「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

        自民党の”敵前逃亡”"利敵謀議”

2009-07-16 05:27:42 | Weblog
自民党の古賀誠選挙対策委員長の突然の辞意表明に関連して朝日新聞が"タイタニック
から逃げた”という見出しをつけていた。自民党が沈没寸前のタイタニックであるかどうか
はしらないが、地方選の敗北の釈明を求めて両院総会開催の動きは、なにか沈没を予兆
するような気がしないでもない。

自民党の選対委員長という役は党の4役の一つではなかったのか。麻生総理は地方選の
敗北は国政とは無関係という立場を取っている、拡大解釈すれば敗北は選対委員長の責任
ではないわけだ。それなのに、さっさと荷物をまとめ選対委員長室から出て行ってしまった。
これでは、総選挙を前にしての"敵前逃亡”とみなされても仕方がない。

そんな中”麻生おろし”の急先鋒の中川秀直・元幹事長や加藤紘一,武部勤元両幹事長らの
お歴々が今週中に両院総会を求め"謀議”し、すでに開催に必要な三分の一以上の賛成を集
めた。この中には与謝野馨財務相や石破茂農水相も入っており、顔ぶれは"呉越同舟”、いっ
たい、どうなっているのか僕らには理解できない。

先日の産経新聞に自民党総務会で"麻生おろし”ののろしを上げる中川(秀)氏の顔をにらみつ
けるように見ている麻生総理の顔が載っていた。麻生総理の気持ちはよくわかるような気持ち
がする。僕には中川氏が何を主張しているのか解らない。加藤氏にいたっては、いつも反対の
ための反対のトラブルメーカーにみえ、悪いが負け犬の遠吠えである。国民無視の政治屋たち
の内輪もめに写る。自民党に必要なのは挙党一致体制だと思うのだが。