「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

南京ユース五輪 メダルラッシュなのに関心が薄いマスコミ

2014-08-25 06:34:08 | Weblog
南京で開催中のユース五輪はメダルラッシュなのに日本のマスコミの扱いは冷たい。24日だけで男子1万メートル競歩で小野川稔選手、女子3000メートルで高松望ムセンビ選手が優勝、体操の男子鉄棒で湯浅賢哉選手が1位でそれぞれ金メダルを獲得した。金メダルの数は、すでに終わった水泳200メートルの渡辺一平選手など合計6個になるが、僕の購読している新聞は小さくベタ扱いである。

ユース五輪はIOC(国際五輪委員会)公認の14歳から18歳までの若人の五輪で南京で開催中である。14歳~18歳といえば、今、国を上げて力をいれている2020年東京五輪では年齢的に主力選手であるが、僕のみる限りJOC(日本五輪委員会)の対応は、ちょっと首をかしげたくなる。それを受けてか、日本のマスコミも、自社特派員を出さず、共同通信の報道に頼っている。

金メダルを首からさげた選手たちはは記者会見で「これで東京五輪で優勝するのも夢ではなくなった」とそれぞれ喜びを語っていたが、まさに彼らの言うとおりだ。JOCは今大会に男女計78選手をを送り込んでいるが、2020年の東京五輪を考えれば、国際大会を体験させる絶好のチャンスであった。五輪の華ともいえる陸上に男女計7人、水泳8人といのはいかにも少ない。人気のサッカーやお家芸のバレー・ボールの不参加も理解できない。

南京ユース五輪に先立ってJOCは選手役員に対して、政治上の配慮から「Japan」のユニフォームを着て街中を歩かないなど幾つかの注意をしたらしいが、幸い問題は起きていないようだ。JOCがまさか、選手派遣に当たって、こういった政治配慮はなかったと思うが、国際大会を体験できる試金石だっただけに残念だ。