「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

不法滞在の外国人の犯罪

2017-09-04 05:46:00 | 2012・1・1
13年前に起きた茨城大学女子大生殺人事件の容疑者としてフィリピンの男(35)が岐阜県瑞穂市で逮捕された。男は茨城から遠く離れた瑞穂市内で妻や子供、義母など6人と一緒にアパートに住み工場で働いていたという。僕が瞬間的に疑問に思ったのは、男の滞在ビザである。10年余りの間、どうして日本に滞在、働いてこられたのか不思議だ。

この事件を伝える同じ日の新聞にはベトナム人の男(31)が群馬県大泉町で警察官に咬みついた後、上半身裸、片手に手錠をはめられた逃走したが、やっと逮捕された記事があった。男は不法滞在者のようだが、捕まった時には長袖のシャツを着て、現金12万円も所持していた。犯罪後誰か男を匿っていたらしい。3年前、埼玉県熊谷市で、ペルー人の男(30)が、6人を殺した凶悪犯罪があったが、最近不法滞在外国人の犯罪がめだつようになった。

法務省によると、今年1月、日本に不法滞在する外国人の数は韓国人を筆頭に6万5270人もおり、その数は前年比3.9%増2452人と増加している。その中で最も多いのは、短期滞在ビザで来日して、そのまま居残るケースが67.7%だが、問題なのは技能研修制度で来日しながら、研修先からいなくなるのが10.0%、次いで留学ビザの悪用が5.8%もいることだ。

在日外国人も多様化してきている。先日、ニャンマーの少数民族、ロヒンギヤ虐殺事件が伝えられると、東京都内でもロヒンギヤ人たちの抗議デモがあった。彼らの在留資格が何なのか知らないが、たしかに僕の家の周囲にも外国人が増えてきている。入管でも厳しい審査を行っていると思うが、不法滞在は厳しく取り締まってほしい。