「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

オバマ大統領” ぜひ小浜へ来てください

2017-01-13 06:26:16 | 2012・1・1
この20日で退任するオバマ米大統領の最後の演説をテレビで見た。”未来と希望”の大統領の涙の演説は聴く者に訴えるものがあった。代って就任する次の大統領のケンカ腰の品位のなさとは違う。僕はオバマ大統領とは会ったことも話したこともないが、なんとはなく親しみを持っている。

その一つは昭和42年(1967年)僕が新聞社の特派員としてジャカルタに滞在していた時、大統領は6歳の少年でインドネシア人の義父とアメリカ人の母親に連れれてハワイから移住、当時あった日本の大使館近くのメンテン小学校に通学していた。もしかすると、僕は当時日本の援助で建てられたサリーナ.デパートで、母親に手を引かれたオバマ少年をお見受けしたかもしれない。

もう一つは福井県小浜市との関係だ。小浜市は「OBAMA」と同じ名前の関係から”勝手にオバマを支援する会”を結成しているそうだが、足利時代の初期、小浜市の港には、インドネシアのパレンバン(スマトラ)から、”日本国王”宛ての像などの進呈品を積んだ南蛮船が到着している。明の鄭和時代の話で、小浜市には当時、像をつないだ岩が残っている。

オバマ大統領は昨年、米国の大統領として初めて広島の原爆被災地を訪れた。大統領の重責から離れれば時間も今度はできよう。オバマ氏は少年時代、母親と一緒にハワイからインドネシア向かう途中、鎌倉に立ち寄り大仏さまの横で食べた抹茶のアイスクリームが美味しかったの覚えているそうだ。8年間の大統領の職務ご苦労さまでした。是非一度、小浜市はじめ日本のゆかりの地を訪れて欲しい。次期大統領の対日路線が、はっきりしないだけに、一層訪日を期待したい。