「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

       平成生まれの新成人に希望を!

2010-01-11 08:06:41 | Weblog
今年初めて平成生まれが成人式を迎えた。昭和1ケタ生まれの老人にとっては、改めて年の
流れの速さに驚かされる。「成人の日」は平成17年の祝日法改正で改められ、今年は今日、
11日だと思っていたのに、新聞をみると昨日、10日に式典をあげた自治体が多い。役所のご
都合主義によるものだが、これではなんのために「成人の日」を設けたのか解らない。

成人式というと、数年前までは新成人による暴力沙汰が多かった。が、ここ1,2年はその騒ぎ
もなく良かったが、今年はまた佐世保、沖縄、福井各地で酒に酔った新成人が騒ぎを起こし逮
捕者まで出している。ある市長は挨拶の中で”ルールを守りなさい”と挨拶をして会場から大き
な拍手を受けたという。その通りなのだ。

新成人が荒れる背景に政治の不安定がなければ良いと思う。昨年の総選挙で政権を獲得した
鳩山政権が、その掲げたマニフェストの大半を破っている。これは国民への約束違反である。そ
して国と国とのルール違反まがいのことをしている。それより新成人の最大の関心事は就職難
による政府の将来への展望とビジョンの欠如である。

今週から国会審議がはじまるが、民主党政権幹部二人の政治資金不正問題が相変らずはっきり
しない。そんな状況下で、小沢一郎幹事長は参議院議員選挙のことだけに夢中のようである。与
党も野党も政治家たちは、もっと目を大きく開き、権謀術策に明け暮れず国のため、国民のための
政治をしてもらいたい。新成人に希望を与えて欲しい。