東京23区内の私大の定員を抑制すべきだとする閣議決定に対して、東京都の小池百合子知事が梶山弘志地方創生相に再考を申し入れた。閣議決定は文科省の有識者会議を経て全国知事会議でも了承を得ているが、小池知事にいわせれば、”こんな姑息な決定で、東京の一極集中の問題は解決されないというのだ。
新宿から私鉄の特急で36分の所に八王子市がある。東京都内の市では人口が一番多い(57万人)中核都市であるが、市内に通信学部を入れればなんと17大学もある。この中には東京都立の首都大学が入っている。1990年代に僕は5年間、八王子の市のはずれの集合住宅に住んだことがあるが、地元では”こんなにゴマンと大学があうのに恩恵がない”と嘆いていた。学生や教員などのほとんどが23区や他の市からの通学通勤者で、地元にカネが落ちないというのだ。
なんでも”ひとこと”言いたくなる小池知事だが、この私大定員抑制反対には僕は賛成だ。地方創生の一環とするのは”お門違い”ではないだろうか。例えば、大学改革して、地域の産業に密着した大学にし、全国から学生を集めたらどうだろうか。戦後の大学改革前までは、全国に旧制の高等専門学校があった。帯広畜産、秋田鉱山、盛岡農林、上田繊維といったように特色があり、全国から学生を集めていた。
戦後の学制改革で、全国の県庁所在地に同じような”駅弁大学”が誕生、今に至っていう。特色がない。これでは若い人たちは東京の大学へ行きたがりたくなう。東京には勉学だけない、プラスアルファ―がある。政府が口を出すべき問題ではないと思うのだが。
新宿から私鉄の特急で36分の所に八王子市がある。東京都内の市では人口が一番多い(57万人)中核都市であるが、市内に通信学部を入れればなんと17大学もある。この中には東京都立の首都大学が入っている。1990年代に僕は5年間、八王子の市のはずれの集合住宅に住んだことがあるが、地元では”こんなにゴマンと大学があうのに恩恵がない”と嘆いていた。学生や教員などのほとんどが23区や他の市からの通学通勤者で、地元にカネが落ちないというのだ。
なんでも”ひとこと”言いたくなる小池知事だが、この私大定員抑制反対には僕は賛成だ。地方創生の一環とするのは”お門違い”ではないだろうか。例えば、大学改革して、地域の産業に密着した大学にし、全国から学生を集めたらどうだろうか。戦後の大学改革前までは、全国に旧制の高等専門学校があった。帯広畜産、秋田鉱山、盛岡農林、上田繊維といったように特色があり、全国から学生を集めていた。
戦後の学制改革で、全国の県庁所在地に同じような”駅弁大学”が誕生、今に至っていう。特色がない。これでは若い人たちは東京の大学へ行きたがりたくなう。東京には勉学だけない、プラスアルファ―がある。政府が口を出すべき問題ではないと思うのだが。