「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

         海の記念日 白砂青松の危機

2009-07-21 04:51:18 | Weblog
昨日7月第三週の月曜日は「海の記念日」の祝日だった。祝日法によれば”海の
恩恵に感謝し海洋国日本の繁栄を願って”制定されたのだが、カレンダーに赤丸
がついていても、一瞬なんの祝日だか、毎日が休日の老人は忘れてしまう。

日本で海というと、白砂青松の海岸を連想する。昔習った小学校唱歌にも”松原遠
く消ゆるところ”(「海」大正2年)とか”さわぐ礒辺の松原””なぎさの松に吹く風”(「わ
れは海の子」明治43年)などいろいろ出てくる。その代表格の一つ、羽衣伝説の三
保海岸が今、白砂青松喪失の危機にあると聞いた。

三保海岸(静岡市)は総延長7キロの白砂の海岸で、緑の松原が続く全国的にも名
が通った観光地だが、ここ数年、海岸侵食が進み、かっては広々としていた砂濱が
減り場所によっては遊歩道近くまで削りとられてきているという。海に流れこむ安部
川上流に造られた砂防ダムの影響によるものとのことだ。

青松も危機にある。近年,枯死する松が出始めてきた。全国的に猛威をふるっている
松食い虫によるものだという。抜本的な防止対策がないと聞いているので厄介だ。数
千年もの間、きれいに保全してきた国土が、われわれの世代で喪失破壊されるという
のは残念である。

「海の紀念日」をたんなる休日だけでなく、何か意義ある休日に出来ないものか。例え
ば、白砂を保存するために養浜事業をもっとPRするとか、松の苗木を植えるとか関係
者にお願いしたい。