「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

     景気はよいのか悪いのか 折込広告の量   

2009-07-27 04:52:40 | Weblog
景気はよいのか悪いのかーこのところわが家で購読している新聞(二紙)の折込広告
の量がめっきり増えてきた。郵便受けに入らないほどで老妻はその処分に困っている。
先週土曜日のA紙の枚数はなんと38枚、義理でとっている朝刊S紙でも13枚も入って
いた。

ブログの材料に困っていた矢先、僕は閑にまかせてこの広告の内容を分析してみた。
A紙で一番多かったのは不動産関係で17枚もあった。そのうちでも最も多かったのは
中古マンションの販売で12件、ついで新築住宅の販売2件、住宅展示場の案内など
で新築マンションの販売は1件もなかった。

不動産についで多かったのは、スーパーマーケットで4枚、あとは家電大型店、墓地の
販売がそれぞれ2枚。残りは自転車、めがね、ケータイ、大型衣類店などなど。一方の
S紙には不動産関係は1枚もなく、スーパーマーケット、家電大型店が2枚。残りは自社
関係の宣伝パンフレットだった。

折込広告に一番関心があるのは、近所に住む現役主婦の娘で、一日一回はわが家にス
ーパーの目玉商品の価格をチェックにくる。僕にすれば牛乳一本、豆腐一丁の値段が10
円違ったってたいしたことはないと思うのだが、育ち盛りの子供を持つ母親にとっては一大
事だ。

マスコミ関係の後輩にあうと、口をそろえて広告収入の激減の話がでる。新聞もテレビも経
営が大変らしい。折込広告の増加は何を意味するのかー。広告主が直接販売につながる折
込広告にターゲットを絞りこんできたのであろう。景気の上昇とは関係なさそうだ。