「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

      小沢さん、”そろそろ老兵は消えたら”

2010-01-15 07:17:10 | Weblog
小沢一郎民主党幹事長は、どうして東京地検特捜部の任意事情聴取に応じないのだ
ろうか。自分の政治政治資金団体が土地購入をめぐって疑惑をもたれて捜査が進んで
いるのである。やましい事がなければ、積極的に協力すべきである。メデイアは連日、
この事件を報じ、来週から国会が始まれば、野党がこれを追及するのは必至だ。また
またこの大事な時に政治は停滞してしまう。

小沢氏は事情聴取に応じない理由として”多忙”をあげているようだが、先日テレビの画
面には、史上最年少の囲碁の平山裕太名人と対局している姿が写っていた。成人の日
であり、新成人を迎えた平山名人と碁を打って悪いというわけではない。小沢氏の碁風
について黄孟王九段は”大局観があって果敢に攻める碁”と評しているが、政治家として
はちょっと大局観に欠けているのではないだろうか。

小沢氏は何かというと「国民」という言葉を口にする。先日も自分の事務所が捜索を受けた
後の記者会見で”私どもは決して法に触れるようなことをしたつもりはない。それは国民も
理解してくれている”と言い”われわれは国民の生活を守るのが第一、そのためにこれから
も頑張る”と語っていた。

僕も国民の一人だが、小沢氏の言う事、やる事はわからない。なぜ4億円も出して世田谷
の一等地に政治団体関係者の寮を建てるのか。国民感覚では解らない。政治家としてKY
になってきたようだ。小沢氏は平山名人との対局のあと”そろそろ老兵は消え去る時”と語
っていたそうだが、国民のためにそれが一番である。