「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

老人向け「深夜便」のストリーミング・サービス

2014-08-28 06:37:01 | Weblog
老人に人気なNHKラジオの「深夜便」が、僕ら世代にはつまらなくなった、という声をよく聞く。僕もその一人だが、理由はアンカーと称する司会者が若返り、内容が僕ら”超”年寄向きでなくなってきたことだ。人気の昔の歌番組コーナーで「Jポップス」特集をやられても懐かしを感じない。この番組の中で”自宅で簡単にストリーミング・サービスを受けられ、ダウンロードすれば再放送を楽しめます”と案内している。僕の周囲の老人に限って言えば、ほとんど誰も内容が理解できない。

”超”年寄りにとって受難の時代である。小ブログにいつも貴重なご意見を賜わるコメンテ―タの一人、lordyupaさんから先日、最近意味不明のカタカナ日本語が多すぎないかと,”コスプレ” ”ゆるキャラ”などの例をあげ、ついでに和製英語についても言及されている。lordyupaさんによれば、災害地での”lifeline"という言葉をよく耳にするが、これも和製英語で、欧米では”ultimate"が正しいのではないかという。

和製英語だけでなく、日本語に言い換え可能な英語が氾濫しすぎている。リスク、トラブル,アスリート、コンシェルジェ、コンプライアンス,インセンティブ、コラボレーション、ターン二ング・ポイントなどなど枚挙にいとまがない。PC時代、ある程度万国共通の横文字技術用語が必要なことはわかるが、lordyupaさんによれば、”アメリカ出羽之守”(アメリカでは、こうだ)式の評論家によってもたらされた横文字日本語が多いのではないかという。僕も同じ意見だが、もう一つ僕が気になるのは、だれでもが知っているつもりでタレント氏が多用する”チョメチョメ”式な流行語だ。こんなことを書くこと自体,歳をとった証拠かもしれないが、気配りのなくなった世代のために一言。