「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

スラウェシ地震 日本のトモダチ支援

2018-10-14 06:01:02 | 2012・1・1
スラウェシ中部地震から2週間あまり過ぎ、被害の全容が明らかになってきたが、津波のほか液状化現象の地割れで、今なお5000人が行方不明との情報もある。そのさなか、今度は豪雨により鉄砲水が発生、新たな被害が発生、復興への道は厳しいが、インドネシア国家開発計画庁はJICA(国際開発機構)を通じて、支援復興計画を日本に絞って行いたいと要請してきた。

詳細は不明だが、日本は2004年12月のスマトラ沖地震のさい、国際支援45か国中の最大の支援国で、復興に役立っている。当時、日本政府は約5憶ドル(半額は無償資金援助)を援助、海上自衛隊から護衛艦2隻を派遣、国際緊急援助隊として活躍している。一方、昨年、国連総会で決議された「世界Tsunamiの日」制定にあたっては、日本が音頭をとり、その11月5日という日取りは、幕末,和歌山を襲った「稲村の火」の逸話によるものである。

2011年の東日本大震災の直後、在日米軍2万4千人が、いち早く被災地で「トモダチ」作戦を展開、捜索援助活動に当たってくれた。インドネシアはアセアン諸国中、BBCの調査によれば、親日国ナンバーワンである。地震のあった地域は、先の大戦中、旧海軍の軍政下にあり、地上戦はなかったが、敗戦直前、陸軍の部隊が作戦変更で移動中、地域の住民の世話になっている。「慰安婦」「徴用工」「旭日旗」の問題などない友好国だ。要請があれば、トモダチとして支援したい。