安倍晋三総理が昨夕の記者会見で衆院の解散を正式に表明、政局は10月10日告示ー22日投票に向けて一挙に選挙ムードに入った。政局で注目される一つは、小池百合子都知事の新党へのかかわりあいだったが、小池知事は、総理の会見に先立ち、自らが代表となり、党名も「希望の党」と命名した。
新聞報道によると、「希望の党」は全国で150名の候補者をたてるようだが、その中心は首都圏一都三県(神奈川、埼玉、千葉)である。一都三県には、公選法によると、小選挙区が東京25、神奈川18、埼玉15、千葉13.計71あり、一方、比例代表制定員は東京ブロック17、南関東ブロック(千葉、神奈川、山梨)22、北関東ブロック(茨城,栃木、群馬、埼玉)19、合計58名と大票田である。「希望の党」が首都圏を第一のターゲットにするのは当然だ。ちなみに7月の都議選の党派別得票数は、小池知事の「都民ファースト」が第一位で、1,881,030に対して自民党は1,260,101、公明党734,692、民進党は僅かに385,762票であった。
安倍総理は選挙の勝敗ラインは自公併せて衆院定員465名の過半数233だとしている。現在、自民党は288人、公明党は35人合計323人の議席を持っているから、総理は随分低く勝敗ラインを設定したものだ。それだけ、苦戦は覚悟しているのだろう。問題は野党第一党の民進党である。現在の議席数88を維持できるだろうか。「希望の党」の進出で、もしかすると第一党の座を譲ることになるかもしれない。いずれにせよ、政党別勢力地図が塗り替えられるのは間違いない。
新聞報道によると、「希望の党」は全国で150名の候補者をたてるようだが、その中心は首都圏一都三県(神奈川、埼玉、千葉)である。一都三県には、公選法によると、小選挙区が東京25、神奈川18、埼玉15、千葉13.計71あり、一方、比例代表制定員は東京ブロック17、南関東ブロック(千葉、神奈川、山梨)22、北関東ブロック(茨城,栃木、群馬、埼玉)19、合計58名と大票田である。「希望の党」が首都圏を第一のターゲットにするのは当然だ。ちなみに7月の都議選の党派別得票数は、小池知事の「都民ファースト」が第一位で、1,881,030に対して自民党は1,260,101、公明党734,692、民進党は僅かに385,762票であった。
安倍総理は選挙の勝敗ラインは自公併せて衆院定員465名の過半数233だとしている。現在、自民党は288人、公明党は35人合計323人の議席を持っているから、総理は随分低く勝敗ラインを設定したものだ。それだけ、苦戦は覚悟しているのだろう。問題は野党第一党の民進党である。現在の議席数88を維持できるだろうか。「希望の党」の進出で、もしかすると第一党の座を譲ることになるかもしれない。いずれにせよ、政党別勢力地図が塗り替えられるのは間違いない。