「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

Jアラ―ト の常態化 と”狼少年”の故事

2017-09-16 05:49:11 | 2012・1・1
北朝鮮が昨日またも北海道の頭越しに弾道ミサイルを発射、襟裳岬東方2200キロの大平洋洋上に落下させた。幸い、被害は無かったが、度重なる暴挙、挑発に怒りを感じる。しかし、一方では、ミサイル発射と同時に鳴り響くJアラーと(全国瞬時警報システム)サイレンに国民は怒りとともに不安や戸惑いを感じているのではないか。

テレビの画面でJアラーとと同時に各地のその時の模様を放送していたが、札幌郊外の輪厚ゴルフ場ではANA(全日空)選手権が40分間プレーが中止され、選手やギャラリーが一時、クラブハウスに避難したという。若干、不謹慎かもしれないが、40年前、有珠山の噴火の際、伊達カントリーでプレー中、噴火に遭遇、退避した時を想い出した。噴火は視覚で危険がわかるが、ミサイルは判らないし、クラブハウスに逃げたからっといって安全だろうか。

北朝鮮の暴挙がいつまで続くのか不明だが、ミサイルの発射が今後も続き、そのたびにAアラートの発令が常態化してくると、新幹線が停止するなど日常の経済活動にも影響がでてくるのではないだろうか。それ以上に怖いのは。国民の間にイソップの”狼少年”の故事のように、政府がJアラーとを発令しても、”またか”という思いが出てくることだ。

誰も弾道ミサイルの被害を受けたことがない。しかし、政府の指針に基づいて小学校の生徒が頭を抱えて、机の下に潜り込む退避訓練は、昭和17年、ドウリットルの本土初空襲後、当時、小学生だった僕らが受けた訓練と変わりがない。政府はJアラートについて、国民が”狼少年”の故事にならないよう内容を検討すべきである。