「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

1000万人の一人 僕も”糖尿病”患者

2017-09-22 05:40:20 | 2012・1・1
糖尿病が強く疑われる成人の推計が初めて1000万人を越えたとの厚労省の統計が新聞に出ていた。このほか、その疑いがある予備軍は、前回平成24年度の調査に比べれば、50万人減ったが依然、1000万人いるそうだ。合計すれば2000万人。日本人の成人、5人に1人は糖尿病”の疑いがあるということだ。簡単にこういうが、糖尿病の深刻さを考えれば大変なことだ。

昨日かかりつけの病院から、先月行った後期高齢者医療保険加入者を対象にした「特定健康検査」の結果が知らされた。レントゲン、メタポ、心電図、尿、血液など総合的なチェックだが、医師にいわせると、80歳代後半の老人にしては、”まあまあ”の結果であった。メタポの指針となるBMI(体重÷身長÷身長)が260mg/dl,、つまり太り過ぎだが、治療中の糖尿病の血糖値(HbA1c)は6.4p%と前回より下がっていた。

戦中、戦後の食糧難時代、日本から糖尿病患者はいなくなったといわれている。僕が現役時代の20数年前までも、あまり糖尿病は今のように問題にならなかった。僕も50歳ごろから高血圧で、降圧剤を服用したが、高血糖といわれたことはなかった。医者から糖尿病と初めて診断されたのは、70歳代になってからの事だ。

厚労省によると、糖尿病が増えている原因の一つは、日本人の急速な高齢化によるものだという。たしかに僕の体験からもそんな感じがする。年金生活に入ると、どうしても運動不足になる。それでいて、飽食の時代から美食が多くなる。さらに、80歳代になると、足腰が弱り、家に閉じこもりになる。主治医は食事療法を勧め、毎月、僕の血糖値を見ながら薬の量を調節してくれているが、今回また薬の量が減ったのは有り難いことだ。