「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

母校の校旗も旭日旗 韓国の失礼

2018-10-07 05:07:07 | 2012・1・1
済州島沖で開催される韓国の国際観艦式に防衛省は海上自衛隊の護衛艦を派遣しないことを決めた。理由は韓国側から護衛艦が掲げる旭日旗が日本軍国主義の象徴で好ましくない。自粛してくれと申し出があったからだ。しかし、旭日旗は海上自衛隊旗であり、国連海洋法条約にも掲揚が規定されている。わが国がとった措置は正しい。

旭日旗は明治22年、旧帝国海軍の軍艦旗と採用され、戦後も海上自衛隊の艦旗として使用されているが、戦前は今より国民の生活に身近な存在であった気がする。手元に僕の幼稚園年長組の自由画帳(昭和11年)があるが、これをみると、ほとんど、どのぺージも旭日旗を掲げた軍艦の絵である。高校野球で知られる朝日新聞の社旗も旭日旗の意匠をアレンジしたものだが、僕の母校、攻玉社中学(旧制)の校旗も旭日旗に校章の「玉」をあしらったものだ。

文在寅政権になって以来、韓国は解決済みの慰安婦問題の蒸し返し、強制徴用工問題、それに今回の旭日旗問題と未来志向を目指す両国にとって逆行するものばかりだ。1998年10月8日、当時の小渕恵三総理と金大中大統領との間に「日韓パートーナーシップ}協定が調印されてから20年だが、この国は何度、協定、条約を結んでもムダである。日本統治下の歴史について、正しい認識を持たない限り、未来志向の話はできない。

(攻玉社)文久3年(1963年)蘭学塾として、明治の教育者、近藤真琴が創立、一時,築地の海軍操錬所にあったことから、海軍兵学校の予備校とみなされ、その関係から、戦前、鈴木貫太郎総理をはじめ海軍大将15人を輩出している。戦前、軍神として教科書に載っていた広瀬武夫、佐久間勉(艇長)も卒業生である。現在、中高一貫の男子校。東京品川区所在