「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

ネパール大地震と出稼ぎ労働者

2015-04-26 07:33:47 | Weblog
ネパール中部でマグニューチュード(M)7の大地震が発生した。現地からのテレビ画面をみると、首都カトマンズなどで多数のビルや歴史的建造物が倒壊、全土で1,800人もの死者が出ている。地震の被害はネパールだけでなく、近隣のインドのヒマラヤ地方に及び、エベレストでは雪崩が起き、犠牲者も出ている。4年前、東日本大震災を体験した、わが国にとっては他人事ではない。

ネパールは地図の上では数千キロも離れた国だが、法務省の外国人登録(2014年)によると、36,107人も日本に滞在している。2000年の統計では、僅かに3,607人だったから、10倍を越すものすごい増加率だ。来日したネパール人の多くは、インド料理店のシェフが多いと聞く。そういえば、かっては東京のコーリア.タウンと言われた新大久保界隈が、最近はネパール.レストランや食材店が増え、500人ものネパール人が住んでいると聞いた。

僕はネパールへ出かけたことはないが、十数年ほど前、JICA(国際協力機構)の技術研修で知り合ったネパール人の青年から、是非ネパールへ昼寝に来てください、と誘われた。日本のせわしない日常生活に同情して言われたのかどうか解からないが、当時ネパールの隣国のブータンが世界の幸福度一位といわれていただけに、なんとはなく理解できないでもなかった。

しかし、ネパールの現実は厳しいようだ。ネット情報によると、約270万人のネパール人がアラブ湾岸諸国に出稼ぎに出ているという。数年前、僕はドバイへ出かけたことがあるが、道路工事の従事者のほとんどが、ネパール人と聞いたことがあった。ある統計によると、ネパールの就労人口750万人の三分の一は海外へ出稼ぎへ出かけているという。

自然災害はいつやってくるのか解からない。同じ自然災害の多い国として、出来る限りの援助の手を差し伸べたい。