「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

目黒通り12月のの黄葉と紅葉

2014-12-06 05:19:36 | Weblog
昨年暮の膝の手術以来、すっかりご無沙汰していた自由が丘の目黒通り脇の無人スタンドへバスで野菜を買いに行った。12月といえば、季節は初冬だが街路樹の銀杏は黄色に染まり、植木溜めの木々は紅葉真っ盛りであった。
戦前昭和の時代は、12月といえば”カラっ風”が吹き、もっと寒かった記憶がする。街行く人も、襟を立て背中を丸めて気ぜわしそうだった。これが師走の風景であった。
皇居乾門通りが、天皇皇后両陛下の傘寿(80歳)を記念して一般公開され、連日紅葉客で賑わっている。僕もテレビの画面で見たが素晴らしい。12月の紅葉など昔は考えられなかった。70年前の昭和19年12月、東京は米国の空襲が本格化してきた。連日、警戒警報と空襲警報のサイレンが鳴り響き、とても紅葉をめでる気持ちなど起らなかった。

乾門通りの紅葉風景をみて、集団自衛権が行使されるようなことがなく、いつまでも平和な時代が続くことをただ願うだけである。