジアの新型インフル

2009-07-25 06:49:57 | Weblog
新型インフルエンザの感染拡大を防ぐため回教徒のメッカへの巡礼を制限することで
アラブ連盟加盟国が一致したという記事を見た。今年の巡礼月は11月で、世界160
かから約300万人がメッカへ巡礼の予定だが、新型インフルの感染が拡がるのを恐れ
て65歳以上の老人、12歳未満の子供、妊婦,慢性疾患の病人の巡礼を制限する。

”ノド元すぎれば”の喩えではないが、この春あれほど大騒ぎした新型インフルについ
て、楽観性の僕など忘れかけていたが、ネット情報によればWHO(世界保健機構)が
6月、感染規模をフェーズ6に引き上げた通りインフルは世界的なパンデミック(大流行)
の状態にある。

最新のWHOの統計(7月6日)によれば、感染国は136か国に拡大し、患者数は94512
人に上っている。感染はさらに広まり、東南アジアのタイでは13人、シンガポールのよ
うな小さい国でも3人が死亡している。インドネシアの日本人学校でも一時的だが学級
が閉鎖されている。

幸い日本は今,夏などで患者数は増えていないが、それでも春からの累計患者数は
4689人も出ている。これから季節が秋から冬に向かって流行するのかどうか、すでに
大流行に備えてワクチンはじゅうぶん用意されていると聞くが、ウイルス変化もありう
る。やはり油断は禁物である。