75歳以上の後期高齢者に対しては”とことん”型医療ではなくて”まあまあ”型医療を勧めるべきだと国際医療福祉大学の高橋泰教授が読売新聞のコラム「論壇」(12月11日付首都圏版15面)で提唱されている。教授によれば”とことん”型医療というのは、例えばガン患者に対して、完全治療を目的に”とことん”手術をしたり、転移しないように抗ガン剤を与える療法のこと、これに対して”まあまあ”型は、高齢者の体力や術後の生活などを配慮した”生活支援”志向型療法である。
昨年9月から今年11月までの15か月間に、僕は膀胱ガン、膝の人工関節置換、大腸ガンと三回も入院手術を受けている。正直いって80歳なかばの老体にとって、出来ることなら手術をせずに治療は出来ないかと思った。それだけに、高橋教授の”まあまあ”型療法の提唱はよく理解できる。
ネットにあった毎日新聞の報道によれば、今年9月に発売されたばかりの前立腺ガン向けの抗がん剤を服用した患者、延べ300人のうち、僅か3か月に5人もなくなっている。60歳代と70歳代の患者である。最近はガン治療医術が進み一昔前までのようなことはなくなってきたが、まだ完全とまではいかない。
僕は手術に当たって、事前に予備入院(血糖値のコントロール)し、身体機能をを完全にチェックした。幸い僕の場合は手術に耐え、無事回復に向かっているが、また、病気が再発して再入院するようなことがあれば、体力に自身がない。高橋教授の提唱する”まあまあ”型治療に頼らざるをえない。しかし、残念ながら今の日本の現状では”まあまあ”型に対応した医療機関が少ない。大型病院での”とことん”型治療は進歩しているのだが。
昨年9月から今年11月までの15か月間に、僕は膀胱ガン、膝の人工関節置換、大腸ガンと三回も入院手術を受けている。正直いって80歳なかばの老体にとって、出来ることなら手術をせずに治療は出来ないかと思った。それだけに、高橋教授の”まあまあ”型療法の提唱はよく理解できる。
ネットにあった毎日新聞の報道によれば、今年9月に発売されたばかりの前立腺ガン向けの抗がん剤を服用した患者、延べ300人のうち、僅か3か月に5人もなくなっている。60歳代と70歳代の患者である。最近はガン治療医術が進み一昔前までのようなことはなくなってきたが、まだ完全とまではいかない。
僕は手術に当たって、事前に予備入院(血糖値のコントロール)し、身体機能をを完全にチェックした。幸い僕の場合は手術に耐え、無事回復に向かっているが、また、病気が再発して再入院するようなことがあれば、体力に自身がない。高橋教授の提唱する”まあまあ”型治療に頼らざるをえない。しかし、残念ながら今の日本の現状では”まあまあ”型に対応した医療機関が少ない。大型病院での”とことん”型治療は進歩しているのだが。