「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

平穏でめでたさ一杯 日本の"おらが春"

2017-01-04 06:19:00 | 2012・1・1

東京首都圏は正月三が日、晴天に恵まれ、朝夕にはわが家からも遠く富士の霊峰が眺められた(写真)平穏で静かな三が日だった。80半ば過ぎの老人の僕は、元旦、近所の神社に初詣に出かけた以外、三が日だけ老妻から特に許された「御酒」を、美味しく頂きながらテレビの箱根駅伝の中継を一人で楽しんだ。

安倍晋三総理が2日、茅ケ崎のゴルフ場で財界のお歴々とプレイを楽しんでおられた。昨年は東奔西走、1年間で9回も海外に出かけた総理だけに久しぶりのゴルフだったようである。三が日はホテルに宿泊、家族と一緒に話題の映画「海賊と呼ばれた男」を観賞されご馳走を食べられた。

隣国の韓国では新年早々から、大統領を弾劾する憲法裁判が開かれたが、大統領が出廷しなかった。この国には憲法はあるのだろうか。、一方、釜山では日本総領事館前に、国際法に反して慰安婦像が建てられ市民が騒いでいた。一昨年の日韓の”最終合意”で、わが国はすでに”従軍慰安婦”と称する女性に慰安金を支払い始めている。当然、この合意に従って、ソウルの大使館前の慰安婦像は撤去されると期待したが、逆に新たの像の建立だ。

安倍総理は旧臘のハワイ真珠湾慰霊式で”寛容”の心を説いた。"最終的不可逆的”の合意に反する合意に反する行為に出ても”寛容”な心で許そうというのであろうか。煽動するわけではないが、本来ならば、韓国の大使館前に群衆が押しかけて、シュピレヒコールぐらいあってもよいと思うのだが、めでたさ一杯の”おらが春”の日本である。