「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

被害が少なかった 記録づくめの台風24号

2018-10-01 05:42:54 | 2012・1・1
「台風24号 厳重警戒」の画面のテレビを昨夜から終日見て暮らしたが、この記録づめの台風も温帯性低気圧となって北方洋上へ去りつつある。台風一過、今日の首都圏は、10月1日、衣替えの日なのに,30℃を超す夏日、熱中症に”ご用心”である。やはり、今年は異常気象である。

気象庁の発表によると、台風10号は”50年に1回の大雨”とか、八王子で記録した最高瞬間風速、45.6mは気象庁始まって以来とか、記録づくめだ。自治体が発した避難勧告、避難指示で実際に避難所へ移動した人数もおそらく記録であろう。首都圏ではJRの在来線が、都会ではまだ宵の口の8時から全線ストップした。こんなことは、80歳後半の僕の記憶にない。

不謹慎だが、最近、台風、地震などに対する政府の対応が、昔に比べて”大騒ぎしすぎるのではないかと思わぬでもなかった。しかし、防災には細心の注意が必要なのだ。それは1960年のチリ大地震による津波の三陸海岸被害が教えている。1954年の洞爺丸台風のさいの海難事故も、台風に対する認識不足からくるものであった。中部スラウェシ地震も津波が繰り返し襲来するという基礎知識の欠如によるものらしい。やはり、自然災害国の宿命なのだ。厳重警戒が必要なのである。